新宿のギャラリーを巡る
・中島恵美子写真展「遥かなる旅 10 -幸福論-」@ルーニィ 距離間がある。良い意味です。
・峰崎野人 「季節の袖」@Place Mミニギャラリー 「世界」のグラビアの公募ページで掲載された作家さん。特別なものは何も写っていない、すごくストレートに素直な普通な写真な風情。黒くもなく白くもないプリント。でも、いつまでも見てしまう。ミニギャラリーなのでこじんまりしているけど、それが逆に密度を高くしているのかもしれない。
次の展示は20点くらいでこじんまりやりたいな。ねずみくんのようにちびちびしつつ。にしし。
夕方、お腹が空いたのでデニーズで休憩。ついでにさるぢえを考える。
向かいのテーブルに座っていた菊地凛子っぽい女性が読書に没頭していた。厚めの文庫本の開き具合からするともうラストシーンの方らしい。涙が出てきたらしくテーブルのナプキンで涙を拭っていたが、もらい泣きしそうなくらい泣きべそモード。 そのまま読み続け最後まで読んだっぽい。お手洗いに席を立ち。その後会計をしてお店を出て行った。何の本を読んでいたのか気になった。
食後のコーヒーを飲んでいたら、車いすのおばあちゃんと付き添いの人が隣の席に付いた。会話の内容から、彼女にとっては少し遠出だったのか頑張って出てきたっぽい。おばあちゃんは、車いすのまま食事をするのかと思っていたら、付き添いの人がちゃんとテーブルの椅子に座らせてあげていた。「椅子で食事だよね。そうだよね。」と、変に納得する。
おばあちゃんは体の自由がきかないので、時々、食べ物をこぼしたりするが、大きなもは小さくしてあげれば自力で食べることができるっぽい。その無口な食べっぷりは「動き回らない小さな子供」のようだ。付き添いの人は、本を読みつつビールにおつまみ。これまた、普通の食事の風景。