学者の会のシンポジウムに行く。シンポジウムに行くなんて何年ぶり?こんな日がやってくるとは思わなかった。ちっと、勉強モード。政治家の話は聞いてみた、ので、次、学者の話。学者の話をタダで生で聴ける機会はそうない。
開始の20分くらい前に会場に到着。巨大な階段教室ホールがすでに満席、下から上まで空席なし。ステージまん前の空いてた関係者席に座れてラッキー。1300人〜くらいの参加者だったらしく、立ち見の人も居た。
その世界での有名らしい学者さん、満載。学者の会の先生たちは、SEALDsの国会前のデモでスピーチを聞く。学者の名前を知らないから、なんかその世界ではスゴイ人らしいくらいしか知らない。だから彼らの業績を知らないまま話を聞いた。なんと無く知ってるのは、小熊さんくらいだよね。栗原さんが、名誉教授になっててビックリした。
一般に開放されていたシンポジウムだから話す言葉は分かりやすいかった。難しい事もなかった。面白かったし、ちゃんと学問してきた人の言葉は深いなぁ。と、思った。一応、大学でてるのに、そんな感想を持つくらいアホ学生だったわけです。(^^;;
学者が路上に出たり、研究室の外に出てきたのは、彼らもいろいろ問題を感じていて、いろいろ考えていたって事、いろいろ団体を作ったりしてた事、言論空間 が狭まっているとか、労働環境がよくないとか、彼らも閉塞感とかあったんだろう。台湾のオキュパイの影響もあるようだ。
樋口陽一さんは、別格扱い。先生の先生みたいな。確かに一番長老。国会前でスピーチした時も、近くに居た若い男の子?が、警官がうるさくてザワついて聞きづらい状況に、「樋口陽一先生のありがたい言葉を聞け。」とか、言ってた。憧れの先生で、そういう存在な人なんだろうな。
小林節さんが、登壇すると、「待ってました!」と、掛け声がかかる。真打登場か?その気持ちはよく分かる。節さんかっこいいからね。
小熊さんが、世界的に共通な側面と日本固有の点を、まとめてくれた。問題点、今後の運動の落としどころなど。彼が、学者という立場でブレずに話す様子が、また、際立つ。
クールに学者だが、彼は研究室に居るだけじゃなくて常に外に出てるね。
それに対する、中野晃一さんの、熱い話っぷりも、また、よし。
SEALDsが活躍して運動をカッコよく視覚化して「場」を作った。この功績はすごいよね。
SEALDsの大澤さんのスピーチは、いつも心に響く。何だろう彼女のスピーチの強さ。
同じくSEALDsの奥田くんの、発言が、また、いい突っ込み具合というか、絶妙だ。彼は、本歌取りが上手いし、ポジティブなイメージを作る。
ジュンク堂の「民主主義フェア撤去」の問題から、思い出した事。
以前、ニコンサロンであった、従軍慰安婦だった女性のポートレイトの写真展が中止されそうにな事があった。(大阪の展示は中止になったんだか?)いま、あの事があったら、私は、どうするだろう?と、ちょっと、考え直し中。
その時は、別に行動しなかった。ニコン不甲斐ない、くらいな気持ちだった。写真展見ても、「え〜。これで中止ってヘタレてる。過去は写真に写らない。」と、思ったような。気がする。
「私は、共産主義者ではないから何もしなかった、そうして、気が付いたら…。」って事にならないだろうか?とも考え中。
友人と話す。写真の友達で、いつも写真の話ばかりだけど、今日はめずらしく、ここんとこ社会が厳しい話。30, 40代の友人たちが、忙しいこと。派遣してると不安定。お金も時間もない。休息も不十分。好きな事に費やす時間がない。何か変、気持ち悪いと思っても、それを考える気力と体力と時間がない。当たり前の生活をする事が難しいって話をする。
私は、まともに働いてないから貧乏だけど今の所時間はある。なので、デモやら集会やら行く事ができる。どっちかって言うと自分にできる事は、そのくらいなもんだという気持ちがある。
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