さるぢえブログ

コンテンポラリーな1日

清澄白河現代アート散歩。
サンドイッチを買って清澄白河公園の工事現場の前のベンチでたべつつノンビリ。
地べたに足がつかなくてブラブラしてたら何気に楽しい。
で、東京都現代美術館に到着したら、常設展がリニューアルしていた。
毎日2時からギャラリートークがあると告知されているので、企画展は後回しにして常設展から見る。今回のは良い。結構楽しめる。ヤノベケンジの「ジャイアント・トらやん」（写真撮影可）が迎えてくれるし。ギャラリートークのお陰で楽しさ倍増。平日で人数が少ないので、質問もすぐできて良かった。お得な感じ。

1Fの大竹伸朗のドローイングを見て、「こんな写真ありそうだな。」→「森山大道とコラボしてたな。」となんとなくつながる。
高木正勝の映像作品が気に入る、見ていて飽きないDVDで欲しい。
3Fの左の部屋が楽しい。
最後の田中功起、ハメられた。

企画展は、おもしろくない。常設展に負けてる。今の展示に限って言えば常設展だけ見るのが正解。

ナディフが充実で本がいっぱいあって危険な風情。写真論関係も棚にまとまっていて探しやすい。

カフェもオープンしており。ベトナムカフェになっていました。「ランチもここですれば良かったなぁ。」プリンと蓮茶で和む。

倉庫のコンテンポラリーギャラリーへ。
お目当ては、タカイシイギャラリーの伊藤存。所々、変なものが引っ掛けてあり、それが気になる。他も全部見る。

今日の合い言葉は「サファイア堀りに行くべきだよ。」

この前見た「21グラム」と同じ監督の「BABELE」に、「存在の耐えられない軽さ」をレンタルしていたので、ちびちび見る。
「BABELE」は、パラレルで3つの話が進む。3本映画ができちゃうような所を横糸を一本通して、1つにまとめてある。
久しぶりに「存在の耐えられない軽さ」を見る。(一時期すごいハマって、ビデオで繰り返し見ていた、戦車がやってくるシーンを音だけで聞くとすごく怖いんだよね。)昨日のトークショーで、アーウィン・シュタヘリさんが「スイスにはチェコから逃れて来た人が居たので…。」の言葉を思い出す。
映画の中でジュリエット・ビノッシュが使っている印画紙はFOMAである事を見つける。カメラも不思議なカメラなんだよ。

東京を行ったり来たり

国道駅に行く。前と少し雰囲気が変わっていた。
母ちゃんからの指令で、上野の国立博物館へ阿修羅のフィギュアを買いに行くがチケットが無いと中に入れず。で、断念。どんどん人が吸い込まれていく、おそるべし。しかし、阿修羅ってそんなに見たいか？ っていうかわざわざ東京に持って来なくても、現地に見にいけばいいじゃん。かわいそうだな阿修羅、商売のためにこんなところまでつれて来られて。と思う。
夕方、中野のギャラリー冬青のトークショー。写真家のライフスタイルが興味深い。帰りにご飯。

久しぶりに山手線の外に脱出してみたら人当たり。普段いかに画一的な所で暮らしているのかよくわかるね。
なんか、世間にはいろんな人がいるなぁ。
視覚の人間だから、電車に乗っていても、町を歩いていてもとにかく見ちゃう。気になる人がいると、じーっと見ちゃったりする。「イカン、イカン」と思って視線を泳がせるのだが。当たりを見渡すと、あんまり視線を泳がせている人っていないんだよね。みんな視覚を、どう扱っているのか気になる今日このごろ。

ムム！。クリクリ頭のおじさんは！

都写美に行く途中でNADiffへ寄ってみた。ら、篠山紀信祭りで上から下までキシン写真。赤い唇が表紙の写真集が平積み。「カラーの大道？」
地下から見るさすが篠山紀信。2Fのビンテージプリントコーナー。キレイなベタが展示してあって感動的。で、プリントのお値段ひゃくまんえん。あれ？あれ？あの〜。えっと〜。「写真差し上げます」をウン十年前にやっていたあなたが、ひゃくまんえん？えっと〜。キャプションは後藤繁雄。う〜ん。価値がるのは良いんだけど。ひゃくまんえんで売るんですか。えっと〜。篠山さん、それってどうなの？ ウン十年前に「写真売ります。」ってやっていた作家たちが、ちびちび築き上げて来たところへ、ちゃっかり便乗？ な、気持ちになる。
と、複雑な気持ちのところへ、クリクリ頭のおじさんが視覚の端をかすめて行った。「ムム！」本人だよ。生だよ。取材を受けに来たらしい。出版社？ 代理店？ よくわからないけどおじさんが何人も居て不思議な雰囲気。
で、うろうろあっちこち見て4Fのカフェにご飯しに行ったら、インタビュー中でありました。ちょっと耳ダンボ。入ってきたのは、写真の神様。ロラン・バルト。ジャック・デリタ。
あ〜。本人に聞きたかったなぁ。写真を売ることについて。

で、都写美へ「やなぎみわ」見る。おもしろかった〜。たのしかった〜。かっこいい〜。
「ゼラチンシルバーラブ」やってたから見た。う〜ん。宮沢りえがカッコいい。彼女だけず〜っと撮ってくれれば良かったのに。

トリミング祭り

今回のテーマ曲は、電気グルーブ「虹」。これだけリピートで流しっぱなし。
写真のレイアウトを考え中で、トリミングしまくり。これが意外に楽しくてイラストレータでいじいじといじくっているうちに腰の調子が変かも？ というわけで気がついたら腰痛な風情。やっと楽しくなって来た所だったのに〜。
しかし、家にあるデザイン本を眺めるに「いったいどうやったらこういうアイディアが出てくるんでしょうか。」という気持ちになる。
現像液も届いたのだが、玄関のたたきの所に放置。

お疲れだったね

金丸真から写真が帰って来た。早速梱包をほどいて箱にしまう。「やぁ。お疲れだったね〜。」
1点フレームをいただいたので、額装したまま部屋に置く。

久しぶりに自分の写真を見ると、少し違って見える。
ちょっと客観的になったのかもしれない。そんな自分が「へぇ〜」って感じで、おもしろい。頑張って言葉で考えた成果かもしれない？

今日は見る日

四谷三丁目を居りて、ベトナム料理屋でお昼ご飯にフォーを食べてからスタート。
■永坂嘉光写真展「聖なる桜」@ルーニィ
　桜の写真で「好き」と思える写真ってあまり無いのだが、この写真展のは好きだ。
■有元伸也「ariphoto2009 vol.1」@トーテムポール ギャラリー
　有元さんの写真は毎度見つめてしまう。なんでかなぁ。ぐるぐる見つめる。
（久しぶりのJ-WAVEからKind of Blueの曲が流れて来た。これ大好きなアルバム。）
■Place M
　タイトルも作家名もキャプションなし。で、う〜ん、よくわからなかった。
　小部屋の方は別の作家さんらしく、動物園写真。こっちのほうが判るかも？ ハードカバーのブックがちょっと、気になる。
■蒼穹舎
　こちらも、タイトルも作家名もキャプションなし。古典的なモノクロスナップ？ いまいち判らない感じ。 う〜ん。スナップ系もネイチャー系と同じような、何と言うか型でしかない物も多いのかもしれないと、思えてしまう。
「久しぶり〜。」な知人に会う。７月に個展をするとか。
■飯田鉄写真展「古いひかり」-上野の記憶- @シリウス
　作例じゃない飯田さんの写真を始めて見る。
■神田川義和写真展「曖昧な時間」@コニミノ。
　大型プリンターで出力したと思われるデカイプリント。タイトルはなぜ「曖昧…」としたんだろう。
ベルグで休憩。
■筬島孝一展「記憶の中の今」@新宿ニコンサロン
　この写真「好き」。脱サラ（家族から反対され）して綜合写専を卒業。経歴がスゴイ。
今日は、豊作な1日だった。
で、帰りにヨドバシで現像液の宅配を頼み、印画紙を買って帰る。

のんびり散歩？

朝からネムネムで1日中寝ていたい気分だったのだが、鍼灸メンテの後「ちょっと体を動かした方が良いですよ。」と言われたので、洗濯してから散歩に出かける。
ドコ行こうか考える。青山の246カフェで知人の仕事が展示されている事を思い出し、青山へ。場所柄堅気な人は少なそうだ。246Bookで気になる本を見つけそうになるが散歩前なのでスルー。カフェでお茶して和み、散歩開始。
桜がだいぶ咲いている。適当にウロウロしてていたら六本木に到着。ちび神社で、おみくじを引く「吉」。
ウロウロしてABCを物色。欲しい本が見つかりそうになる。5万円の料理豪華本。有名な料理人の本らしい？ グラフィックデザインのような、現代アートの彫刻のような盛りつけ。でも美味そう。ポストカードセットが1500円で売っていたので買いそうになる。ヴィヴィアン・ウエストウッドの超豪華巨大本41万円？ 中身は見られなかったけどかなり気になる。図書館で買ってくれないだろうか…。洋書バーゲンを丹念に見ていたら7時。こじゃれた青山・六本木散歩終了。

終了

PIE2009、無事終了。見に来て下さったみなさん、ありがとうございました。
見知らぬ方も見て下さり感想言ってもらえて嬉しかったり、偶然久しぶりにお会いする方もいらっしゃったり。友人の友人の方がいらっしゃったり。銀塩を懐かしがるプロっぽい方がいらっしゃったり。
金丸真さんにはお世話になり、いろいろお話も伺ったり楽しかったです。
慣れない場所ゆえ少々緊張していましたけど。

キャプション頑張ったので、多少、落とし前が付けられたような気がします。

明日からPhoto Imageing Expo 2009

3月26日〜29日。ビックサイト、東4,5,6ホール。
ブース番号：N08 金丸真ブースで写真を展示します。
「Puddle」モノクロ7点。かなり黒焼きです。

今日、ビックサイトにて搬入に立ち会いました。
額装、搬入は金丸さんがしてくださいました。
今までの展示は自分で額装していたので、かなり嬉しくて、
箱からフレームが出て来た瞬間に、
「お！いいじゃん。奇麗なお洋服着せてもらって」という気持ち。
ざくざくっと壁に掛けた瞬間が一番嬉しくて顔ニヤケました。
プチお大尽です。こじんまりと初個展です。

PIEにいらっしゃる方、お立ち寄りください。
土日は、会場に居ります。