結局この2ヶ月ばかり毎週食パンを焼いている。金曜日の午後、洗濯掃除し余力があれば週末のおやつになる何かを作ってパン焼体制を整える。土曜日パン焼、日曜日は筋肉痛で余力があれば何かおやつを焼くのが最近の週末の暮らし。
ポールボキューズの星野さんの動画見てたら、思ったより簡単そうだったし「捏ねて発酵させて焼けば良いんじゃ?」という軽い気持ちが発端だが、思いのほか技術的にクリアしなくちゃならない事が多くて、いまだに真っ当なパンが作れてない。失敗してても焼いてしまえば食べられる。写真のように高い印画紙を捨てるような事は無いのでお金をドブに捨てるような罪悪感を持たなくて済むのが良いし、食べちゃえば消えて無くなるのも良い。
食パンは、山型は好きじゃなくて四角と決めている、蓋付きの正方形の1斤型を合羽橋で調達した。型は水で洗わないでくださいと念を押されるが、使い始めをどうするか聞くの忘れる。(合羽橋のお店は楽しい、素人丸出しでお店の人に聞くとあれこれ教えてもらえる、写真の道具より単価が安いので辛さ半減。)
星野さんのレシピを使って蓋することにした。あんなに膨れるんだから蓋しても四角くなるんじゃ?と安直に考えた。が、やってみたら四角くならない。でも、初めてのパンは食べられた、美味しかった。
ネットでパン焼動画をあれこれ見たけど、捏ね業界カオス。ズブの素人には何が正しいのか判別がつかず、どこかワークショプに行こうにも選択できる知識がゼロなので途方に暮れる。
少なくともグルテン膜が綺麗張る生地を作らなくちゃならないらしい事はわかった。
焼いたパンの画像をFacebookに上げたら、派手な失敗ぷりを見かねた知人がアドバイスをくれた。原因は、捏ね、温度、発酵、生地量、材料の配合、成形やら多岐に渡りションボリになりつつも、新しく始めたことは新鮮だから今のとこ面白い。しかし、「1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩退がる。」みたいに遅々としていて、いつになったら真っ当なパンが焼けるのか?
オーブンも曲者で予熱で設定した温度と実際の庫内の温度が違うというのはよくある事らしく、オーブン用の温度計を使って温度を測ってみた。予熱で庫内が設定した温度に達しない、焼いてるうちに設定温度より20℃くらい高くなったりで「その温度設定は何なのさ?」と言いたくなる。この安定しない具合に、これ不良品か?と疑いたくなるが、オーブンというのはそういうものらしい。