憧れの写真集

ずーっと頭の隅にあって、古本屋さんを覗いた時に探してた写真集。相楽晴子写真集「MOTHERS」撮影：水谷充。ご縁あって私の所に来てくれた。ようこうそ。

出会いは、10年くらい前の渡部さとるさんの2Bの本棚。あそこにはいろんな写真集が並んでいるので、2Bに行ったら適当に手にとって眺める。ある日「アイドル写真集がある。珍しいなぁ。」いわゆるアイドル甘い系、ちょっとエロな写真集？かと思って、手にとった。ページを捲って、その時、一番、印象に残ったのは、黒い塗料を全身に塗って目だけがギョロっと目立つ写真。「えぇ。アイドルだよね。」って、心の中でびっくりした。裏切られた（いい意味で）。思ってたようなアイドル写真じゃなかった、ぜーんぜん別物だった。

渡部さんが「いいでしょ」って、「うん、いいね」と答えた。
それ以来頭の隅に残った。

それが、びっくり、サイン入りで、届いた。「憧れの人に会えた！」って、ドキドキ嬉しくて言葉にならない。

改めてページをめくる。
衣装を着て外国で撮影されている写真は、グラビアっぽい。でも、相楽さん、素のままなんだ。と、なんとなく伝わってきた。取り繕うとか、カッコよく見せようとか、下心みたいなものが無いように見える。最初に見た時は全然わかってなかったんだ。（今でも、わかるとは言えないが、人を撮るようになって、少しは分かるようになったかも。）
黒バックのヌードは、モノクロ写真を作る者としてツボ。なんだけれども、カラーのヌードいいなぁ。好きだなぁ。と、思う。

ドキドキする。写真集見てドキドキするのは久しぶりだ。