ネガの整理に手をつけた。整理して圧縮しないと場所取ってしょうがない。からだけど。通し番号付けて年ごとにストレージボックスに入れれば積み上げられるから、圧縮できるんじゃないかなと始めたわけだが、2Bの頃のネガには年月までのデータしか書いてないとか、場所が書いてないとか、「おい!ちゃんと書いておけよ。」って、もう、ベタも今以上に適当に取ってるから、黒焼きとか、KonicaPANってトーンが平面で、ベタ凝視して、脳内記憶をサーチして、えらい疲れる。適当なベタで、「ワークショップの頃のネガは、どうでもいいかな?」ぐったりする。よって「何でコレ焼いてないの?」というカットも僅少。残念な事だ。
一度バライタにプリントしたネガは、箱に別にしてまとめて入れてたりするから、探せるけどね。NUDEのネガは人ごとに番号付けたから、探すの楽なんで、他のネガにも通し番号つけることにした。ワークプリントから本番プリントするとき、後からネガ探すときに探しやすい。って、今頃、ナンバリングなんかしてる。撮影本数多くないしね。
昨日、銀座ニコンへ長谷川さんの写真展を見に行く。この写真が審査に通過するのに毎回応募を欠かさず22回落ちてる。その経過をなんとなく知ってる者としては、22回も落ちた理由もわからないし、今回は、どうして通過したのか理由は分から無い。審査って何なんっすかね?良いイメージあるし、良い写真展だと思う。デジタルだから?すべてトーンで埋め尽くされてる感じが、好きじゃ無い。私のように黒を潰してプリントする者にとっては、あけっぴろげすぎる。というか過剰。最大の黒が出てても何だか物足りない黒。時々、プリントの色が「?」って、引っかかる。微妙な所が、気になる。なんで銀塩でしないんだろうな。
私は、フィルムで続けられるうちはデジタル使わ無いって思った。
移動途中にベルクでエネルギー充填。新納翔写真展も見る。大きめのプリントが額装されて展示してあった。お客さん越しにも見やすかった。
立教大学へ、立憲デモクラシー講座聞きに行く。池袋西口久しぶりで、改装後(いつの事だよ)の芸術劇場に初めて足を踏み入れて、うろうろしてたら開始時刻ギリギリ。満席。
司会は、西谷修さん。
前回まで早稲田で開催されていたが、今回から立教で初日なので、学部長さんの挨拶あって、立教大学の理念を解説。去年、学者の会とSEALDsの集会を立教大学で開催予定だったのに、使用許可が下りずに、法政大学に場所を移した経緯があるから。今回はリベンジで気合入りまくり。
「大震災と憲法ー議員任期延長は必要か?」高見勝利さん。
冒頭、「少し緊張してます。」と、水を一杯飲む。教えるの商売だし、長年講義し続けて来た先生なのに、なんか、いい先生だなって思う。そして、この講義が、今までの先生達が話したようなスケールの大きな話でもない事を申し訳なさそうに言うので、控え目な先生だなぁ。って思う。そして、今までの講座に出席してて、あの回の「…」って参照するのは、講座の連続性を活用してて、いいなぁ。って思った。いい先生だ。
憲法改正箇所として「大災害があった時に衆議院の任期を延長する。」は、みんな、反論せずに、「いいんじゃない?」って賛成しやすいだろう。が、それは、本当に賛成する所か?という、学者からの解説、反論。
現行の憲法、法律、自民党の草案、いろいろ、を資料にして解説。私のざっくりした理解。
例えば大災害が起こった時に、衆議院が解散、任期終了してて議員が0だったとしても、参議院は任期6年で3年ごとに半分が改選だから、参議院は最低でも半分の議員が在任中である。だから、
憲法54条第2項 衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。
より、対応可能。
すでに、緊急事態に対応するための条文は用意されているのである。
だから、そんな条文を憲法に加える必要は無い。
終了後、立教大学でのポシャった集会の準備頑張った学生のチームの紹介。この講座のお手伝いもしてくれてるらしい。会場の参加者みんな、大きな拍手。良い、講座だった。次回も楽しみだよ。
大学の先生の話を聞くのは、先生の話を聞いて、ちゃっかり勉強手抜きしようとう魂胆もあるけど、その人それぞれの仕事っぷりを聞くのが楽しいって側面がある。現役の学生だった時は、そんな事思いもしなかったけどね。