フランスに留学している友人とやり取りしてて、出て来た寺山修司の短歌
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」
外に出て、いろいろな事が相対化できるチャンスって貴重だって思う。
ネット暮らしをしていると、マスコミが報道するよりも早く、もしくはマスコミが報道しなくても、首相官邸前のデモの様子が判ったりする。しかしネットに繋がっていない人、マスコミが主な情報源の人は、首相官邸前でデモがあるって知らなかったりするわけだよね。知らないってダメだと思うんだ。物事や自分を相対化したり考える(突っ込む)とっかかりや、チャンスを逃しているんだもの。情報弱者で居るのは罪だと思う。
安倍ちゃんが、集団的自衛権を閣議決定しちゃった。したら、高校生に自衛隊からスカウトのお手紙が来たんだって。残念なくらい自民党は裏切ってくれない。
「ハンナ・アーレント」と「エヴァの告白」見て来た。
ハンナはヘビースモーカな哲学者。私は「善良で真面目を疑わない」を嫌っているのだが、それは彼女の仕事「悪の凡庸さ」の欠片だったのだね。彼女の仕事っぷりは、筋金入りでめちゃカッコ良く見えた。しかし、家族のように親しくしていた友達には、絶交されちゃって、世間から非難ごーごーでホント辛そう。
映画の中で彼女が言うセリフが気に入る。「1つの民族を愛した事は無い。」
Wikiによれば、学生時代ねずみの友達が居たらしい。にまぁ。生きてる彼女に会ってみたかったなぁ。
「ハンナ」もう1回見たかったけど、ヨレヨレだったから帰宅。彼女の仕事、何か読めたら良いなぁ。哲学かぁ。いつも挫折してるんだよね。
「エヴァの告白」の原題は「The Immigrant」アメリカへ移民する女性の話。
どちらも戦争を逃れてアメリカへ移住した女性が主人公。
久しぶりに撮影。写真を撮らせてくれる人が見つかったら撮影なので、ホントに遅々としか進まないNUDEの作品。そんなわけで、まだ少しの人しか撮ってないけれど、人って本当にそれぞれ違っていて、写真は、外側を写すだけだけど、違う。同じ人って居ない。しかし、毎回、ちゃんと撮れているのか不安である。
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