写真展を2つ見る。
- 蒔田恵理 transience -変転- @ パストレイズ
- 木津康夫写真展 桑を這う蚕 @ ギャラリーE&M
横浜中華街のあたりをウロウロ。人に会って、話をするのは精神衛生上重要な事だとしみじみ認識。横浜は水曜日休みの店が多いのだが、それと以上に静な感じでした。それでもウロウロしたら少し気持ちが軽くなった。
原発事故の汚染された水を海へ垂れ流しちゃったらしい、日本政府はコミュニケーション能力が不足しているから、この事をご近所の国に一言もお知らせしたり相談したりしなかったらしい。顰蹙を買いまくる。(←イマココ)外国からの救援が撤退したり、援助が無くなる。今まで珍重されてきた農産物も工業製品も輸出も難しい。国内の経済が落ち込みまくる。と、世界から孤立する。→日本逆切れ。って事にならいと良いけどね。 などと考えてみたり。
フランスのサルコジ大統領って全然好きじゃないんだけど、来日した時の在日フランス人向けの演説が染みる。これね。 自分が何を見て、何を感じて、何をしているのか、何をしようとしているのか、って事を話しいるのだが、それだけの事なんだけどね。日本の首相にもこれくらいの事は言って欲しい、というか言うべきだ。以下、抜粋だけれど、
親愛なる同国の皆さんにも、国の連帯を表明します。私たちが地震後の最初の影響に直面して経験した状況を振り返りたいと思います。フランスの義務、私の義務は日本に在住するフランス人を保護することでした。危機発生当初から、私たちの領事館および大使館のネットワークが動員されました。駐日フランス大使以下、彼らの機動力、高い即応力、勇気をたたえます。日本在住フランス人社会の迅速な対応に対し、一部に慎重な意見があったことも承知しています。私はこの予防原則の適用がフランス当局の義務だったことを躊躇なく申し上げます。私はフランス人に首都圏を離れることを思いとどまる理由はないことを勧めるために下された決定を受け入れます。私の義務はフランス人を保護することであり、フランスにいる近親者のもとに帰りたいと希望する家族を支援したことは正しかったと思います。フランスは世界中どこでも、外国に在留するフランス人を保護する義務があり、私は共和国大統領として、その義務を負う最高責任者です。
日本の政府が「守る」のは、昔からいつも、人では無くシステムなんだよね。人は「自己責任だから勝手に脱出してね。」なんだよね。それは、日本の古い会社組織もそうだよね。マスコミが上手く機能しないのも「システムを守る」からだと思うんだ。
あり得ない事だけれど万が一、日本の首相がサルコジみたいな事言ったら、日本嫌いな私でさえ「日本人で良かった」と、思うだろうな。
いろいろ他にも考えたけど上手くまとまらない。
朝日のオピニオンに阪大名誉教授の川北稔という人のインタビューが掲載されていた。2つ目の見出しにある、「復興は必ずできる東洋のポルトガルそれも悪くない」とあり、そうだよねぇ。と、納得する。いままでのシステムを変えないといけないよなぁ。システムが変われば今までの抱えていた問題も少し良い方向に行くと思うんだよ。雇用とか地方のしおれ具合とか当然エネルギー問題も。
カズオ・イシグロ「私を離さないで」を入手。面白い。
移動の電車で没頭してしまうので電車をおり損なう心配がある。久しぶりに小説に没頭する。
で、没頭したついでに、「お腹がふくれないもの」について、 また、考えた。でも、これは、またの機会に。
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