フランス語の授業。préférerが上手く言えず。préfèreになってたり、良くわからず。おまけに、それに続いてfaireがあったら、もう、自分が何を言ってるんだかってアフアフ。
映画を見に行く時は、いつも雨なのに今日はお天気よし。それでもJe préfère aller au cinema. というわけで、早稲田松竹にロウ・イエ監督特集3本立て見てきた。
- 「スプリング・フィーバー」
- 「パリ、ただよう花」
- 「ふたりの人魚」
ハンディーな機材で撮影しているから、手ぶれあり。一応許せる範囲。よって、静かな印象が少ない。場面がアンダーに落ちる所もあるし、それがリアルといえばリアル。この3本の作品の中では、「スプリング・フィーバー」が一番好きだ。中で引用されている詩がとても気に入った。パンフレット購入。郁達夫(ユイ・ダーフ)という中国の作家の作品だった。
こんなやるせなく春風に酔うような夜は 私はいつも明け方まで方々歩きまわるのだった
「春風沈酔の夜」郁達夫
寒く無くなった頃の春の夜は、こんな気分だよ。やるせなくて、でも、どうしたらいいんだろう。って、映画だよ。俳優さんの体が逆光で撮られていたりするので、ツボだ。あー。この逆光で写真撮りたいとか、関係無い事考えたり。ラフなのに美しいシーンがあったり。
「パリ、ただよう花」デラシネ感満載だ。しかし、花は、アバズレになれるだけ羨ましい。つまり私と彼女の違いは、実際のアバズレ度が違うってだけの話。
「ふたりの人魚」映画内ストーリーがいつの間にか交差する。ポケベル、携帯がデカイとか、人々の服装とかの感じが、20年くらい前の中国かな?河の水がすんごく汚いっぽいので、あの中に入るのは、ちと嫌だなとか。
帰りに古本屋をいくつか覗いてみたり、小さな珈琲屋を見つけたりしてみた。
早稲田の古本屋の店主って神保町の感じともちょっと異なるね。もっと、昔ながらの古本屋のおやじって感じ。ハタキもってパタパタしてたりね。
コーヒ屋さんを出たら、夕日が赤くて、まるで「太陽にほえろ」みたいだった。昭和感満載だった。
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