パリのテロ後、初めてのフランス語の授業。
パリは大好きな街だ。フランスに友達は居無いけれども、パリの厳しくて親切な名前も知ら無い人達の事が気にかかる。でも、フランス政府が、あまりにも躊躇無く空爆を決めた事に、反感を覚える。複雑な気持ちで、日仏へ行く。
建物の入り口にある、フランス国旗は黒いリボンで半旗になっていた。
先生は、元気無い表情で現れる。冒頭、テロの事に触れ、しかし、多くは語らず。言葉少ない様子は、かなりショックを受けた事を想像させた。普通に始まった授業だが、少し重い空気が漂う。
授業が終わるとカフェで休憩するのが決まりなので、カフェに寄る。パン、サンドイッチ、クッキー、ケーキやらデザートが並んだショーケースは、いつもは数少ないのに、今日は、選びたい放題に潤沢。嬉しいのやら悲しいのやら複雑な気持ち。クラスの友達と今回のテロについて話す。外は、段々暗くなる。いつもならカフェもおしゃべりする人が居たり、和む場所なのだが、友達が帰った後は、テレビでTV5が流れているだけで、他に誰も、お喋りする人も居らず、今日は、静けさに沈んでいた。
心にあった悲しみを大きくして帰宅。
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