小熊さんの本が読み終わってないのに、"田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」" を読んでしまった。今のお金の流れから、ちょっと離脱する事。が、頭の隅にある。交付金目当てに、原発再稼働させる。村沈めてダム作る。山削って道路作る。海を埋め立てて基地作る。お金を貰わなくても良くなるかもしんない。お金漬けから脱出できる方法が、何かないのかなぁ。って、ぼんやり気になってる。
もうすこし、身近なところだと、不安定な派遣社員しなくても良いとか、長時間労働しないで、全うな生活ができるとか。
この本には、ちょっと、ヒントになる事が書かれているんじゃないかって気がした。そんなわけで、読んでみたのだが、確かに、離脱する話だった。とても面白かった。
タルマーリーみたいなお店や人が増えたら、確かに世の中、もう少し良くなるような気がする。で、だ、都会に住んでる人。は、どうしたらいいんだろうか。で、写真なんて化学工業製品の申し子なんだよなぁ。離脱を気にしつつも、田舎暮らしをしたら離脱するわけじゃないよねぇ。と、都会写真暮らしに置き換えるには、まだ、ちょっと考えないとダメだなぁ。
例えば、そのパンを受け取る人の暮らしは、どう変えられるか、変わるのか、って事かな。あ、でも、都会に居て離脱ってのが虫のいい話なのかもしれない。
ちょっと話は変わるけど。
「有機農法だよなぁ。」って思った事がありました、私、が、農についてほとんど知識なし。「なんでも安けりゃいいってもんじゃないよ〜。」「安いには、わけがある。」って学生の時に友達に言ってたけど、そんな程度だ。
普段、安い物も買う、「うほっ!安!」って買っちゃう。お金無いと安くてジャンクな物でなんとかしちゃったりする。でも、なるべく、お気に入りのお店やら、お気に入りの商品を、「いいね!」ボタンを押すように買う。支持する。好きな写真を見たら「好き!」って感想を言うみたいに。お気に入りのお店は行かなくなると、ある日、気がつくと閉店してるからね。お気に入りの商品は買わなくなると、棚から無くなってるとかね。微々たる支持だけれども。
そんなわけで、このお店のオーナーさんの話は、すごく良くわかる。同意する。私は、きちんと美しく生活できてないけど。
「1回カンフル剤みたいに意思表示してもいいかなと思った。最近の若い人は、車もいらない、良いものもいらない、という感じでしょう。今40~50代のお客さんたちには良いものを売りすぎて未だに大事に使ってくれているけど、周りに似たような店がたくさんあるから、そっちで買ったりしている。大企業は力技なところがあるからね。皆さんに言いたいのは『(お金を落とす場所を)ちゃんと選びなさいよ』ということ。買わない権利ってスゴイのよ。唯一社会参加できること。(選挙で)一票投じるのと同じくらい意味があるんだから。きちんと美しく生活してほしい」
また、何か漠然としたままだな。
木曜日の日課、コーヒー豆屋の軒先で、新聞読みつつ、本読みつつ。
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