さるぢえブログ

4×5のカメラが可愛すぎる件

ここ2年ほどカロタイプ講評講座と日程がかぶって行けなかった2Bの新年会に行く。持ち寄り宴会なのだが、みんな美味しい食べ物やら飲み物を持ってくるので豪華。お久しぶりの人にも会えて楽しかった。

今年のクイズ大会10問中7問正解。我ながら成績良かったのに、じゃんけん大会に参加しそこなって景品ゲットの行列の最後尾に並ぶ。狙っていた写真集は入手出来ずでしたが、カーシュという写真家が撮ったポートレイトの展覧会の図録をもらう。全然知らないひとだったけど、これが意外に良かった。中でもオキーフのポートレイトが最高に好き。今年は、流れに任せると良い事ありそうです。（本当か？）

2次会は2Bで。
友人が、自作の4×5のカメラを見せてくれたのだが、すごくかわいい。レンズシャッターの音も良い。
「こんなカメラで撮ってもらえると嬉しいかも。撮ってほしいなぁ。」と、思ったけど、友人は写真が仕事で、プロフェッショナルな人なので、おいそれと撮ってもらうわけにもいかず。
「撮ったら楽しいかも。」と、考えるベキなのだろうけれど、4×5は少し敷居が高いのだよ。フイルムの扱いかいとかね。

こぶたパンがおやつ。

トンちゃんって名前なんだって、くれた友人が教えてくれました。にしし。かわいくて嬉しくて食べるのもったいないけど、頂きました。ごちそうさま。

今年最初のカロタイプ講評講座。

ここんとこ、特に、意見を求めたいモードじゃないし、キャプションもタイトルも決めていないので、写真を見せるつもりも無かったのだけれど、並べて見せる事に。

活版印刷された本が美しいので、内容以前に”本”自体を、モノクロ写真を見るように見つめる。フォントのアウトラインのきれいさやら、サイズやら行間やら字間やらインクのノリの濃淡とか、ちびちびと重箱の角を突ついて楽しむ。
ネット上などのバーチャルなメディアでこういう楽しさを得られるものは、私には、まだ、少ないなぁ。知らないだけなのかもしれないけれどね。
だから、多分、モノクロ印画紙の写真を作っているのだろうね。そこからの感触のフィードバックがあるから。

どうせなら解らないを楽しむ

ネット上とリアルで本屋巡り。
途中でリアル古本屋で写真集を衝動買い。ヘルムート・ニュートンの写真集を買うつもりだったけど、ほかの知らない作家の写真集にすり変わっていた。Mario Cravo Netoの写真集。

中途半端に解説本を読んでも結局解らないので、どうせ解らないなら本家を読もうというわけで、「てつがくのこじんじゅぎょう」を参考に、わからないを楽しむシリーズ。これにベンヤミンを追加したいのだけれど、それはまたという事で。とりあえずの取っ掛かりを作ってみた。
フッサール 「内的時間意識の現象学」みすず書房
メルロ＝ポンティ 「知覚の現象学」みすず書房
バルト 「表徴の帝国」 ちくま学芸文庫
オルテガ 「大衆の反逆」ちくま学芸文庫

鶴見俊輔、小田実「オリジンから考える」岩波書店←これは衝動買い。

夕暮れ時に中央線からみた西の空のグラデーションがとてもきれいで、ほんの少しの間だけ、うっとり眺めた。

ISS見たよ

起きたら母ーちゃんからツイッターで＠が来ていたので、母ーちゃんと上野千鶴子が好きだの嫌いだのとツイッターでやりとりする。男の言葉を武器に持った戦略的な上野さんの事を、母ーちゃんは好きじゃないかもな。
ちなみに母は、女である事を意識的（まぁ、確信犯で）に逆手に取って、「あるべき形」を実現しようとする主婦だけど”筋金入り”の活動家（褒め言葉）だと、私は思っている。ちょっとエキセントリックな所あるけど。（エキセントリックな所は私にも似た所あるな。）

同居人の家に親戚集合な日だった。経済、政治、国際、原発、小説、映画、音楽、写真どの話題も無くて、おいいし店の話題と携帯の使い方講習会で、まいど取り憑く島が無くてアウェー感満載。自分の好き嫌いとか良い悪いを主張する事を求められないというか、必要としない所なので精神的に酸欠になる。しかし、こういうご時世でシリアスな話題を１つもしないってのは、ある意味すごいね。

浅草の鯛焼き屋さんで写真展を見に行く。写真と美味しい鯛焼きで満足な正月。
ちょうど居合わせた友人がISSを見に行くというので、ちゃっかり便乗。空の広い隅田川へ。ちょっと雲があったけど肉眼で見えた上に、反射がきつくなると、かなりはっきり奇麗。かなり早く移動する。地球を見下ろしながらグルグルしているクルーの人を、「横浜買い出し紀行」のターポンに乗っている人と重ねてみる。

とりあえず年賀状など書いてみた

去年アルルのVoise Offの会場で目の前に座っていたおねーちゃんの背中の写真が今年の年賀状。

今年は写真の傾向変えるというか拡大の予定。なのでみなさんどうぞよろしく。上手く拡大路線に乗れると良いのだけれど。

祝、無事？ とりあえず年を越しましたね。というわけで、明けましておめでとうございます。

大晦日って言っても土曜日だよね

今年は、年末モードのスイッチが入らないし、年越しって気持ちに全然ならない。とりあえず年賀状だけ買ってみたけど、書く気がさらさらない状態。クリスマスの時は、クリスマスケーキ売ってるの見ても、「クリスマスなんてあと１週間くらい先じゃないの？」くらいな感じだったしね。って、書いていたら日付が変わって大晦日になっていた。でも土曜日だし。「良いお歳をー。」って挨拶するのは好きだけど年末にリアリティーが全然ない。
写真の事以外はどうでも良いというか、脳みそクンが写真の事しか考えようとしないのでしょうがないね。何かがひっかかってきていて、もう少しのような気がしているけど、手応えがいまいち。ぶっちゃけ方が足りないというか…。
しかし、今年は人でなし度が高まったね。

木曜日はカロタイプの定休日なのですが、年末モードで29日は臨時営業。
30日、今年最後の営業日。暗室の予約が一杯になって満員御礼。年末休みに入ってサラリーマンの方々は時間に余裕が出来たのか、焦っているのか…

自分のプリント、以前は、コントラストを低くして黒く押さえて相対的にハイライトはココだね。ってプリントしていたけど、今は、ハイライトぶっ飛ばして、白は白として欲しい。白が抜けていると気持ちいい。と思ってみたり。かと言って黒は黒として存在して欲しいので、当然、コントラスト高くなる。シャドーの所を潰さないようにすると、当然、明るくなる。（当社比）普通の写真ぽくなってきた。耐久性は上がっているのかな？

あっこちゃんの「遠くは近い」好きだなぁ。
あっこちゃんみたいに、何やってもあっこちゃん節になるって凄いなぁ。って飽きずに聞き続けている。

真っ白なコンバースの靴紐をトリコロールにしてみた

かなりバカっぽい靴になった。にしし。

火、水と都写美の図書室で写真集を見る。
100 Most Influential photographers of all timeというリストがFacebookで流れて来たが、100人の作家のうち50-100までの作家のほとんどを知らなかったのね。このリストを作った人がどういう人なのか知らないし、ファッションが多いし、なんだかなぁって気持ちもあったけど、とりあえず、取っ掛かりにしてみた。

基本、洋書ばかりなので解説やら経歴のテキストは読まないでスルーして、ひたすら写真だけを見る。当然の事だけど、テキストが無いとぜーんぜんわかんない写真と、テキストが無くても勝手に想像力が膨らむ写真の両方がある。で、長く見ていられて楽しいのは、後者の方だね。
あまり好みじゃない傾向の写真だと思っていた作家の作品が意外に面白くて気に入ったり。

以前から見ようと思っていた、Martin Parr ”Bad Weather"。お天気の悪い日の人々の様子をモノクロで撮った作品。ここから今のMartin Parrが想像できないっていうか、できるって言うか、”ソコ”から、今の写真に至る経緯を知りたい。

他にも見てみたい作家を何人かリストアップしたので、年明けたらしばらく図書室に通ってみようかな。

Newtonって名前のベルギービール飲みつつメモ

22日（水）
寝ながら気持ち悪くなる。
手に塗ったL'OCCITANEのハンドクリームの香がホワワーンと匂ってくると、「う、気持ち悪る！」ってなるので、手は布団の中にしまったままで、ガンバって寝る。普段は気にならない匂いでも調子悪いとダメだね。起きたら何とも無かった。
最近、緊張して背中やお腹が固まっているから良くないのかもしれない。

23日（木）
都写美で写真集をガシガシ見る。一度に貸し出してくれるのは3冊までなので、1作家あたり最大3冊かな。前回、脳内ネットワークから外れて名前を思い出せなかった、リゼット・モデルの写真集も見た。なるほどダイアン・アーバスの先生だよ。
前回のリストで印象的だったのは、Paolo Roversというイタリアの写真家。ファッションな人がなのだが、淡々としたヌード写真がいいなぁ。あ！日本にはYellowsがあるじゃないか。
Steven Meisel ファッションなんだけど、モデルの性別が一見良くわからない写真があって、それが気に入る。
写真を知っていても名前知らない作家も居た。忘れないように写真の印象をメモしたりしているんだけど、思い出せるか不安だ。鳥頭だからね。
今までポートレイトがあまり良くわからなかったけど、いろいろ見ているうちに、ポートレイトでも好きな写真とあまりひっかかってこない写真がある。この違いが何なのか気になる。
ところでファッション写真って、エロチック節なんだろうね。前回はファッション写真を大量に見て、少しグッタリしたよ。かと言ってそうじゃないファッション写真ってどんなんかな。カタログ写真になっちゃうんだろうか？
今回は、良い引っかかりが少なかったなぁ。何故だろう、こちらの問題か？ リストには残り約25人の作家の名前が残っている。少なくともあと2回くらいは図書室通いだな。

恵比寿駅から都写美に行く途中の左側に、Santa chuboというカフェがあるのだが、ココアが濃くて美味いので次回から和み場所にしようと思う。iPadのWiFiもつながるし。

23日（金）
ここんとこずーっとRCでワークプリントしていたのだが、久しぶりにバライタでプリント。5カットくらいプリントしてみた。ドライダウンが激しいにも拘わらず、ベルゲールの黒が好きだという事とは、よく解った。f^_^;) 乾き始めるとミチミチ黒くなるんだよ。わはは。

今、まとめている写真に「ジュ テーム モア ノン プリュ」みたいなネジくれたタイトルを付けたいのだが、妄想と教養が足りなさすぎで何も思いつかず。むぅ。

24日（土）
前日のプリントを眺める。
同居人の甥（中学生）が来たので、近況を聞く。成績が伸び悩んでいるらしいが、まだ、いくらでも時間があって、発見する事もいっぱいあって羨ましい。

シメもブルームギャラリーです

大阪のブルームギャラリーのコレクション展「BAITEN collection」 で、私の写真が展示販売されています。コレクション展なので新作ではありませんが、お時間のある方は是非お立ち寄りください。
沢山の作家さんが参加されているので、いろいろな写真があって楽しいと思います。
クリスマスプレゼント選びに悩んでいる方もどうぞ。(^_^)/

#TwitterとFacebookには告知を出したのに、ブログに告知を出していなかった事に今頃気づいた私。

冒頭からトラップに嵌りつつ

見た展示。

資生堂ギャラリー「ダヤニータ・シン」展。ツボに嵌る。このギャラリーの展示を全て見ているわけじゃないけど、ハズレだった事が無いなぁ。で、今回も図録を買ってしまった。

21_21「アーヴィング・ペンと三宅一生」展。もっとちゃんとプリントが見られると思っていたんだけどね。スライドショーメインで、居眠りしそうになった。

工房親、白岡さんがグループ展で1点作品を展示している。

都写美の図書室で写真集を見まくる。

昨日は、カロタイプで店番＋フィルム現像。忘年会という名目の飲み会。面子は2008年のアルル組。そういえばこの面子で集まって飲んだの初めてかもしれない。コンペやらフォトフェスやらいろいろな話をする。韓国料理がウマウマだった。