さるぢえブログ

店番くんしつつ、ぐるぐる

本家、哲学者の本を買ったまでは良かったのだけれど、当然の事ながら用語が日常使う言葉じゃないので、取り付く所が無いというか、とっかかりを掴んだ手応えが薄い。つまり、ぶっちゃけ、案の定、予想以上に冒頭からわからないわけです。(-｡-;
学生の時に般教の授業の「哲学」で何かレポート書いた記憶はあるんだけどね。出されたお題も覚えちゃいない。せめて哲学書の読み方くらい教えてくれれば良かったのに。こちらに、その脳みそが無いと判断されていたのかもしれんが… 滑り止め私立大学の「社会学」or「哲学」のどらか選択してねってコマだったからなぁ。先生のモチベーションが上がらないのもしょうがないけどね。

哲学科を出ている友人に、「哲学用語辞典とか必要？」って聞いてみたら、「要らない」と言われた。つまり、”その”哲学者が使っている用語の意味が説明されているとは限らないから使えないらしい。おまけに、例えば、フッサールでも時期によって意味合いが変わってくるらしいんだよね。
で、解説書を読むらしい。定義されているのに定義されていない感じ？
なんかさぁ、「結局、本当の所は本人に聞かないとわからないって事じゃないの？」「説明のための説明のための説明で終わっちゃわね？」って言いたくなってみたり。

人間の考える事だから、やっぱ時間が経つと変わるんだよ。きっと、プリントが変わるのと同じだよ。解釈やら好みが変わっちゃうんだよ。いろいろ楽しい事も悲しいことも体験増えるしさ。突っ込まれたり、褒められたりもするしさ、ぶつぶつ。と、勝手に理由をこじつけてみる。

哲学者がぐるぐると考えた物の中に、何か一本筋の通っている所を見つけられるんだろうか？不安だ。

で、去年の夏に買った解説書はすでにわからないんですけど…

4×5のカメラが可愛すぎる件

ここ2年ほどカロタイプ講評講座と日程がかぶって行けなかった2Bの新年会に行く。持ち寄り宴会なのだが、みんな美味しい食べ物やら飲み物を持ってくるので豪華。お久しぶりの人にも会えて楽しかった。

今年のクイズ大会10問中7問正解。我ながら成績良かったのに、じゃんけん大会に参加しそこなって景品ゲットの行列の最後尾に並ぶ。狙っていた写真集は入手出来ずでしたが、カーシュという写真家が撮ったポートレイトの展覧会の図録をもらう。全然知らないひとだったけど、これが意外に良かった。中でもオキーフのポートレイトが最高に好き。今年は、流れに任せると良い事ありそうです。（本当か？）

2次会は2Bで。
友人が、自作の4×5のカメラを見せてくれたのだが、すごくかわいい。レンズシャッターの音も良い。
「こんなカメラで撮ってもらえると嬉しいかも。撮ってほしいなぁ。」と、思ったけど、友人は写真が仕事で、プロフェッショナルな人なので、おいそれと撮ってもらうわけにもいかず。
「撮ったら楽しいかも。」と、考えるベキなのだろうけれど、4×5は少し敷居が高いのだよ。フイルムの扱いかいとかね。

こぶたパンがおやつ。

トンちゃんって名前なんだって、くれた友人が教えてくれました。にしし。かわいくて嬉しくて食べるのもったいないけど、頂きました。ごちそうさま。

今年最初のカロタイプ講評講座。

ここんとこ、特に、意見を求めたいモードじゃないし、キャプションもタイトルも決めていないので、写真を見せるつもりも無かったのだけれど、並べて見せる事に。

活版印刷された本が美しいので、内容以前に”本”自体を、モノクロ写真を見るように見つめる。フォントのアウトラインのきれいさやら、サイズやら行間やら字間やらインクのノリの濃淡とか、ちびちびと重箱の角を突ついて楽しむ。
ネット上などのバーチャルなメディアでこういう楽しさを得られるものは、私には、まだ、少ないなぁ。知らないだけなのかもしれないけれどね。
だから、多分、モノクロ印画紙の写真を作っているのだろうね。そこからの感触のフィードバックがあるから。

活版印刷の本

カロタイプの店番から帰ってきたら、ポストに「ゆうメール」が届いていた。昨日、古本屋さんに注文した「内的時間の現象学」だ。本の状態も良かった！早い！「ゆうメール」、家に居なくてもポストに配達されて便利じゃないか！

届いた本をぺらぺらめくる。活版印刷なのだよ。字がきれい、小さい字でも存在感がある。奥付を見たら、1991年に20刷、印刷は精興社。この印刷屋さん、確か今はもう活版印刷して無いはずだよなぁ。出版社在庫切れで古本屋さんに注文したのだけれど、ちょっと嬉しい。にしし。(^-^)

どうせなら解らないを楽しむ

ネット上とリアルで本屋巡り。
途中でリアル古本屋で写真集を衝動買い。ヘルムート・ニュートンの写真集を買うつもりだったけど、ほかの知らない作家の写真集にすり変わっていた。Mario Cravo Netoの写真集。

中途半端に解説本を読んでも結局解らないので、どうせ解らないなら本家を読もうというわけで、「てつがくのこじんじゅぎょう」を参考に、わからないを楽しむシリーズ。これにベンヤミンを追加したいのだけれど、それはまたという事で。とりあえずの取っ掛かりを作ってみた。
フッサール 「内的時間意識の現象学」みすず書房
メルロ＝ポンティ 「知覚の現象学」みすず書房
バルト 「表徴の帝国」 ちくま学芸文庫
オルテガ 「大衆の反逆」ちくま学芸文庫

鶴見俊輔、小田実「オリジンから考える」岩波書店←これは衝動買い。

夕暮れ時に中央線からみた西の空のグラデーションがとてもきれいで、ほんの少しの間だけ、うっとり眺めた。

ちょっくらリセット

昨日が昨日だったので、ちょっくら気分転換、リセットしに出かける。大丈夫。今年もがんばれます。仕切り直しも完了。ちゃっかりセージも入手。これで安心。

うろうろしたわりにシャッターは切らず。安売りの服を買いそうになったのはガマンした、素敵なイタリア服の店も50%offだったけど当然買えないのでガマンした、のに、別の所で衝動買いしてしまった。

途中でご飯食べた店で、人生相談モードの人の会話に耳ダンボ。親子関係血縁関係で満たされない男の悩み。ふむ。商売やら自営やらの家系は、公私が切り分けられないので、男系列は大変だね。興味深い。というか「オタクもですか。」と、思う。

ISS見たよ

起きたら母ーちゃんからツイッターで＠が来ていたので、母ーちゃんと上野千鶴子が好きだの嫌いだのとツイッターでやりとりする。男の言葉を武器に持った戦略的な上野さんの事を、母ーちゃんは好きじゃないかもな。
ちなみに母は、女である事を意識的（まぁ、確信犯で）に逆手に取って、「あるべき形」を実現しようとする主婦だけど”筋金入り”の活動家（褒め言葉）だと、私は思っている。ちょっとエキセントリックな所あるけど。（エキセントリックな所は私にも似た所あるな。）

同居人の家に親戚集合な日だった。経済、政治、国際、原発、小説、映画、音楽、写真どの話題も無くて、おいいし店の話題と携帯の使い方講習会で、まいど取り憑く島が無くてアウェー感満載。自分の好き嫌いとか良い悪いを主張する事を求められないというか、必要としない所なので精神的に酸欠になる。しかし、こういうご時世でシリアスな話題を１つもしないってのは、ある意味すごいね。

浅草の鯛焼き屋さんで写真展を見に行く。写真と美味しい鯛焼きで満足な正月。
ちょうど居合わせた友人がISSを見に行くというので、ちゃっかり便乗。空の広い隅田川へ。ちょっと雲があったけど肉眼で見えた上に、反射がきつくなると、かなりはっきり奇麗。かなり早く移動する。地球を見下ろしながらグルグルしているクルーの人を、「横浜買い出し紀行」のターポンに乗っている人と重ねてみる。

地下鉄の改札から伊勢丹の袋を持った人が沢山

東京都現代美術館1/2,3が無料になる展示があるので、出遅れつつ行く。ロスコの作品は1点だけだった。特別展示の浅井祐介の作品の前でグルグルする。各地の土を絵の具にして、でっかい作品を作っている。製作中の様子もそのままにしてあって、それも良かったかな。わくわくする。

帰りに新宿ジュンク堂に寄って本を探すが、一番欲しい本は出版社在庫切れ。いつから在庫切れなのかわからないけれど、流通在庫はほぼ無くなっているみたいなので、古本屋で適当な値段で適当な状態の物を探さねばならない。ちと面倒。図書館で借りても良いのだけれど、いつ読み終わるか判らないような本だからなぁ。積読本がいっぱいあるから焦らなくても良いのだが…。

とりあえず年賀状など書いてみた

去年アルルのVoise Offの会場で目の前に座っていたおねーちゃんの背中の写真が今年の年賀状。

今年は写真の傾向変えるというか拡大の予定。なのでみなさんどうぞよろしく。上手く拡大路線に乗れると良いのだけれど。

祝、無事？ とりあえず年を越しましたね。というわけで、明けましておめでとうございます。