15日(水)午前中、鍼灸メンテ「ごろごろしていてくださいね令発令」。
午後2時過ぎ、ばーちゃんが転院先の病院で亡くなった。意識だけははっきりしていたので転院したと分かっていた事が救い。
急遽、雑用を済ませる(この件については後日まとめて)。夜、実家に帰れる最終の新幹線に乗るために東京駅に行くが時間を勘違い。乗り損なう。朝一の切符を買って夕飯を食べて帰る。暑くてあまり眠れない。
ばーちゃんは、病気がちで基本的に引きこもりさん「彼女は幸せな人生を送れたのだろうか?」という点が気になる。
お通夜は両親だけで葬儀場で静かに済ませた。ゆくっり落ち着いていろいろ話ができたそうだ。
16日(木)5時に起きて7時の新幹線に乗る。車内で爆睡。葬儀場に着いたのが10時過ぎ。親戚のおじさん、おばさん、従姉妹と挨拶。ばーちゃんは綺麗にしてもらって納棺済み。お棺の窓を開けてばーちゃんに声をかける。
無宗教で坊さんなし、写真なし花なし、軽い食事をしつつ身内話で盛り上がる、ホントに身内だけの超ジミ葬式。14時、焼香だけして出棺。火葬場へ。最後にばーちゃんの写真を撮って、炉に納める所を写真撮ったら係の人に注意された。そう言えば火葬場は撮影禁止だという事を思い出す。何故だろう。15時半ごろ、さっぱりと立派な骨になる。でかい骨つぼで、母ーちゃん、おじさんお互いに「こんな大きいのどうするだ。」発言。大笑い。
近くの温泉に移動、温泉に浸かって食事。その間、のど仏だけ上座に置き、でっかい骨つぼは車のシートでお留守番。さっぱりして、おいしいご飯で和み、親戚話爆裂。雨にも降られず良いお日柄? であった。
家に帰って、骨つぼをばーちゃんの部屋に置く。ばーちゃんの気配が部屋にあるような気がする。
ばーちゃんは散骨を希望しているのだが、墓以外の場所に埋葬するには、骨を2mm以下に砕かないといけないらしい。そりゃそうだ。大腿骨とか地面からゴロ〜ンと出てきたら問題になりそうだ。
夜、雷雨がすごい。深夜3時過ぎ、隣の家に落雷したらしく大火事。家は停電。GRD持ってヤジ馬になりに行く。あっという間に全焼、びっくりした。風の強い日だったら家にも火の粉が降ってきたかも。
17日(金)停電が復旧しておらず、カセットコンロでおじやを作って朝飯。両親に、彼女の履歴の断片を聞く。午後東京に戻る。
ばーちゃんが入院してから1週間、元気になるかと思っていたのにあっという間に亡くなった。最後に撮った肺のレントゲン写真は左右共に真っ白だったらしい。長いような短いような1週間だった。正直、面白い(興味深い)1週間だった。ばーちゃんのおかげで少しだけ判った事があったり、反省する事も多かったり、いろいろあった。彼女は、ばーちゃん不幸な孫の私に、病院で付き添いをさせてくれて、最後にいろいろな事を教えてくれたような気がする。
さるぢえさん、
おばあさん、亡くなってしまったんですね。
何てあっけないんだろう。
短い間にいろんなことがあって、きっと疲れていると思います。暑さも続くし、ゆっくり身体を休めて下さい。
ご愁傷さまでした。
投稿情報: Yas | 2009/07/18 08:10
Yasさん、
ありがとうございます。やっとのんびりネット巡回中です。
投稿情報: さるぢえ | 2009/07/18 18:47
うちのばーちゃんも入院してから10日くらいで、いわゆる老人にありがちな間質性肺炎で、肺が真っ白になってて、亡くなる直前まで意識しっかりしてました。
田舎に生まれ田舎に生き、田舎の価値観の中でよくあるありふれた人生を生きた祖母でした。そしてお葬式でやっぱり私は自分のばあちゃん不幸を思いました。
亡くなったすぐ後に日本橋三越で仕事の食事をした際、こんなベタなところでばあちゃんに食事をさせてあげたかったと不意に思い涙が出て、仕事相手を慌てさせたことを思い出しました。
投稿情報: 藤田めぐみ | 2009/07/21 18:45
藤田さん、ありがとう。
老人の肺炎は、そんなふうなんですね。
思ったほど引きずってはいませんが、涙が出そうになる時もあったりします。
個人的に別件で、ちょっとバタバタしているので紛れているというか、いろんな事が重なっているのが良いのか悪いのか、何か落ち着かない夏になりそうです。
投稿情報: さるぢえ | 2009/07/21 19:58