最後に行ったクラシックのコンサートは、確か、何年か前に来日したフランス・ブリュッヘンの18世紀オーケストラのベートベンだった気がする。
今日は、縁あって新日本交響楽団のコンサートに行く。アマチュアの楽団の演奏を聞くのは始めて。 会場は満席。アマチュアでこんなにお客さんが入るとは知らなかった。プログラムは以下の3曲。詳細はこちら
- メンデルスゾーン 序曲「夏の夜の夢(真夏の夜の夢)」 作品21
- ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
- ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」(ベーレンライター版)
「もう少しパワーがあればなぁ〜。」なんて思っているうちに、1曲目から3曲目に向けて徐々に上手くなって行く。その調子の上がり方が面白かった。そして、この楽団はヘタじゃないんだということも判ってくる。
「運命」良かった。楽しかった。実は、1曲目の管楽器で「運命」はいったいどんなんなるのか、少々ドキドキしていた。
アンコール曲は無い方が良かったかもしれない。
例えると「軽いフレンチを食べたい時に気軽に食べに行ける定食屋さん。」な感じの楽団だと思った。
で、帰りの電車で考えた。
指揮の長田さんは、海外のオケを振ったりしている。
オケごとに特徴とか力量とかイロイロあると思うのだが、アマチュアのオケを振る時には、音楽をどういう風に作るんだろうか? 落としどころとか。
プロのオケなら要求するけど、アマチュアには要求しない。ココは譲れないとか。そういうのあるのかな?ちょっと知りたいなぁ。
「それは、渡部さんのワークショップと共通する何かありそうな気がしてきた。」
>アンコール曲は~~。
何故そのように感じられたのでしょうか。
投稿情報: ひろ | 2009/03/16 20:27
う〜ん。誤解を招きそうなんで、文字で書くの、怖いんでやだけど。
ひろさんが、質問してくると言う事は、ひろさんは、違った感じ方をしたんですね。
--以下、例え--
メインディッシュ「運命」を食べ終わりました。
「始めての店だけど、おいしかったわねぇ。」「デザートも楽しみ。」という気持ちになるわです。
食後のデザートが出て来たわけです。が、ちょっと期待はずれだったんです。
それまでが上り調子で、美味しい料理が出て来たので、
「デザートがなければ、満足度が高いお店だったのに。」
と、いう気持ちになってしまいました。
--ここまで--
難しいです。選曲によって感じ方も違ったかもしれないですし。
つまり、昨日に関して言えば、アンコール曲の無い方が、完成度が高かったような気がしました。
本当に完成度の高い、マッチョな音楽を聞きたければ、プロフェッショナルなオケのコンサートに行けば良い話なので、そういう事を言っているんじゃなくて。
全体のバランスかな。
熱心なファンの方も会場に多いようでしたから、多分、アンコールの期待は高いんだろうな。と、想像はできます。
投稿情報: さるぢえ | 2009/03/16 21:41
そっかぁ、そう感じられていたんですね。
ボクは、逆に、アンコール曲にデミタスのエスプレッソをイメージしました。
濃厚な2曲のあとに、すっと喉を潤し、さっぱりとさせる一杯。
上手い例えじゃないけど、あの1曲がなかったら、濃厚で満腹な感覚だけが残ったような気がします。
「結」として良かったんじゃないかなって。
投稿情報: ひろ | 2009/03/17 00:15