美術館2軒はしご。
東京国立近代美術館。やっとクーデルカ見る。初期と実験作品がかっこ良くて、「おぉぉ」ってかったから図録買おうって、いくつか知ってるイメージはあったんだけどね、売店で見本見たら、欲しい所の写真が全部掲載されてなくてガッカリして買わずに帰る。すげー残念で「ちっ、なんだよう。」な気持ちになる。他のシリーズは良いんだよ図録に無くても写真集あるから手に入るんだよぅ。展示ジプシーのシリーズ多すぎ。「侵略」はよかった。パノラマシリーズはデカすぎると思うんだよ。というわけで、雲の上の憧れのクーデルカは、やっと地上に降りて来たよ。
常設展で戦争の絵のコーナーで藤田嗣治の絵が2点展示してあった。他の作家の絵もあったけど見比べると段違。彼が戦後日本の画壇?を追放された理由がなんとなくわかるような、つまり、戦争賛美なイラスト的お仕事をせずに、目一杯画家の仕事をしちゃったわけだよ。全然賛美してないし、煽ってもいない。上手い上にグロテスクでドロドロな感じがリアルに思える絵で、コレでつまり他の作家に嫉妬されたわけだね。戦場には行かずに過去の歴史からこの絵を作ったんだよね。すごいなぁ。で、思い出したのがJeff Wallのアフガン?の戦場の様子をスタジオで作った写真だが、Jeff Wallのはパロディなんだなって思った。
次、都写美。今日は全館タダ。なのでお客さんいっぱい。写真友達やら知人に遭遇。面白かったのは、高谷史郎「明るい部屋」。メイプルソープの作品が2点展示されていた。パティスミスのヌードで窓際のスチームの配管?に捕まってしゃがんでいる写真とセルフポートレイトの脇の写真。どっちも凄く好き。印刷でしか見た事なかったパティスミスの写真が見れて良かった。良い写真だったなぁ。
さて、明日はフジヤカメラに行くべきか行かざるべきか、それが問題。
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