さるぢえブログ

写真を始めるワニくんの絵本でニヤける

"Momo fait de la photo" を読みながらニヤける。
Momoは、写真やる！って思い立ちカッコきめきめで、友達の写真を撮るのだが、出来上がった写真は誰からも褒められず。しょげて、写真やめる。って、すごすご部屋へ戻って、ふて寝する。で…。って、お間抜けな話。
前は絵だけ見て面白がっていたが、少しだけフランス語に親しめるので、文字も少し読めるよ。楽しさ倍増？
作者の Nadjaさんは絵本とか児童文学の作家さんらしい。作品いっぱいある。エジプト出身だったんだね。インタビュー動画もあるがフランス語もうちょっとできるようになら無いと、理解出来ずですが…。

カロタイプにフィルム現像の薬品をボトールキープしてタンクも持ち込み、フィルム現像もカロタイプでやってたのだが、薬品を使い切ったので、フィルム現像関係のお道具やら小物を持ち帰ってきた。よって、年内は、もう、フィルム現像しない気がする。年内に処理しないといけないプリント溜まってるしね。

友達から結婚式の招待されるが、おめでたい事なんだけどね。断る。大人の常識としては、招待されたら断らないんだが、「ちゃんとお祝儀出してくれる人を呼びなよ〜。」「結婚式は資金回収のためにやるんだから。」と、あと、洋服とか考えるの面倒なので、人生で２度目のお断りをする。お祝儀代わりにプリント引き換えでも良いよと提案もあったが、一瞬それでも良いかと思ったけど、しばし考え、日々結構鬱々とシンドイ作業してるので、お祝儀代わりで手放せないな、と、思い直す。
そもそも、自分が、いわゆる普通の一般的な結婚してないしね、そういうのに興味無いしね。と、まぁ、非常識だよなぁ。

それとは別に、最近、エクスキューズする事が多いような気がしてきた。ヘタレてるな。

理不尽満載

アレッポの街がロシア空軍に空爆されている動画とネットで出くわす。胃というか胸か、脳みそか「きゅぅ」っとなって号泣。この動画を撮影した人はその日の4回目の空爆で亡くなっている。映画なら作り物だから本当に人が死なない、感情移入しても安全だ。しかし、これは現実だ。テロに対抗するって大義名分を"作り上げ"、市民を虐殺してる、どうしてこんな事が出来るんだろう。空爆した兵士とその下で傷つく人、死ぬ人、逃げ惑う家族に、なんの違いがあるのだろう。
偉い人に人殺しをしてこいって言われたら、「NO!」ってお家に帰ろう。兵隊なんてやめちまえ！そうやってみんなが少しずつ、「NO!」を持ち寄ったら、と、思う今日この頃。敵は隣の人じゃなくて、人を殺して、自然を破壊してお金に替えようとしている人でしょ？

人を殺したら罪に問われるのに、空爆した国は罪に問われないんだよ、問われないばかりじゃない、正しい行いだと言われちゃったりするんだよ。おかしいだろ。人殺しなのに。

小熊英二著「社会を変えるには」やっと最後にたどり着く、小熊さんの本を読みきったのは、よりみちパンセ「日本という国」以来、2冊目。もう一回くらいちゃんと読ま無いとって気がするけど、時間と空間が自由自在。学者の？小熊さんの？脳みそってどうなってんだろう、すごいな。
新書だから用語も説明しつつ書かれていて、ちゃんと読めば分かるように書かれてる。すんごい親切。この厚さになるのもしょうがないね。この説明の丁寧さは、1聞くと10くらいの解説をしてくれる友人を思い出させる。
ジュンク堂渋谷店の民主主義フェアでこの本をリストから外した人が誰なのか知らんが、「おわりに」の後書きを読んだのか？本の関わる全ての人にお礼を述べている、そんな後書き読んだこと無い。

自民党は突然、今の自民党になったんじゃ無いんだろうな。戦後一貫して粛々と与党としてやってきた結果なんだろう。気が付いたらガラッと変質してたように見えるけど。
「今のデモは、昔のデモほど熱が感じられ無い」とか言うのを見かけたことがあるけど、それは、多分、違うな。マスコミが１日中原発、安保、辺野古いろいろある反政府のニュースをを取り上げるか、取り上げ無いか？の違いのような気がしている。テレビを点けたら安保のニュースやってる昔とは違うもの。今のデモはマスコミに煽られてないし、組織で動員されてないのに集まってくるんだもん、すごいよ。

毎日、テレビで世界中の理不尽で残酷なニュースを容赦なくドカドカやってたら、どうなるかね。原発、安保、基地、その他、各地でお金のために壊されていく自然や町や村のニュースてんこ盛りにしたら、どうなるかね。

雪でも降りそうな寒さ

まだ、11月なのに寒寒。
昨日、家の中にパキラ君を入れて置いてよかった〜。
ヘイト君のおかげで朝起きても、何だかぐったり。胃が痛い。

昨日の昼は、中国の人がやってる中華のお店。
お店のホールの仕事をしているお姉さんが、しばらく前から病気で入院している。以前、店長さんが話してくれた彼女の病状は、あまり良く無い。何の病気なのかは分からないけれど。
昨日、帰りがけのお客さんが、お姉さんの様子を尋ねていた。私も、彼女が復帰しないので気になっていたけど、聞いて良いものやら、と、躊躇したまま毎回お勘定して店を出てしまうので、内心「聞いてくれてありがとう。」と思った。ヘイト毒にやられた後の、人としての普通の気遣いが、全うというか、「そうだよなぁ。」と、少しだけ救われたのを思い出した。

今日のモーニング行ったら。ショーケースの上に元気な大根があった。元気そうな野菜を見ると何だかこちらもエネルギーを分けてもらってる気がする。

ちと寒かった

お気に入りのビニジャン（革じゃないの）、気が付いたら、ボロち、になってる箇所発見し、しょんぼり。ビニールって耐久性無し無しだな。2, 3年くらいしかきて無いのに。

今日は、日仏、半旗じゃなかった。カフェのお菓子もいつもくらいな品揃え。

バイト先でヘイトのマイナスエネルギーにやられてぐったり。
銀座に行けば大陸から観光客沢山来てお買い物してく、早稲田の周辺もいろんな国の留学生が歩いてる。京都に行ったら、大陸からやってきた沢山の観光客が、浴衣着て楽しそうに神社回ってる。彼らは日本を嫌って無いぞ。
そして、バイト先で以前バイトしてた留学生達は仕事覚えるの早いし、ぼんやりしない。そういうの見て無いのかな。

愛想なくて

月曜と金曜の午後は暗室店番の日なので、朝バイト終わってからイタリアンのお店でモーニング食べるのが、ここんとこ習慣になってる。バイト終わると、ちょうどお腹が空く時間なので軽く何か食べられた方が、ヨレ度が高まらないので。
金曜日の朝、いつものように、「おはようございます。」って、モーニング食べに行くと、機械が何か捏ねてる音がする。で、何か良い匂いがする。お兄さん、厨房で、いつもより忙しそうな様子。でも、いつものように、ちゃんとサンドイッチとコーヒー持ってきてくれた。旨し。ちと休憩終了で、お勘定を済ませる。お兄さん「愛想なくてすみません。」って、言うので、「？」と、思う。「バタバタしてて。煩くて。今日やる事たくさんあって。」と、済まなさそうにするので、「いや、全然気にしてなかったけど。」って答える。ほんとに気にしてなかったんだよ。

帰りつつ、「愛想なくて…。」って、あまり聞かなくて新鮮だ。いいな。
お兄さん、関西出身なんだけど、これは関西っぽい表現なのか？

今週は、フランス語友達とお茶。
落語聞く。落語は、笑わせるだけのものでは無い。
久しぶりな友達と会って昼ごはん食べて、お茶。
ついでに調達した、どら焼きと、中国茶の四季春はうまうま。
やっと入手した「cocoon」今日マチ子、は、涙ズルズル。他の作品も読みたい。

仏語の友達は、自分の生活と彼に対応する時間とエネルギーの割り振りが上手くできなくて、ちょっと悩み中らしいです。私、自分の事しか考えないし、興味ある事しかしないから、そういうストレスは無かったね。今じゃ、ココに居候させてもらってるだけだし。

お久しぶり〜な友達は、子持ち主婦なので、私の知らない世界を語ってくれる。子育てって人間関係だね。自分にも、そういう生き方もあったかもしれないと、思う部分もある。従姉妹の子供を見てると面白い存在だと思う。しかし、だ、保育園、小学校、中学校、高校って子供が大きくなる時間の間に、自分の過去をなぞる事になるのは絶対だ。それだけは御免だ、二度と経験したくないね。耐えられないね。

そして、いつも、私は、自分の事は、あまり話せない。何を話して良いのか考えるうちに、話す事もあんまり無いんだよなぁ。って、事に。何か、意見やら感想を述べるのは、まぁ、出来たりするが、自分の事を話すのは、もう、ぼんやり。

なので「私ばっかりしゃべっちゃって」、とか、思わなくて良いです。

ステートテメントとか書くのも、もう、書けなくて、ぐったり。 No Expectaionsな気持ち。

トリコロールに黒いリボン

パリのテロ後、初めてのフランス語の授業。

パリは大好きな街だ。フランスに友達は居無いけれども、パリの厳しくて親切な名前も知ら無い人達の事が気にかかる。でも、フランス政府が、あまりにも躊躇無く空爆を決めた事に、反感を覚える。複雑な気持ちで、日仏へ行く。

建物の入り口にある、フランス国旗は黒いリボンで半旗になっていた。

先生は、元気無い表情で現れる。冒頭、テロの事に触れ、しかし、多くは語らず。言葉少ない様子は、かなりショックを受けた事を想像させた。普通に始まった授業だが、少し重い空気が漂う。

授業が終わるとカフェで休憩するのが決まりなので、カフェに寄る。パン、サンドイッチ、クッキー、ケーキやらデザートが並んだショーケースは、いつもは数少ないのに、今日は、選びたい放題に潤沢。嬉しいのやら悲しいのやら複雑な気持ち。クラスの友達と今回のテロについて話す。外は、段々暗くなる。いつもならカフェもおしゃべりする人が居たり、和む場所なのだが、友達が帰った後は、テレビでTV5が流れているだけで、他に誰も、お喋りする人も居らず、今日は、静けさに沈んでいた。

心にあった悲しみを大きくして帰宅。

続く

珍しく、小全紙、調子よくプリント。一人でブツブツぐるぐるプリントして、だいぶ前から、白岡さんのアドバイスは貰わないようにしているんだけど、「コントラストが足らないっ！」って言ってたら、白岡さんが、8×10のプリント見て、「これなら焼けるよ。」って、「ココは黒でてるでしょ」段階露光したテストピース見て、「ココか、ココとココの間でいけるよ。」って、「でも、そこ黒いけど、全体が明るく眠い感じにならないかなぁ。」と、思っていた。さらにテストして、久しぶりに言うとうりにしてみた。「お〜。」改めて、「白岡さん、すごい。」と思うっていうか、私、テストピースの読みが甘いっていうか、未熟者だなぁ。

約、2年前のセルフポートレイト。

昨日、今日と、いろいろ感謝感激。まだ、人生、続けなくてはならないらしい。仏語もがんばらないと。私のような者に、みんなありがとう。幸先良し。

 

種のない柿はノッペラボウみたいでつまらん

週末なのに、実家から野菜が届くのに合わせて、目覚ましかけて早起き。

ついでに、コーヒー入れてダラダラしつつ洗濯する。

種ありの柿を買ったのに、種少ない。種の周りのちょっと透明な部分好きなんですけど。

午後、「YEMEN 2005」山西崇文写真展を見に行く。カロタイプでプリントしている様子にいつも刺激を受ける作家さんの一人。会場にあったイエメンの旅についての文章が良かった。写真展会場にこんな長い文章あったらいつもは読ま無いけど、最期まで読んだ。これ、Zineにすれば良いのに。と、思う。写真展なんだから、写真褒める所だけれども…。


ここんとこ、「間」が気になっている。

小熊さんの本、半分以上は読んだ。大きな時間の流れや、こんな考えや、あんな考え、こんな仕組みあるんだよ。が、いろいろ説明されているので、わかんなくても、世界は広くて、時間の流れは大河のようだと思わせてくれる。「キー！」ってなりがちな今日この頃の様子ですが、少し、開き直りができる感じ。

木曜日の日課、コーヒー豆屋の軒先で

小熊さんの本が読み終わってないのに、"田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」" を読んでしまった。今のお金の流れから、ちょっと離脱する事。が、頭の隅にある。交付金目当てに、原発再稼働させる。村沈めてダム作る。山削って道路作る。海を埋め立てて基地作る。お金を貰わなくても良くなるかもしんない。お金漬けから脱出できる方法が、何かないのかなぁ。って、ぼんやり気になってる。
もうすこし、身近なところだと、不安定な派遣社員しなくても良いとか、長時間労働しないで、全うな生活ができるとか。

この本には、ちょっと、ヒントになる事が書かれているんじゃないかって気がした。そんなわけで、読んでみたのだが、確かに、離脱する話だった。とても面白かった。

タルマーリーみたいなお店や人が増えたら、確かに世の中、もう少し良くなるような気がする。で、だ、都会に住んでる人。は、どうしたらいいんだろうか。で、写真なんて化学工業製品の申し子なんだよなぁ。離脱を気にしつつも、田舎暮らしをしたら離脱するわけじゃないよねぇ。と、都会写真暮らしに置き換えるには、まだ、ちょっと考えないとダメだなぁ。

例えば、そのパンを受け取る人の暮らしは、どう変えられるか、変わるのか、って事かな。あ、でも、都会に居て離脱ってのが虫のいい話なのかもしれない。

ちょっと話は変わるけど。
「有機農法だよなぁ。」って思った事がありました、私、が、農についてほとんど知識なし。「なんでも安けりゃいいってもんじゃないよ〜。」「安いには、わけがある。」って学生の時に友達に言ってたけど、そんな程度だ。
普段、安い物も買う、「うほっ！安！」って買っちゃう。お金無いと安くてジャンクな物でなんとかしちゃったりする。でも、なるべく、お気に入りのお店やら、お気に入りの商品を、「いいね！」ボタンを押すように買う。支持する。好きな写真を見たら「好き！」って感想を言うみたいに。お気に入りのお店は行かなくなると、ある日、気がつくと閉店してるからね。お気に入りの商品は買わなくなると、棚から無くなってるとかね。微々たる支持だけれども。

そんなわけで、このお店のオーナーさんの話は、すごく良くわかる。同意する。私は、きちんと美しく生活できてないけど。

「1回カンフル剤みたいに意思表示してもいいかなと思った。最近の若い人は、車もいらない、良いものもいらない、という感じでしょう。今40～50代のお客さんたちには良いものを売りすぎて未だに大事に使ってくれているけど、周りに似たような店がたくさんあるから、そっちで買ったりしている。大企業は力技なところがあるからね。皆さんに言いたいのは『（お金を落とす場所を）ちゃんと選びなさいよ』ということ。買わない権利ってスゴイのよ。唯一社会参加できること。（選挙で）一票投じるのと同じくらい意味があるんだから。きちんと美しく生活してほしい」

また、何か漠然としたままだな。

木曜日の日課、コーヒー豆屋の軒先で、新聞読みつつ、本読みつつ。

メトロで東から西へ

久しぶりに写真展。

佐野久里子写真展「In Situ」最終日、やっと全部見た。

「Love to Eros」知人が参加しているグループ展。煩悩爆裂してた。この前撮らせてもらったモデルさんにプリントを渡して、一安心。ご本人に直接渡すのは緊張するね。

2Bのル・デコジャックって一絡げにしちゃうけど。すまん。ル・デコ上から下まで2BG展。
2階小部屋のモノクロの作品。特に凝った事は何もしていない風の普通の写真。作者さんの出身地の写真か。普通だけど、しかし、ちゃんと見てるところにピントあってて気持ち良かった。
渡部さんのモノクロ2点展示されてるんだが、あそこで展示するの反則だと思う。これは毎度の事だけど。w
久しぶりに渡部さんに挨拶。今回がル・デコでやるG展が最後だとか、近況だとか、いろいろ話す事があるはずなのだが、なんか言葉が出なくて、つっかえたまま帰宅。1回目のG展から社会の様子も激変した。写真環境も変わった。でも、続けてるってすごいなぁ。継続は力なりだな。

ご近所で用事が済むので、あまり出かけないので、久しぶりに出かけた気がする。引きこもり暮らしなので、みんな楽しそうに写真展してる様子を目の当たりにして、ジェットコースターな1日。