さるぢえブログ

「わからないけど、変で楽しい。」

作家高橋源一郎がツイッターで「午前0時の小説ラジオ」というタイトルで24時からつぶやきはじめた。今日は一回目。タイトルは「わからなくっても大丈夫」。

現代美術や写真を見ていると、「わからなくて楽しい。」「変で楽しい。」と、思う作品に会う事があるなぁ。なんて思い出す。

で、高橋さんの今日の最後のつぶやきの終わりに、

…「わからない」の価値は、いまではずいぶん下がりました。 でも、ぼくは「わからない」(けれど面白い)を大切にしたい。ぼくの小説がそう読まれたら、最高です。そのためには、自分の中に「わからない」をきちんと育てないといけないのですが

『…「わからない」をきちんとそだてないといけないのですが』を、ちょっと考え中。

We do not care...

以下、とあるフォトフェスティバルのコンペにあった文章。

We do not care, how old you are, how many exhibitions you have had and where, what camera you are holding in your hands or what technique you are using.
We are sincerely interested in what world and how you see it through photograph!

訳すと、以下のような事を言っているのだとおもうんだが、こんな事言われたら応募しちゃいそうだな。

私たちは、あなたがいくつなのか、あなたが何処で何度展覧会をやったか、どんなカメラを手にしているか、または、どういうテクニックを使っているかという事を気にしません。

私たちは、あなたが写真を通して世界の何をどのように見ているのか、ということに本当に興味があるのです。

ぶっちゃけると、年齢経験不問。

写真展しました。

写真展をやります。初めてのちゃんとした個展です。
ドキドキしています。

お時間ありましたら、ぜひ、お立ち寄りください。

石川圭花写真展「乾いた魚」

期間：2010年6月9日（水）〜 22日（火）
場所：銀座ニコンサロン
時間：10:00 ~ 19:00（最終日は、16:00まで）

日常や旅先の風景に、
落ちている光を見つけたり、
溜った時間の存在を感じるとき、
乾いた砂に水が染み込むように見続ける。
暖かい毛布にくるまれて、
思わず微笑むような気持ちになる。

トホホが充実した1日

英語レジュメの宿題の進捗がよろしくない。自分の過去をほじくるはめになりウツだ。お陰で夜更かしが強化されております。

B&Hに印画紙が入荷するのを待っていたのだが、入荷の気配がない。ちと高いけどヨドで買う。
新宿から市ヶ谷までJRで移動。改札出ようとしたら切符が無い事に気付く。自分が信じられない気分。
カロタイプでプリントしようと思ったら、ネガを持ってくるの忘れる。ここで、一気にやる気が無くなる。
トボトボ、家に取りに戻る。

写真展用のキャプションを書いたので、安心して白岡さんのカタログを読む。

やればできる子

寝癖の治らない髪のような状態のプリント。3回ほどプレスしたけど、真っすぐになりきらないので水没させる。完全に乾き切る前にプレスしたら、「やればできる子」のように真っすぐになった。 これで安心。

都写美でジャンルー・シーフ見て来た。2年くらい前の自分なら凄く楽しかったかもしれないなぁ。シーフの頃のファッション写真って様式美みたいなのが、ある気がするんだよね。で、それが今じゃ見慣れちゃった感があるから、ファッション写真じゃない作品だけを展示したらどいう写真展になったのか、そっちが気になってしまうんだよね。作家としてのシーフってどうなのかなと。

古屋誠一の展示が昨日からやっているのだが、今日は古屋誠一の気分じゃなかったので、ベンチでおにぎり食べて、のんびりしてから戻る。

つきつめて考えれば判らない

最近、レジュメやらキャプションやら書く事を考えているので、脳みそがいつも何かを考えているっぽくて、寝付きが最悪で、寝ても3時間くらいで起きてしまいます。中途半端な時間に起きちゃうので、頑張って寝ると、とんでもない時間まで寝てしまいます。何ヶ月も鍼灸してないから、体が歪みまくっているのも原因ですけど。困った事です。

私は、「他人の事は、判らない。」と思っている。「正しい」といわれる事は、何かを排除しているんじゃないかと疑ってみたりする。「わかりやすい」事は、何か端折って、肝心な事を落としているんじゃないかと疑ってみる事も度々。

とか、色々、考え中。頭が重い。

「ゲド戦記」=「左ききの卒業式祝辞」

夕方からカロタイプで、波打っているプリントをなんとか真っすぐにしようと格闘する。

アーシュラ・K・ル＝グウィンが「ゲド戦記」の作者で、「左ききの卒業式祝辞」と同じ人だと言う事を、高橋源一郎のつぶやきで知る。http://www.ursulakleguin.com/LeftHandMillsCollege.htmlで原文が読める。が、「世界の果てでダンス」白水社に集録されているらしい。

「マリー・キュリーの挑戦」は、マリーの伝記には書かれなかったエピソードやら、彼女を中心に時代背景やらジェンダーを解説したり、彼女と関わりのあった人々の事を語っている。
そして、あとがきの謝辞の一番最後に

『また、アンネ・フランクやローラ・インガルスをはじめとする、少女時代の「心の友」も、私を激励してくれました。彼女たちが「いい本ね」と言ってくれるものになっていれば幸いです。』

と、あるのが印象的というか、ここで”じ〜ん”とする。著者は、この本を若い人に読んで欲しいんだな。しかし、読む前から少し違和感があったのだが、帯のコピー「自然科学を女子の手に！」これが適当なのかどうか…。別のコピー無かったのかな〜。

やりたいこと

チャンスをくれた方々に申し訳なかったなぁ。と、ずーっとひっかかっている事。

数年前に個展をやるチャンスがあったのだが、結局ポシャった事がある。
撮影場所にとらわれないで、写真をまとめようとしたのだが上手くできなかった。
「場所」で括られたシリーズにすれば纏められたのかもしれない。しかし、私は「場所」を説明したいわけでは無かった。ちょこっと撮影した場所で良く知りもしないのに、その括りで纏めたものはステレオタイプな作品でダメだと感覚的に思ったのだ。

と、レジュメの宿題がこなせないので思い出した。

今日もカレーを食べる。うまうまであった。

四谷→日比谷→銀座（歌舞伎座前、ニコンサロン）→神保町。 都心の地理が少し体に馴染んで来た。
どこかでのんびり本でも読みたいと思い自転車で出かける。結局、ちょうど良い場所を思いつかずウロウロして帰宅。欲しい本もあったのだが、この前買ったばかりだから本屋に寄るのは止める。

録画したままのハーバードの政治哲学の「白熱教室」を見る。やっと第3回目。リバタリアリズムがテーマ。「自分を所有しているのは自分である。」がこの主義の根拠。
しかし、自分には教育が足りないというか学問足りないというか脳みそがスカスカ。こういう授業を受けていたら、あれこれ考えるための基礎体力が付いただろうと思う。
鶴見俊輔は戦前にこの大学に居たわけだが、こういう空気を吸って生活していたんだろうと想像した。すげ〜。本人は「日本で小学校しか出てない不良」とか言ってるけど、この学校でやって行けたって凄いぞ。

私は、物事を客観的に説明できない。やっぱり、それは学習しないとできない事だよ。考えたって言葉が無いのだもの考えようがないよ。言葉無しで思考はできないでしょう？

そろそろオレンジジュースの出番

昨日は、2Bで白岡さんのビューイング、参加者全員にカタログプレゼント付き。
総合写専の卒制から最近の作品まで見せてもらう。卒制の時から写真の傾向が変わっていない。日本もアメリカもヨーロッパも、いつでもどこでも白岡順。
作品を譲ってもらえるチャンスもあったが、1ヶ月ご飯抜きになりそうだったので諦める。
カーテンの写真欲しかったなぁ。

今日は、めずらしく午前中に用事があり早起き。
午後、アップフィールドへ「白い夜」を見に行く。天気が良くてカメラ持って自転車で出かける。

そのまま神田の本屋に行こうかとウロウロしているうちに、メンドクサくなってカロタイプ経由で帰宅。