今年は寒さ厳しいと思う。年賀状を書いていないので寒中見舞を出そうと思いつつ1月も終わりそうになってる。年賀状を送ってくれた方々すみませぬ。
岩波文庫を最後まで読み切ったの初めてかも?伊藤野枝に絡んで、もっと知られても良いと思うと友人に勧められた金子文子。「なにが私をこうさせたか」読み終わる。虐待に搾取満載の人生。友人の子供の頃の話(家族の夕飯作りをやってた、すぐ怒鳴られた)を思い出す。
女中で働いている家の心配する彼女みたいな人が身近に居たら、人の事心配してないでサッサとその家出ろよ。とかイラつくだろうな、と、思う。で、そんな人は時代と関係なく今も居て割り食ったりしてるんだよな。
最近、韓国ドラマは、ラブコメはイラつくので途中で見られなくなる。時代劇にハマり「軍師リュ・ソンリョン」が面白い。コンプレックス満載のヘタレ王様の下で官僚苦労中。賄賂横行し機能不全で組織が全うに動かない。お世継ぎも苦労中。こういう歴史ドラマを日本で作らないよなぁ。北島万次著「秀吉の朝鮮侵略と民衆」を読み終わる。ドラマの内容と被るので理解深まる。明との関係も絡んで当時の国際情勢の一端を垣間見る。
ニコンサロンへ奥山淳志×山下恒夫トークショーへ出かける。テーマが「撮り続ける」という撮り方について。写真家の話を聞くのは久しぶり。奥山さんの事は全然知らなくて写真も見ずに「撮り続ける」というのに関心があり話を聞く。腑に落ちる事、心当たりのある事、改めて気づいた事、いろいろ満載で結局個展できないまま人生を終えた弁造さんの「個展をやらないなんて意味ない」(だったよな)の言葉が頭に残る。聞きに行ってよかった。「カメラを意識しない被写体が居るって、ソレ本当欲しいものだよ」。今日、改めて奥山さんの展示「庭とエスキース」を見る。弁造さんの庭は、いつまでも見てられる美しさであった。そんなわけでオリジナルプリント付き写真集を注文する。
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