むぅ〜。例によって旨くまとまらないなぁ。
「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」
2月24日に石原慎太郎くんが提出した議案で、3月18日に条例が成立しそうな雲行きらしい。
展示だの確定申告だのしていたらこんな事に。
弁護士山口貴士大いに語る 条例案の解説があります。
石原くんが提出した案(条例の改正案なので法文章)をがんばって読んだり、ネットで情報を探したりしてみた。
アラーキー、野村佐紀子、篠山紀信、沢渡朔もダメだといわれちゃうんじゃないだろうか? と思うのだが、写真の人達はこの件あまり気にしていないのかなぁ。これに対する意見があまり聞こえて来ない。条例を読んだら、青少年の健全な成長を守と言う名目でいろいろやっちゃうもんねぇ。と、いう内容。慎太郎くん、作家のくせにどうしてこういう事してくれちゃうのか理解できないなぁ。
- ネットでの規制を強化
- プロバイダーがフィルタリングのサービスしなくちゃなんない
- 児童ポルノ根絶しなくちゃ
- 密告してくれよ
- 知事がコンテンツをオススメできる
などなど、いろいろあるんだけど、大きなお世話!と、言いたくなるのなぁ。
以下のものがダメだよんと書かれているんですが…。
「妄想世界で18歳未満と思われるキャラでエロを肯定的に表現し青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」
「健全な成長を阻害するおそれがあるもの」を、どう判断するのか良くわからないなぁ。とっかかりはエロだけど、こんなもんはいくらでも拡大解釈が可能だから、気がついたら自分の写真が発表できなくなる可能性が0じゃない。
憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
どうもこの条文とは一生のお付き合いになりそうだなぁ。残念な事だ。
(私は小学生の頃2度転校している。最初の転入先の学校には制服があった。そこの校則というものに大人しく従う事ができなかった。十把一絡で制服なんか着せられる事ががまんならなかった。「私は、私だ、着るものくらい自分で選ぶ」と思った。そんな時は、この条文の「他一切の表現の自由は、これを保障する。」を心の支えにしていた。)
今日の東京新聞の朝刊にかなり、まとまった特集記事が載るようです。買いに行かなくちゃ。
規制しようとしているヒト達の事が良くわからないのだけれど、他人のやる事に何故そんなに熱心におせっかいに、あれこれ気にしてくれるんだろう。
見たくないなら見なければ良い。売り場に行かなければ良いわけですよ。自分の子供やら家族に見せたくないならば、犬をしつけるように教育すれば良いと思う。自分の周りで自分の事をすれば良いと思うのです。そうやって自分の事をやればそれで良いのでは。どうして権力に頼って事を進めるのだろう。
いろんなヒトが居て、いろんな考えをするヒトが居る。他のヒトともかく自分はこうするという態度で居てくれれば、お互い幸せだと思うのです。
そんなに他人の事に熱心なのであれば、妄想の世界に介入するんじゃなくて、リアルな世界で虐待で死んでゆく子供や、老人介護で困っているヒトたちなど、本当に弱者の事を熱心にサポートしてあげるべきじゃないか? つまり、健康的で文化的な暮らしをするために、他にやる事あるでしょう。と、言いたい。
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