本家、哲学者の本を買ったまでは良かったのだけれど、当然の事ながら用語が日常使う言葉じゃないので、取り付く所が無いというか、とっかかりを掴んだ手応えが薄い。つまり、ぶっちゃけ、案の定、予想以上に冒頭からわからないわけです。(-。-;
学生の時に般教の授業の「哲学」で何かレポート書いた記憶はあるんだけどね。出されたお題も覚えちゃいない。せめて哲学書の読み方くらい教えてくれれば良かったのに。こちらに、その脳みそが無いと判断されていたのかもしれんが… 滑り止め私立大学の「社会学」or「哲学」のどらか選択してねってコマだったからなぁ。先生のモチベーションが上がらないのもしょうがないけどね。
哲学科を出ている友人に、「哲学用語辞典とか必要?」って聞いてみたら、「要らない」と言われた。つまり、”その”哲学者が使っている用語の意味が説明されているとは限らないから使えないらしい。おまけに、例えば、フッサールでも時期によって意味合いが変わってくるらしいんだよね。
で、解説書を読むらしい。定義されているのに定義されていない感じ?
なんかさぁ、「結局、本当の所は本人に聞かないとわからないって事じゃないの?」「説明のための説明のための説明で終わっちゃわね?」って言いたくなってみたり。
人間の考える事だから、やっぱ時間が経つと変わるんだよ。きっと、プリントが変わるのと同じだよ。解釈やら好みが変わっちゃうんだよ。いろいろ楽しい事も悲しいことも体験増えるしさ。突っ込まれたり、褒められたりもするしさ、ぶつぶつ。と、勝手に理由をこじつけてみる。
哲学者がぐるぐると考えた物の中に、何か一本筋の通っている所を見つけられるんだろうか?不安だ。
で、去年の夏に買った解説書はすでにわからないんですけど…
>「結局、本当の所は本人に聞かないとわからないって事じゃないの?」
これはそのとおりです。もっとも聞いてもわからないかもしれませんが。
これまでに重要な哲学者は30人くらいしかいないとも言われています。
そのときどきの哲学者はその彼らに論戦を挑んでいるともいえます。
哲学者は「俺は物事をこういうふうに考えているんだよ」ということで本を書いています。だから、そこで使われている言葉(意味とか使い方)は基本的にその哲学者自身のものです。それについて何か言うためには彼の土俵に上がる必要があります。
写真でいえば「この黒が好きなんだよね、なんか文句ある?」というのに似ています。
で、解説書は内容を解説してもらうためのものではなく、「あ、こういうふうに読むのか」といったもので、位置づけは参考書です。
『難解な本を読む技術』高田明典(光文社新書)という本もありますが、あくまでもテクニカルな内容です。
最終的には石に齧りついてでも読まないと理解はできないのですが、その前に「こいつは何を言いたいんだろうか」と考えるのは結構有力です。
投稿情報: ろくろく | 2012/01/10 22:39
30人しか居ないんだ…。あとは枝の人たちなのか。参考書も選ぶのが難しいなぁ。齧りつきモードで、web上を検索中です。
>「こいつは何を言いたいんだろうか」
で、がんばるよ。
実は、ちょっと楽しい。と、思っている。
投稿情報: さるぢえ | 2012/01/10 23:30
Shoot, so that's that one suppoess.
投稿情報: Carlye | 2012/02/15 17:54