家に居ると眠くなるので、タリーズ通いなどしてみているだが、今日は、フランスから留学してきた学生?の日本語のレッスン?風景に遭遇。テキストは(多分)小林秀雄(私は読んだ事ない)を音読しながら読み方と言葉の意味やら漢字の成り立ちやら、文章の内容を先生が解説してた。日本語とフランス語と英語?が飛び交ってて、小林秀雄に興味は無いのだが、やり取りが面白くて、すんごい耳ダンボになっちゃってフランス語の復習どころでは無かった。そんなわけで今日は予定の60%で終了。
「小さいおうち」で思い出したのが、こうの史代の「この世界の片隅に」。これも戦争中の日常が描かれてる。
で、さらに、ぼーんやり思い出したのが、父方のじーちゃんと、ばーちゃんに聞いた戦争中の話。軍人では無くてサラリーマンだったじーちゃんは、勤めていた工場の満州工場へ転勤。一家で満州に移住した。で、戦後日本へ引き上げた一家なのです。引き上げの時に男の子を一人亡くしてる。
じーちゃん、糖尿病、ばーちゃん心臓病+ガンで二人とも入院しちゃって、かーちゃんが今のうちに戦争の時の話を聞いておけって言うから、まぁ、ちびっとインタビューしたわけです。私が中学生だったか?小学生だったか?記憶があいまいだけれども、その時のノートがどこかにあるはず。突っ込んだ話を聞いたわけじゃないけれど、「中国人のご用聞きの人が来て買い物してた。」とか、とても平和な話だった。「中国人へ差別とか無かったの?」って聞いたけど、ばーちゃんは、「そんなの無かった。」と言っていた。じーちゃんも暗い話はしなかった。私は「嫌な事は話したく無いんじゃ無いか?」と、密かに思っていたけれども、ホントの所は良くわからない。私が、乃木希典の事を知らなかったので、「誰それ?」って言ったら。じーちゃんが「乃木大将を知らないのか。」って驚いていた。何で乃木大将の話になったのか忘れたけど、それがとても印象に残った。
とーちゃんは、小学生で日本人は学校に行くのに送り迎えがあったとか、何かそんな事言ってた気がする。引き上げるまでの間は、学校無くなって学校行かなかったとか、学校に行ってなかったから日本に戻って5年生をやり直したとか、なんかそんな感じだった。
国史、もしくは活字になる歴史と、活字にならない個人の歴史。残る歴史と残らない歴史。この違いが、何か気になる。つまり活字にする、もしくは活字になるってどういう事かなぁ。って事なんだが。そもそも活字にする人がインテリだからなぁ。たとえば、戦争中の話も鶴見俊輔が語るともう、全然、違うわけで、とか、まぁ、そのあたりから。って、ちょっと考え中。
考え中といえば、この事件。レスリー・キーはパクられた。今の法律じゃ、そりゃ性器が出てたらパクられる。で、鷹野さん作品見てないから内容知らないんだけど。そういう意味では、今回のもパクられる。権力が介入するのは反対だ。が、「猥褻」か「猥褻じゃない」に関わらず権力が介入するのは反対だ。って考え中。
あと、ステートメント作り直しが進まないとか。zine作ろうかなぁって紙調達したりセレクト見直したり。
夕方妹とお茶、最近のアレコレを話したり。「テレクラキャノンボール」は良かったとか、AVを語る変な姉妹。
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