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コダックフォトサロンGallery2 和歌山友子写真展「翳(かげ)のある画(え)」暗い所をデジタルで、高感度で撮影した写真で、ノイズが出ている。が、違和感がなくボンヤリ感が面白い。
銀座ニコンサロン 鬼海弘雄展[東京夢譚]フォトセミナーにも参加する。鬼海がスライドショーをしつつ、作品説明をしたり、写真の事を語る。「PERSONA」の裏になるような作品。で、帰りはその場に居た面々で飲みに行く。長巻きフィルムの巻き方について人それぞれの方法があるもんだと思った。
今日は都写美に行くと決めていた。お目当ては、鈴木理策「熊野 雪 桜」。一見ポジを透過光で見せられているように錯覚する展示。陰から陽への展開にはめられました。鳥肌ものでした。涙出そうになりました。熊野はギャラリー小柳で見ていたんだけど…。完璧にやられました。結局3周する。陰と陽がぐるぐる巡る。
写真展(展示)で、鳥肌立った経験は今までなかった。
PUNCTUMのフリーペーパーが置いてあり、もらってくる。写真評論家の竹内万里子さんがインタビューしている。ちょっと読みかけたけど、すごく面白そう。
昭和シリーズもお目当てだったんですが、理策の後では、「あ〜、家に帰ってきたよ。」な気持ちになってしまい、戻って来るのにしばし時間がかかりました。好きな写真あったんだけど、理策は、最後にすれば良かった。っていうくらい、同じ写真でも別もの。
あと2つ他にも写真展を見たのだが、それはまた、明日。
p.s. 陰と陽、季節が巡って花咲かじじー。
一昨年やったグループ展「Off Road Journey〜旅するモンゴル」の「旅するモンゴル」の部分を英語にしようとして、はたと疑問が。「旅するカメラ」は、カメラが旅をするわけだが、「旅するモンゴル」は、モンゴルが旅するわけじゃなくて、(私が)旅するモンゴルだよね〜。
-Mongolia to travel- これは、旅するモンゴル?ほんとーか?モンゴルくんが旅してない?-Travel to Mongolia- モンゴルへの旅-It traveled around Mongolia.- モンゴルを旅した
何がいちばんしっくりするのか、落ちこぼれの脳みそでは、なにがなにやら、まったくもって煮詰まり中。トホホだよ〜。
母屋表紙絵ねずみくんが、どんぐり図鑑を読みふけってリサーチちゅう。今年の備蓄も万全か?
電車に乗らない日は、英単語を覚え損なうので進捗が遅れる。電車で移動する30分くらいの間がちょうど良い具合に集中できるのよね。いかん、いかん。
NHKの新日曜美術館、今日のお題の渡辺華山には興味があまりなかったのだが、ドーナルド・キーンが出ていたので、動いているドナルドじーさんが見たくてテレビを付けた。例によって彼の仕事について詳しく知っているわけじゃないし、鶴見俊輔、瀬戸内寂聴との対談でもあまりしゃべっていないので、どんな人なのか気になっていたのだ。「日本の最初の友人は死んだ人でした。」海軍に所属していた時に、南方で戦死した日本兵が残した日記の解読をしていたらしい。その日記を書いた人達の事を指して。「日本に居ると毎日発見がある。」「まだ、私は明日の楽しみを知らない」と85歳のじーさんが、最後に言うのである。その貪欲さ具合というか、無知の知具合にシビれた。
友人が良い知らせをくれる。ちょっとさみしいけど。私もがんばらなくちゃ。と、思った。