2008年から3年。少しだけ残っていた土地勘をたよりに歩き回る。迷子になるのにも慣れた。
パリ6/29→7/3
フォアグラを初体験。おいしかったのに準備やら移動疲れ睡眠不足で完食できず残念。
リヨン駅前のカフェでぼーっとしつつ行き交う人の様子を眺める。
本や新聞を読んでいる人、抱えて歩いている人が多い。
カッチリした人も入れば、普段着の人もいろいろなので、朝の風景にグラデーションがある。
「それぞれ好きにすれば良いんだよねぇ。」と日本で溜まった澱を流す。
この儀式をしないと始まらない。
前半のパリのメインは7/1フランス国立図書館のキュレーターのレビュー
場所は新しい方じゃなくて旧館の方ね。
受付に現れたアンさんは、
ダボっとしたズボンに白いシャツ、ダボっとメンズなジャケットを着て、靴はウィングチップ。
髪は結って、口紅は赤。というスタイル。かっこいい〜。
(アルルでもこのスタイルだったので彼女の定番なのだろう。)
通された版画、写真部門の部屋の天井には窓があって、
アトリエのように透明な光が注いでおり、
いつもの写真が5割増でかっこよく見える。
もらったコメントはおおまかに。
- 悲劇的らしい。
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「Break」破らなければならないらしい。「ココ(ici)じゃなくて向こうを撮る。」確かにブレイクスルーを探しているのだが、どうして判ったんだろう。長谷川さんの写真を引き合いに説明される。「彼の写真は私にとって心地良くないんです。」と言ってみる。
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編集の方法について指摘。強いイメージばかり集めても平坦になるからリズムを考えるとかそういった事。
ところで旧館の閲覧室をドアの窓ごしに覗いたのだけれど
丸くて天井が高く、壁に本がぎっしり詰まっていた。
圧倒されて涙が出そうになる。
フランスのインテリはこういう所で資料を探すんだね。
ギャラリー巡りなど。
歩き回って写真撮ったり。
ポンピドゥーの展示を見る。
バーゲンの時期なので、週末の洋服屋さんは大繁盛。ウロウロ迷子しつつ見つけたA.P.Cのある通り自体がバーゲン会場。人出が多くて買い物オーラが充満。
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