さるぢえブログ

2Bで

2006年4月9日（日）
先週に続き、今週も2Bで写真を見せてもらったりする。
５月６月と関係者のグループ展、個展が続くので出品者の方が毎週、暗室作業にやって来ては、師匠と展示の相談をしている。人様の写真がいろいろ見られて、ちゃっかり楽しい。撮影済みフィルムの現像も徐々に進行中。雪の日に撮ったのは、？？？な露出。

写真友達Y田さん、とうとうwebデビュー。

ギャラリー巡り

2006年4月8日（土）
東京メトロ1日乗車券で乗り放題写真ギャラリー巡りの１日。
■北井一夫写真展atアートスペースモーターさすが大御所作家。力の抜け具合が絶妙。入って左側の壁の並びがとても好きだ。あと、きらきらしたススキ。
■海沼武史写真展「ファミリー・グラウンド」atエモンギャラリーキャノン9910iで出力された氷の世界。きれいだけど、みつめちゃうほどじゃないか？期待しすぎたか。
広尾の駅からギャラリーに歩いていたら雨。出る頃に晴れ。ギャラリーの坪庭にちょうど陽が射してきれいだった。外のソファーに座ってしばし、ぼーっとする。お気に入りのギャラリーの一つ。
■四谷から新宿までギャラリーを巡回。町田健一写真展「星夜彷徨」atコニカミノルタギャラリーA。天体写真。天体写真と言えば星を確認するためのサンプルまたは、技術に走る天文ガイドの読者投稿欄のイメージ。作品として成立しにくい分野だと思っていたが、意外にも楽しかった。
■上田義彦写真展「at Home」いわゆる家族写真。うまい。写真がうまいというよりは、多分、点数も多くてセレクトが良いんだろう。家族写真が苦手な私も隅々まで見た。しかし、家族写真が作品になっちゃうって。。。コクヨのフエルアルバムじゃないの普通は。
■植田正治作品展　「コロタイププリントで楽しむ＜童暦＞の世界」atギャラリー冬青。コロタイププリントという印刷技法で印刷した植田正治作品の展示。12点セット1,000,000円で限定？部数で販売。印刷だけど、すごくきれい。入り口のほうに展示してある小さな正方形のプリントが良かった。
コロタイププリントの作業工程のDVDも見られる。工場見学をしている気分十分。作業工程がいくつもあり、人手もかかっている。「もしかして、12点でこのお値段は安いのかもしれない？」と思わせる手間のかかりよう。

お天気も良くて洗濯

2006年4月6日（木）
お天気が良かったので、洗濯。洗濯かごが空になり、嬉しいぞ。
机の上に置いたままの撮済みフィルムを少し現像。よく考えたら半年近く現像していなかったような気がする。薬剤が貯蔵瓶に残っていたので使ってみたが、大丈夫か？、大丈夫じゃないような気もする。ぱっと見大丈夫なんだけど。ちびっと借金を返した気分。薬品入れにしている箱を覗いたら買い置きが詰まっていた。

日本の写真家たちと「東京-ベルリン」

2006年4月3日（月）
昨日の六本木の用事は、森美術館「東京-ベルリン／ベルリン-東京展」のレクチャーシリーズ第３回”日本の写真家たちと「東京-ベルリン」”で写真評論家の飯沢耕太郎氏がレクチャーしてくれる企画に参加。
日本の写真黎明期の概要を説明しつつ、ドイツ写真との関わりその影響を極簡単に解説。知ってる写真家、知らない写真家の名前、業績やキーワードが出てきてざくざくとわかりやすい話だった。飯沢さんが参考資料として国書刊行会から復刻した「日本写真史の至宝　初夏神経」小石清、「日本写真史の至宝　カメラ・眼Ｘ鉄・構成」堀野正雄を見せてくれる。
短い時間ではあったけど、なんとなく思うに、今見られる多く写真は、戦前までに出尽くしていたんじゃないかという気がする。確か安井仲治もそんなこと言っていたような気がするけど。

写真展巡り

四谷三丁目から新宿コニカミノルタコース。まずは、2B写真仲間から２つ。
■原琢己写真展「ZOOGRAPHIC」4月2日（日）まで。
動物園の動物たちが撮られている。DMはカバの後ろ姿。これがすごく良い。動物園の動物達が不思議と悲しくないのだ、人物のポートレイトよりもポートレイトっぽく、ついつい見入ってしまう。会場をぐるぐるしながら楽しむ。前回のグループ展で出品していた作品も見ているのだが、私には印象が薄かった。今回は、見応えありでおもしろかった。個展はいいなー。と思う。

■コニカミノルタプラザ　フォト・プレミオギャラリーB内藤さゆり[多摩川日和]3月31日（金）まで。
2Bグループ展にも出品していた彼女の作品を見ていたのではあるが、内藤作品を今回初めみたような気がした。内藤ワールドがきっちり展開されていたのだろう。セレクトも苦労していた様子だったけど、いい並びだなー。と堪能する。ここでも、個展だよね。と思う。

師匠が「グループ展なんかダメ、ダメ。」「やるなら個展。」「3回もやればわかる。」とワークショップはじめたころに言っていたことを思いだす。（今は、そんなこと一言も言わないけどね。）
個展しなくちゃ作家とは言えないなーと思った。

■コニカミノルタギャラリーC児玉姫子写真展　Passers-by 静かな肖像。
街で見かけた人に声を掛けて撮ったポートレイト。かっこいい写真でご本人もかっこいい。サインはかわいい。ご本人とちょっとお話してみたかったのだが、先客のおじさんが盛り上がってお話していたので、とりあえず会場を出る。

評論

写真コレクター原茂さんの日記がJapanPhotoでコレクターのギャラリーめぐりで掲載されている。写真雑誌photopreで連載されていたのに雑誌がなくなるらしく、残念に思っていたところ、webで継続されるようなので一安心。
写真雑誌って、出てきては消え、と、なかなか長続きするのは大変らしい。

ギャラリー巡り

昨日、今日のギャラリー巡り
若林泰子写真展「sounds of silence」ギャラリーニエプス：去年の展示からするとかなりバージョンアップな気がする。トーンを捕まえるのが素直にうまいな。と思う。
須田一政　ビンテージプリント展「東京景」ルーニィ：東京の光って、こんなに透明でした？というくらいクリアな感じ。光沢紙の存在感ありあり。
八木清作品展「エスキモーとアリュートの肖像」　PGI
佐内正史作品展「Odysseia」　nca：思っていたより面白かった。１点買うというよりは、写真集で見たい。
宮崎雅子写真展「Coconut Time　〜ベトナム逍遥〜」コダックフォオトサロン：アジア写真なのだが人がほとんど写っていない。という意味で新鮮だった。

逆光

何か間違っているぞ＞自分と思いつつも逆光がやめられないのは、地べたにしゃがんで撮るからね、逆光じゃないと自分の影を撮ることになってしまうのだよ。そもそも、そういう物を撮っているのが間違っているかとも思うのですが。
「逆光は勝利」（(c)ゆうきまさみ）とうことで。

2Bで

昨日、2Bに来ていたT島さんがKONICAPANを使っていて、プリントを見せてもらった「あー。そうそう、こんな感じ。」と久しぶりにKONICAのトーンに対面した。
去年の前半あたりまで、フィルムは、KONICAPANを使っていた。T-MAXとTriXとKONICAでトーンの出方の違いなんて、ぜーんぜんなんのことだかわからず、師匠が「T-MAXにしろー。」と言うのだが、「えー。写ってればフィルムなんてなんでもいいんじゃ？だってKONICA安いし。」と思っていた。私、へそ曲がりだし。しかし、ことあるごとに師匠が「T-MAXにしろー。」と言うので、一応お言葉に従いT-MAX使うことにしたのが、去年の後半。
私が撮るものは、シャドーが多いのでどうしても暗い写真になるのに、シャドー部分のトーンが乏しいKONICAを使っちゃうと、ベターっと黒い写真になっちゃう。フィルムと被写体が合っていなかったらしい。ということがやっと分かってきて、それからは、ちゃんとT-MAX。中間トーンが多い写真だったらKONICAでも良かったのか？
KONICAPAN１００が１０本以上余ったまま使う予定もなく、困ったなー。欲しい人居るかなー。

2Bで最年少と思われる人のブックを見せてもらった。かっこ良いプリントがいくつかあり、しかも、本人すごく素直に露出を決めて撮影しており、フィルム現像もラボに出しているのにすごくきれいなトーンが出ている。「負け越してる」を実感する。何か間違っているぞ＞自分。と思うが逆光好きなのよ。

タジー撮影日記初プリントにトラックバック

佐内正史

佐内正史写真展どこでやるのかと思ったら、ncaじゃありませんか。4月1日まで。
作家インタビューがここに掲載されていました。