さるぢえブログ

Purpleより、Blueが好きだけどね

2008年に参加した英語のレジュメを作るWSで出来上がった文章の一部。
この英文自体は、講師の先生が作ってくれたもので、自分でこんな大人の文章は作れない。

I have no preference to where I take my photographs. It could be in Japan or abroad. I believe that beauty exists everywhere and they liberate me from my inherence such as nationality, domicile, sex, age, and even time.

自分の写真について、（写真について考えているのか、自分について考えているのか、その境目が曖昧だが）、その時考えていた事のハズだが、この文章を裏返してみれば、自分では変えることのできない属性から自由になりたいと、思うのは、それに捉われていて、どうあがいても自由になりきれないという思いがあるんだろうな。

プリンスの後追い俄かファンとしては、もっと早くにプリンスの仕事を知ってたら、良かったなと思う今日この頃。

昨日の鍼灸。前回、先生に湯たんぽ推奨されたので、「2日はがんばったんですが、暑くてダメです。」って話たら、「腹巻からはじめましょう。」と、腹巻推奨 and 「Tシャツはズボンの中に入れてお腹冷やさないように。」という御達しが出たが。ジーンズのウエストにTシャツ入れる余裕が無いんだよね。それにTシャツ中に入れるの「いや、それはちょっと」と、拒否できる場面でもないので、困ったなぁ。寝る時の腹巻は、まだ受け入れられるが。。。

体の一番冷たい所と暖かい所を比べると、お腹は2番目に冷たい所っぽい。昔からそうだから、まぁ、そんなモンかと思ってたんだけどね。。。

腹巻って冷え対策コーナーで売ってんのかな。

そろそろ二十世紀

 

 

連日、いちじく食べてたけど二十世紀出てたので乗り換えた。もう少し、いちじく食べていたい気分ではある。

バイト終わってから休憩しつつプリンスの評論読むが、音楽の知識がほぼゼロなので、音の話になると「そう。」としか言いようがなくて残念すぎる。現代思想の表紙のモノクロのプリンスはカッコイイと思う。

昼、中華。今、中華食べるのキツイかもしれん。と、思う。ウチで作るものって、化学調味料添加しないし、最近コンソメキューブもあまり使わない。塩、胡椒、醤油、時々赤い辛いのくらいしか使わないし、薄味だし。

とりあえずRCにプリントしてある写真をスキャンだけした。できてない事より、できた事を良しとしよう。と、おさぼりモード全開。低きに流れとります。

GRDの出番が無いまま

フランス語の友達と日本の居心地の悪さについて一致点を見る。
2週間とか半年とか語学留学やら滞在やらで、日本を脱出する友人何人か。
私は、その、居心地の悪さと闘ってみたり、闘え無かったり。
そして、ここから、出る事が出来ずに、「傷」について考えたり。

ネガ見てドキドキ

現像したネガをマジマジ見る。ちゃんとピンと合ってるといいのだが、プリントしてみないとわからないんだよなぁ。同じカットを何カットか撮ってるから、どれか当たってると嬉しいのだが。だからワークプリントが面倒なんだけど。ドキドキする〜。

友達がPrinceのDVDとブルーレイくれたので、1日に一度はPrince見てるような。病み付きヤバイ。

古本をドナドナするが査定が3週間くらいかかるらしい。家からドナドナ本が無くなってスッキリしただけでもヨシとしよう。

溜まってる新聞紙は、台風雨で捨てられず、来週に持ち越し。む〜。

とりあえず明日は粗大ゴミ。

今まで何してたんですかね。って感じの部屋の散らかり具合。暗室の整理のために周辺からやらないとたどり着けないもので。

 

 

遠く離れて地球に一人

鬱々としているので、用事作って浅草に出かけた。だからって、何か好転するわけないのは承知している。

東京の東は意外にさっぱりとした風が吹いていて、暑かったけど気持ち良かった。遅い午後の斜めの光は、もうすでに少し寂しさが混じってるよな。そう思うのは、こちらの問題かもしれないが。
観光客沢山いた。フランス語が聞こえてきて、耳がダンボになるが、「右」しかわからなかった。永井荷風が通ったっていう噂の洋食屋さんに遭遇。

バンダイのビル、前からココだった？キャラクター並んでて、通りかかった人が写真撮ってる。ウルトラマンと仮面ライダー撮る。セブンの歌が脳内に最初ロードされたけど、これウルトラマンだからってリロードする。おかげで「帰ってきたウルトラマン」の歌が鼻歌ループ。なぜか仮面ライダーの歌は思い出さず。なんでだ？あ。「かめーんらいだー、かめーんらいだー、らいだー、らいだー。」ってとこだけ思い出した。

うろうろ写真も撮る。フィルムを最後まで撮り終えたらカメラが自動で巻き戻す。で、終わったから裏蓋を空ける。「げ！なんで残ってんだよ！」びびった。速攻で閉めたけど、残ってた所、感光しちゃったな。傑作だったかもしれないのに。コンタくん、エネルギー切れ？電池切れかかってみたい？とりあえずなんとか巻き戻し電池交換する。シャッター音が鋭くなる。なんだかなぁ。電池無いよ表示出て無いのになぁ。大丈夫かなぁ。コンタくん。

帰りに最寄りのスーパーで牛乳買って帰宅。

 

なんとなく新宿っぽい

参議院選最後の週末、立候補していた小川敏夫さんの新宿での街宣を聞いたあと、キンコーズでプラカをパウチしようと四谷方面に歩いてて、見つけた。閉店のお知らせ。前日に閉店したばかりの古本屋さん。

新宿御苑の真ん前のビルに入っていた会社に、勤めていた時からあった古本屋さん。表のウィンドウには薔薇刑の写真集が置いてあったり、気になってたけど、買い物した事は無かった。その会社は10年ちょっとで辞めちゃったけど、写真ギャラリー巡りの度に前を良く通った。

閉店ほやほやって、時々遭遇するんだよね。

裏がこんな店だったとは知らんかった。飲み屋か？この店が営業していたのは何時の頃だろうか？

と、記念撮影。

先月から腰パンパンが続いてて、あまり撮れてない。とりあえずワークプリントだけざっくり。バライタにプリントするか？不明だが。

写真みせびらかす

写真見せびらかす会。2回目。

「この写真はボツでしょう。でも、ヘンテコな写真にならないかなぁ。」って、プリントした写真が大ウケで複雑な気持ち。とりあえず、「ウケた写真があったからいっか。」と、前向きに受け取る。終了後、中華でご飯食べて、写真の事やら、その周辺の事をあれこれ話て血中写真濃度あげる。

月に1度の貴重な時間だ。

身の丈の写真つくりたい。

写真作業進めねばというわけで

とりあえずベタとった。

うちの暗室部屋と言う名の物置は片付きそうもないので、カロタイプ借りた。久しぶりのに、お客さんになる。少しでも短い時間で作業しようと焦りますな。

「この中にプリントしたくなるカット、どんだけあるんだろう？」と、悲観ぎみに、チャプチャプして、なんとなく、白岡さんの事を思いだす。

出勤するといつも、「いい写真焼けてますか？」って、お客さんに声をかけてた。暗室の入り口に立ってそうな気がした。

暗室カードの控えを紛失したので、カロタイプ用の控えを貰ってきた。利用記録が白岡さんの文字で書かれているの所があるので、どうしても、手元に欲しかったのだ。

49日過ぎただろうか。

夕暮れ時がいい感じの色

ネガの整理に手をつけた。整理して圧縮しないと場所取ってしょうがない。からだけど。通し番号付けて年ごとにストレージボックスに入れれば積み上げられるから、圧縮できるんじゃないかなと始めたわけだが、2Bの頃のネガには年月までのデータしか書いてないとか、場所が書いてないとか、「おい！ちゃんと書いておけよ。」って、もう、ベタも今以上に適当に取ってるから、黒焼きとか、KonicaPANってトーンが平面で、ベタ凝視して、脳内記憶をサーチして、えらい疲れる。適当なベタで、「ワークショップの頃のネガは、どうでもいいかな？」ぐったりする。よって「何でコレ焼いてないの？」というカットも僅少。残念な事だ。

一度バライタにプリントしたネガは、箱に別にしてまとめて入れてたりするから、探せるけどね。NUDEのネガは人ごとに番号付けたから、探すの楽なんで、他のネガにも通し番号つけることにした。ワークプリントから本番プリントするとき、後からネガ探すときに探しやすい。って、今頃、ナンバリングなんかしてる。撮影本数多くないしね。

昨日、銀座ニコンへ長谷川さんの写真展を見に行く。この写真が審査に通過するのに毎回応募を欠かさず22回落ちてる。その経過をなんとなく知ってる者としては、22回も落ちた理由もわからないし、今回は、どうして通過したのか理由は分から無い。審査って何なんっすかね？良いイメージあるし、良い写真展だと思う。デジタルだから？すべてトーンで埋め尽くされてる感じが、好きじゃ無い。私のように黒を潰してプリントする者にとっては、あけっぴろげすぎる。というか過剰。最大の黒が出てても何だか物足りない黒。時々、プリントの色が「？」って、引っかかる。微妙な所が、気になる。なんで銀塩でしないんだろうな。
私は、フィルムで続けられるうちはデジタル使わ無いって思った。

移動途中にベルクでエネルギー充填。新納翔写真展も見る。大きめのプリントが額装されて展示してあった。お客さん越しにも見やすかった。

立教大学へ、立憲デモクラシー講座聞きに行く。池袋西口久しぶりで、改装後（いつの事だよ）の芸術劇場に初めて足を踏み入れて、うろうろしてたら開始時刻ギリギリ。満席。

司会は、西谷修さん。
前回まで早稲田で開催されていたが、今回から立教で初日なので、学部長さんの挨拶あって、立教大学の理念を解説。去年、学者の会とSEALDsの集会を立教大学で開催予定だったのに、使用許可が下りずに、法政大学に場所を移した経緯があるから。今回はリベンジで気合入りまくり。

「大震災と憲法ー議員任期延長は必要か？」高見勝利さん。
冒頭、「少し緊張してます。」と、水を一杯飲む。教えるの商売だし、長年講義し続けて来た先生なのに、なんか、いい先生だなって思う。そして、この講義が、今までの先生達が話したようなスケールの大きな話でもない事を申し訳なさそうに言うので、控え目な先生だなぁ。って思う。そして、今までの講座に出席してて、あの回の「…」って参照するのは、講座の連続性を活用してて、いいなぁ。って思った。いい先生だ。

憲法改正箇所として「大災害があった時に衆議院の任期を延長する。」は、みんな、反論せずに、「いいんじゃない？」って賛成しやすいだろう。が、それは、本当に賛成する所か？という、学者からの解説、反論。

現行の憲法、法律、自民党の草案、いろいろ、を資料にして解説。私のざっくりした理解。
例えば大災害が起こった時に、衆議院が解散、任期終了してて議員が0だったとしても、参議院は任期6年で3年ごとに半分が改選だから、参議院は最低でも半分の議員が在任中である。だから、

憲法54条第2項　衆議院が解散されたときは、参議院は、同時に閉会となる。但し、内閣は、国に緊急の必要があるときは、参議院の緊急集会を求めることができる。

より、対応可能。
すでに、緊急事態に対応するための条文は用意されているのである。
だから、そんな条文を憲法に加える必要は無い。

 終了後、立教大学でのポシャった集会の準備頑張った学生のチームの紹介。この講座のお手伝いもしてくれてるらしい。会場の参加者みんな、大きな拍手。良い、講座だった。次回も楽しみだよ。

大学の先生の話を聞くのは、先生の話を聞いて、ちゃっかり勉強手抜きしようとう魂胆もあるけど、その人それぞれの仕事っぷりを聞くのが楽しいって側面がある。現役の学生だった時は、そんな事思いもしなかったけどね。

ある、晴れた日

3月17日、写真家白岡順氏が亡くなる、肝臓がんだった。

昨日、白岡さんが主宰していた旧カロタイプ講評講座のメンバーで、前から予定してた「写真みせびらかす会」をする。場所はカロタイプ。写真見せて、あれこれ意見をもらう、人の写真をあれこれ好き放題言う会。「白岡さん引っ越しちゃって、講座できないかもだけど、有志で、そういう場が欲しいよね。」ってなんとなく「年明けたら、やれるかなぁ。」って、思ってたら、友人がやる、って動き出したので、貸し会議室探してみたりしたけど、お値段結構するし、写真見やすい環境か分からずで、う〜ん、って思ってたら、カロタイプが借りられる事になり決行。
13時〜16時までの予定だったけど、時間内に終われずで延長して、18時まで。10名参加。久しぶりに写真見た。楽しかった。

まさか、この会を始める前に、白岡さんの訃報を聞く事になるとは思わなかった。昨年、白岡さんの体調が悪い事は端から見てても分かりすぎるほどだったが、病状の詳細はまったく明かされてなかった。本当に最近まで病気の事は、まったく知らされてなかった。

白岡さんが、カロタイプを今のオーナーさんに譲っるって事が決まって、暗室番3人で昨年年末と今年年始に、片付けの手伝いして以来、約3ヶ月ぶりにカロタイプの敷居を跨ぐ。あそこのドアを開けるまで、実は、少し緊張してた。
ドアの表札が変わってた。部屋のレイアウトも変わってた。収納棚がなくなって広く感じる。デジタルプリント用にMacが導入されてて、プリンターも置いてある。知らない場所に連れてこられた猫みたいに、まずは部屋をウロウロする。暗室は相変わらず。
名前は同じだけど、違う場所になってた。だから、白岡さんの名残が少なくて泣かずに済んで、普通に居られて助かった。

2008年秋からカロタイプのWSに参加してから2015年まで、約7年とちょこっとお世話になった。今、計算してみて初めて7年という時間に気がついた、なんかもっと短いような気がしてた。写真を始めてから半分以上の時間をカロタイプで過ごした事になる。今から思えば、私がカロタイプ暗室番3号としてお手伝いするようになったのは、白岡さんの体調が良くない事が理由だったんだろうな。お客だった私に「いろいろあって、来られないから。」ってお願いされたんだ。家が近くて、午後、時間あったからね。2年ちょこっと店番手伝ったのかな。最初は「暗室使っていいから。」が条件だった。一昨年くらいから、お給料少し出るようになった。隙あらば、ちゃっかり暗室使って我儘させてもらった。有り難かった。

白岡さん、講評講座の時は、タバコ休憩はしても1分も椅子に座った事が無かった。最初は14時からはじめて、終わってから少し飲みに行って、帰るのは終電間近だった。信じられない集中力と体力だった。
気がついたら「シンドイ」って言うようになってた。で、禁煙するようになった。痛風の疑いがあるとかで、そのうち禁酒するようになった。調子の良い時もあったのが、だんだん、体力が落ちてるみたいだった。調子良さそうな日が、だんだん無くなっていった。

去年あたりは、椅子に座る時間も多かった。しばらく、カロタイプに出勤しない時期もあったけど、「引っ越し先の家の建築が大変なのかな？」くらいに思ってた。出勤しても、日々、本当にしんどそうだった。それでも、WS休まなかった。白岡さんが、講評講座、辞めるって決めた時は、頷いて「そうしましょう。」（もう、みんな講評講座で白岡さんのアドバイス受けなくても、自分でやれますよ。）って思った。

ネットにあがってる写真で白岡さんの姿を目にすると、「この時、もう、病気だいぶ辛かったんだな。命削ってたんだな。」って、今頃、自分が、いろいろ、あまりにも不甲斐ない事で申し訳なくなって、謝りたくなる。

白岡さんは、必ず自分の考えを言う。「僕は、そうは思わんね。」（人の意見に同意した事ない。）
意外にせっかち。缶ビールの空き缶は、片っ端から片付ける。（座っててくださいよ。って思うけど。）
「いーから、いーから。」って、なんでも自分でする。（先生っぽくない）
銀塩写真はじめて日の浅い人には印画紙現像する毎に「どうなった」って、プリント見てアドバイスする。本当に丁寧に教える。手抜きない。
気配りの人。
納得できない事は、絶対承諾しない。
どうせやるなら良いものを作りたい。（妥協無し、今それ言わんでよ。って事でも良いと思ったら、やる。）よく辞書を引く。「それは、どういう意味なの？」
計算好き、メモ魔、いろんな事をすごくよく覚えてる。

「どうしたいんだね？」
「どっちが好きなの？」「好きか嫌いか、はっきりしなければ。」
「写真で何がやりたいんですかね？」