高橋源一郎の『「悪」と戦う』を読んでしまった。装丁が坂川事務所。カッコいいのはそのためか。ゆっくりちびちび読むつもりが一気に読んでしまった。もったいない。
で、「さようなら、ギャングたち」を本棚から引っ張り出して、読み返そうと数ページ読みかけた。文体が同じ、っていうか空気感が同じで、29年前バブルよりも前に書かれた作品が色褪せていない。嬉しくなる。写真に例えるなら、白岡さんや尾仲さんの写真が、初期の作品も新作もトーンが変わらないって事に近い。
高橋源一郎と同じ時代に生きていて良かった。
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