さるぢえブログ

SIONの野音へ

SIONデビュー30周年で、とは言え特にスペシャルなイベントってわけでもなく去年と同じような雰囲気の野音で、淡々と続ける感じが良いなぁと思う。雨、降らなかったよ。すごいな。間際にチケット取ったから去年よりすこ〜し後ろの席だったかな？

家に居る間は、FooFighters「These days」。フランス語の宿題やってて「あ。時間、やばい！」って家を出て「彼女少々つかれぎみ」で帰りは、「春夏秋冬」が脳内鼻歌。

冒頭が「蛍」で、やられた。涙出る。SIONの「春夏秋冬」は、やっぱり良いと思う。涙出る。不覚2つ。開演までの待ち時間後ろで「キャッシュフロー、キャッシュフロー」ってお金の話をしてた比較的若い人が、へべれけの酔っぱらってた。斜め前の席の比較的若いおじさんも、奥さん？彼女？連れだったが、いつの間にか、一人で勝手にへべれけに酔っぱらっており、彼女が心配そうにしていて、彼女大変だなぁ。って、そっちに少し同情する。だめだよねぇ。彼女ほっぽらかして勝手に盛り上がっちゃって。しかし、この１年は厳しい１年だったのかもしれない。

SIONの着てるジャケットが風に靡いて気持ちよい眺め。ちょっと遠かったけど。途中で、懐かしい赤い衣装着て登場。「久しぶりに着たら重い」とか。

日比谷から有楽町へ。お腹空いて、有楽町駅前の中華料理屋でラーメン食べつつ、なんだか気分は昭和で、視覚はカラーなのに、気分はなんだかモノクロで、なんだか原節子が、ココでモノクロでラーメン食べててもいいんじゃないか？って、気分になる。笠智衆はラーメン食べないと思うけど。何故か。

毎年、同じイベントに出るってのは、面白いな。去年の自分とdiffが取れる。体調は緩やかに下降線を描いてるような？ 去年の方が元気だった気がする。今年はジーンズだったからもも肉がタプタプしなくて良かった。さて、来年はどうだろう？
暗室の友に「病んでる」とコメントをもらった私ですが、SIONでカタルシスで少し浄化したか？更に病が重くなったのか？

 

arrêtes!

仏語の教科書にarrêtezが出て来た。で、映画「パリ、ただよう花」で、アパートの窓から飛び降りようとする彼を、"花"が「arrêtes!」って素っ裸で止めるシーンを思い出す。早送り？覚えてるところだけ？ 映画のシーンが脳内で再生されて、なんとなく、この映画の事を考える。

そういえば、この前は、自転車で走ってたら急に「6才のボクが、大人になるまで」のシーンが脳内で再生されて何だか涙出てきたんだよなぁ。

しかし、最近。J'ai mal à la tête.

 

結局、本がらみな週末

週末、友達が教えてくれた、Le Petit Parisienというブックカフェに行く。かなり個性的な書棚で美しい本が並んでいて、店主が本について、いろいろ楽しい話をきかせてくれた。楽しい。フランスで買い付けたらしい古本は、読むためというよりは、見せるための装丁が美しい。ページが開きやすいように作ってないんだよ。栞いただきました。↓

今週も結局、東京堂書店へ行き、1冊だけ気になる本を調達。「縛師-日活ロマンポルノ　SMドラマの現場」浦戸宏著。で、帰宅後一気読みしてしまった。所々に挿入されている映画のスチル写真の谷ナオミのおっぱいが奇麗。エロの世界も高学歴だなぁ。日活ロマンポルノは「赤い髪の女」は見た事ある。団鬼六の本は、いくつか読んだ事はある。

帰宅途中に久しぶりにかもめブックスに寄ったら漫画コーナーができてて、かなりキケン地帯。「なのはな」萩尾望都を発見して、即買い。これも、帰宅後、一気読み。涙出る。

今日のカロタイプは、店番しつつ耳に挟んだ言葉「芸術は人類の幸せのためにある。」ま、そうだな。と、納得する。自分が、芸術で助けれてるから。ソレに出会う前と後では、気持ちが、ちょっとだけ違うと思う。もしくは違うと思える。自分が、写真を外に出す時に、「幸せのために」なんて考えないけれども、見た人に、ささやかに何か起こると良いなと思う。

明日から、また、キリキリな１週間がはじまる〜。

思いがけない効用

失敗続きが判明し、どんよりな今週。ふと、この感じは、もしや、GWに見た「盲点たち」に近いぞ！って思ったら何か少しだけ笑えた。私は、知らされない者なのだな。そして、この先の事もわからない。思いがけない演劇の効用。
そんなわけで（どんなわけだ？）、スーパーで買い物して花屋を眺めつつ袋詰め。「ぽっかーんと咲くよなぁ、芍薬って。」久しぶりに花買いました。芍薬が好きってわけじゃないけどお買い得になってたの。
3Dは苦手なので、花を活けるの、いつも上手に空間が作れません。

さっぱり気持ちの良い1日で、散歩日和かも？と思いましたが、結果的に家でのんびり。木曜日の午後。

せめてものフイルム現像

火曜日の午後はフランス語の授業があるので、覚え切れてない文章をブツブツしながら昼を過ごす。授業終わったら肩こり強化されており、頭痛。J'ai mal à la tête.

あまり話した事のないクラスメイトと休憩しつつコーヒー飲んで話をする。今期から受講している人なのだが、多分、クラスで一番流暢に、ちゃんとフランス語を話す。今やってる所は、全部聞けるけど、受けたい授業だったらしい。1日3時間フランス語勉強してて、勉強に集中すると嫌な事忘れるらしい。人生の支え。って、どっかで聞いた事あるような話だな。

頭痛収まらず。葛根湯飲んで寝た。

そんなわけで、今日は、ヨレ度がかなり高く。今月、失敗満載な事が判明し。で気が付いたら6月だし。精神的に苦手な6月だが、まだ、中旬にもなっていないのに、鬱々。気分が重い。

とりあえず、せめてフイルム現像くらいはしないと、って現像液貯蔵瓶の残量が1回分に足りず。作り忘れてた事に気づく。しょうがないから現像液つくる。出来上がりは何だか濃いめのネガだったような。

カフェイン漬け

水道橋から靖国通りへ下る道の途中にカフェらしきものがあるのを、大分前にみつけていたのだが、夜しか通らない道なので、いつも閉店後。今日、ちと散歩に出かけお店開いてた！やったー！思ったより小さな店だったけど、焙煎機が動いていて大きなスピーカーからジャズ流れて、カウンターと小さなテーブルいくつか。和む。ボーッと外を見る。そうなんだよなぁ。なんでも無い外の通りを眺めている事が何と満たされる事か。多分、飽きない、ずーっと眺めていられる。

で、神保町まで行く途中。靖国通りに出る手前のビルがお風呂屋さん！知らなかったよ。大人450円。
1日でマグカップ1+ちゃんとしたカフェオレは、カフェイン効くかも、珍しくオーバードーズ気味？

東京堂覗く。欲しくなる本はあるのだが、どうも、今、活字じゃないみたい。ヨレてるからかもしれんが。

disk unionで重金属を調達するつもりが、お目当てなくて、NICKELBACK。耳ヨレてるのに。

昨日、日仏の「哲学の夜」知らない事いろいろ楽しかった。っていうか知らなさすぎだよねぇ。

時間と空間の壁

高山寺、一度行った事がある。最古のお茶畑があったような。落ち着いた所だった気がする。
鳥獣戯画展を見に行く機会があった。
高山寺展っていうのが本来のような気がするけど、鳥獣戯画展って言った方が集客力ありそうって事だろうな。で、鳥獣戯画は、すんごい、お茶目で、可愛い。前半と後半で展示を分けるのは、ちょっと、ずるいぞ。一度に全部見せてくれれば良いのにとか、思う。後半部分はダミー展示してて、なんだかなぁ。な、気分。

高山寺の、お宝も楽しい。
明恵くんって夢を記録したりして面白い人だよね。
留学したお坊さんに恋して、海に身を投げた、善妙ちゃん、切ないわそれ。
犬の彫刻がかわいい。

ミュージアムショップがグッズ屋さん化しており、デパートの展示みたいだなぁ。って、思う。まぁ、良いんだけどね。美術館もお金稼がないといかんからね。まぁ、ね。

以下、グルグルのあれこれを脈略なく。

静岡演劇祭で見た作品は、レバノン、日・仏、ベルギー、って取り合わせだったのだが、どの作品も言葉、文化の壁を乗り越えて、静岡にやってきた作品だ。同じ文化圏の作品ではない。だから、完全に理解できていない事は確かだ。し、これに限らず、"理解できる"って事は幻想だと思っている。言葉で説明される事が必要な事もある。しかし、けれども、言葉、文化の壁を乗り越えて、感じる"何か"は、言葉で説明された事ではなく、五感で感じた"何か"だと思う。その"何か"は、私の物。
隣で見ていた人は、違うかもしれない。

青木繁のポートレイト、岸田劉生の静物、荻須高徳の風景は、"何か"を感じる、その"何か"は、何なのか解らない。時間を越えて来た"何か"だ。わからないまま、五感を楽しむ。

高山寺くらい遠くなると、"何か"は、時々。

Point Zèroのジャン＝ミシェル・ドープの「生死は、言葉で考えるのではなく身体で感じるものだ。」みたいな事を言っていたけれども、多分、そうなんだろう。

「盲点たち」って「群盲」より良いタイトルだな。知らない者、知らされない者の点。群というより、点たち。ある意味、何も起こってない、のに、解らない事の不安。人生、知らないまま進むから、不安ばかりだよなぁ。

どんな時にシャッターを切るか？ 何か、「お！」って思った時。それは、言葉じゃないから、言語化は不可能。絵になりそうな所とも思わないし、言葉になった所を写真にするわけじゃないしね。企画書作って写真撮るわけじゃなしね。言葉は後付け。だし、言葉より五感を信じる人だからなぁ。
それに、写真は言葉じゃないから、言葉の壁を乗り越えるの楽じゃない？って、思うんだけど。違うんだろうか？

非日常の始まり

今週、自分にとってはキッツーイ事のあった1週間だった。
思わぬ所から突っ込まれ＋八つ当たりされた、頭の良い人でも切り分けられない感情というのがあるのだな。反論と八つ当たりは切り分けようよ。と、頭悪いので帰宅後思いつつ、ホントの事も含まれているので、傷は浅くは無かった、エネルギー消耗した。そしたら、ネット上でもギスギスしたやり取り見かけて、そんな空気の時期なのか？お天気は良かったけど。

もう卒業で単位足りてるけど、生物の単位落してるってダメだろう、取っておくかって、再履修っていうか、試験受け直してる夢見る。問題がさっぱり分からない、で、時間だけが過ぎる。生物は必須だから、それないと卒業ありえんのに変な夢で起こされる。卒論書けない夢よりあり得ん。学生当時、生物は出来たはずだ。

GW最初のイベントは、人生初の後楽園ホール！ボクシング生で見る機会あり。ボクシングといえば、父ちゃんがテレビの前でビール飲みつつヤジを飛ばすか、「あしたのジョー」っていう狭い認識。後楽園の西側は未踏の地なので、お上りさん気分。後楽園ホールの外の様子も、異次元、ホールの中も異次元。男の人多いけど、女の人も居る。で、時々、すんごい奇麗な人いたりして、キョロキョロ挙動不審な人。
最初4回戦からはじまって最後は8回戦の試合まで。女の子の試合もあった。タオル投げられる試合が2回あった「わ！ホントにタオル投げるんだ！」。8回戦の試合になるとラウンドの間に奇麗なおねいさんが、ラウンドの数を表示したボード持って、リングの上をまわる。で、試合も過激になる。お客の盛り上がり方も半端無い。人が殴り合うのを観戦するってのは、複雑な気持ちだし、殴り合えるのか不思議だが、何で、集中して見ちゃうんだろうね。生ボクシングはかなりカルチャーショックで興味深かった。お腹いっぱい。
調達したまま、置いてあったレモンジーナ。今日は暑かったし、ボクシング見つつ飲んでみたが、言う程、美味いって気はしないなぁ。

カメラバッグ問題が解決の兆し、にま

A&Aのトートのカメラバッグ（ちび）は使い勝手は悪く無いのだが、容量が少ないのが難点。リュックは、容量増えるけど使い勝手が悪い。メッセンジャーは高い。とか、使い勝手と容量の落し所が難しいカメラバッグですが、ヨドで見つけた、エレコムのバッグが 結構良い感じ。容量あって使い勝手も良さそうで、レンズキャップ入れるポケットがあるのが良い。レンズキャップってしまう所に困るんだよね。ペットボトル も脇のポケットに収納できるし。こりゃ望んでたものだよ。インナーの青も良い色だし。ヨドだと定価より安い。というわけで、昨日からデビュー。ポケットの 中身見えちゃうのと、屈んだ時に中身が脱落するので、前面のポケットに蓋ついてると言う事無しだけども。とりあえず使い勝手も容量も良い感じ。

カフェ梯子。

一軒目で仏語の宿題など。

二軒目読書。同じ本、2冊あったからあげる。って、友達から本貰った。「明るい部屋の謎 写真と無意識」セルジュ・ティスロン著（原題 "Le MYSTÈRE DE LA CHAMBRE CLAIRE:Photographie et inconscient" Serge Tisseron）もしかして、持ってるような気がする？見た事ある表紙な気がする？けど、、、とか思ったけど、貰っといたら、案の定、本棚にあった。つまり積読本の一冊であった。改めて最初の方を読んだけど、今、興味ある所のっぽい。おまぬけちゃんである。

カッコいい展示がしてみたいぞ！というわけで、プリントサイズ、少々悩み中。とか、昨日のカロタイプのキーワードは、「新鮮」。いつもモノクロの写真を撮っている人のカラーとか。面白かった。

間延びした１日

脳みそくんに休暇。間延びした1日を送るべく、とりあえずランチは日仏のレストラン。学割が効くのでお得なのだよ。予約してなかったけど、なんとかテラス席にありつく。お隣に座った女性とおしゃべり。楽しかった。

海っぽい所へ行きたいような気がしていたのだが、横浜？鎌倉？千葉？美術館？写真展？行き先が決まらず、駅までダラダラ歩く間に考えて、羽田に行く事にした。湾岸の風景が大好きなのでモノレールは窓際で風景にかぶりつき、空港ターミナルで飛行機撮りのおじさん達にまじって、海風に吹かれながら飛行機が離陸する様子をぼけら〜、っと眺める。出張にカメラを持ち歩くおじさんは意外に居るみたいだ。2B関係者だけではないらしい。ジャンボジェット機が重そうな機体を、うにゅ〜って持ち上げて重力に逆らって空を目指す様子は、何度見ても飽きないし、神社に行くより憑き物が落ちる気がする。出発する飛行機に手を振る作業員のおじさんたちの様子も大好き。

コンタ君下げてたら、おじさん（私より確実に年上って意味）に話しかけられた。フィルムで頑張ってるって思われたらしい。(^_^;;「デジタルに転向しちゃったから…。」とか、なんとか。デッキのカフェでお茶しつつ、さらに、ぼんやりする。

久しぶりにぼけら〜、っと、積極的にのんびりした。

ヨドで16×20のストレージボックス買う。ただの箱が4千円越えで、「こんな値段だったか！」と、しょんぼり。