さるぢえブログ

ネガが薄いとか濃いとか

カロタイプでちびっとフィルム現像。ラボに出すとちょっと濃いめに上がってくるので、自分で現像すると何だかちょっと薄いような気がする。明日は少しプリントしよう。

テレビの語学講座の新番組「トップインタビューに学ぶ！自分を語る表現力」を見つけ、あわてて録画する。難しい英語を話しているわけじゃないらしい。

新潮4月号に掲載されていた「リア家の人々」をやっと読了。
日本の現代史が、砺波家という一家を通して書かれている。歴史が一定の距離感で語られ、それに伴う家族の変化と変わる人と変わらない人が書かれている。没頭して読んでしまうので正直な所、少し肩が凝る。しかし、東大出の官僚であるお父さんは、東大出だとは思えない切れの悪さだなぁ。妻の1周忌で再婚宣言しちゃいかんだろう。根回しなさすぎ。素直すぎ。

脳内インタビュー

家は非常に寒くて寒すぎて写真不向きな上、怠け者で根性ないので何もやる気にならない。ちびちび溜ったフィルムを現像するためにカロタイプに行く。久しぶりの現像で、初手から手順を間違えて手間取る。おもったより時間がかかる。

英語のレジュメ宿題対策。脳内でActorsStudioのジェームズ・リプトンにインタビューされてみる。果たしてこの方法はうまく行くのだろうか？ とりあえず「背景」はこの方法で乗り切れる気がするけど、まだ英語は一言も書いていない。

カタルシスだと思う

レジュメ宿題をするために前回のレジュメを読み直そうと、買い物に出たついでに静かなカフェに腰を落ち着けた。私のレジュメの構成は以下のようになっている。今回のとはインデクッスが違うので擦り合わせようと考えたのだ。

• Contact
• Awakening
• Theme
• Objects
• Execution
• After notes

Contactには、写真に出会った最初の体験が書いてある。半分くらい読んで涙が出て来た原因はコレだけど。原因となったものはタダのきっかけで一種のカタルシスだと思うが、自分で自分に驚く。

静かで他にお客さんが居なくて良かった。とりあえず、スケジュールチェックだけして店を出た。しかし、大丈夫か自分？

英語レジュメ書きワークショップ(1)

英語レジュメ書きワークショップを再受講する事にした。前回作ったものを補強したくなったのが理由。今日が初回。

15分間の自己紹介と写真のプレゼン。要点を紙にまとめたつもりだったけど、まったく体をなしていない。今回は隔週なので宿題の提出も少し時間がある。

今回のメンバーも興味深い方々なので、今後の展開が楽しみだ。

血中写真濃度、上がる

コンタックスに修理に出していたレンズを受け取る。修理代が1万5千円越え。

渋谷のルデコ 2,3Fで開催中の2Bワークショップグループ展を見に行く。いつも以上に2Fと3Fの雰囲気が違っていて興味深い。コンセプトのしっかりしった、コンテンポラリーアートのような作品が出現してきた事が今までと異なる。私は、秘かに「脳みそ筋肉系」と呼んでいるのだけれど、ココでソレが見られるとは思いもしなかった。最近は、参加人数が多くなってきたので一人一人の展示面積が狭いような気がする。

2Fは、頭が楽しい。プリントサイズ大きめ。
3Fは、目が楽しい。

いろいろ面白い作品が満載なのだが、私は、2Fの、花火の作品が凄く好き。
3Fは、110のカメラで撮った写真も好きだけど、実は、モノクロの物撮り写真がすごくツボにハマる。ノベルティーの人形とかフィルムの缶の写真の前でしばし立ち止まる。スペースがれば、もう少し大きい額で間を開けて贅沢に展示されていたら、さらに格好良さが際立ったような気がする。

「御苗場」で展示しました

「御苗場」見に来てくれた皆さん、ありがとうございます。

今回は、写真フレームとマットの金丸真（株）からフレームを提供して頂いたり、隣の谷さんには、搬入搬出でお世話になったり、感謝の日々。結局CP+で展示しているメイカーのブースをゆっくり見る余裕がなかったなぁ。

　しみしみ  - STAINs -　

　　　目の前にあるコンクリートは、
　　　何時からここにあるのか分らない。
　　　掃除されないのか、塗り替えられないのか、
　　　誰にも気にされずに有る。
　　　僅かな変化を日々蓄積し、時間の中でたたずむ。

展示は、こんなんです。

「御苗場」の会場に行く

「御苗場」レビューもあったので会場で3時間ほどウロウロする。出展者の居場所が無いので、結構疲れる。ブースの通路も狭いし。
横浜美術館の天野さんに凄いダメだしされる。これが、すんごく面白かった。思い出しただけで笑っちゃう。無視されるより強烈なダメだしが凄く嬉しい。

帰りに中華街の周辺で少し撮影。ご飯食べて、ビーフンの麺買って帰宅。

 

搬入しました。

今日、「御苗場」の搬入してきました。壁がヤワくて大変でした。

ハンデありすぎだ

積ん読本の中の一冊、ソンタグ「反解釈」をちらっと読む。40年も前に書かれたものだった。古典だねぇ。
日々、作品というものに「内容なんて無い無い。」「内容があるなんてウソウソ、思い込み。」と、なんとなく思っていた事が、どうもそうらしいっぽい？ 少し読みかけたばかりだから良く分んないけど…。

ソンタグの書いている事を少し同居人に話したら「それは、高校の先生が言っていた…。」みたいな事を、言われてしまった。

「げ！ヒトが何となく考えていた事を、そんな昔に君は先生から聞いていたのか。」と、思う。

ナンバースクールの先生ってインテリだ。
そうなんだよ、進学校に行くような人は10代にそういう事を体験しているんだよね。
普通の学校に行くと、勉強の基礎体力の維持と生活指導とかそういう何て言うか「落ちこぼれないようにする事」にコストがかかるから、教養の部分はオプションですら無いよなぁ。
高校生活自体は楽しかったから別に後悔しているわけじゃなし、10代の自分に、そんな話は多分理解できなかっただろう。でも、ハンデありすぎ。

批評の世界で、今どんな事が言われているのか知らないけどね。

手が差し伸べられる事の有り難さ

みなさん、アドバイスありがとうございます。
涙が出そうです。頑張ります。

昨日の続き。

私の写真は、場所も時間も被写体もばらばら。しかも、ドキュメンタリーのように出来事を説明するものでもない。日々の生活を写しているものでもない。写真をまとめている物理的な前提条件が無い。正直な所、光と影のトーンがあれば写っているものは何でも良い。

じゃ、「何を撮ったのか？」ではなく、「何を撮りたいのか？」と、考えてみよう。

時間の流れは、波なのか直線なのか分らないけど、ある点で切った時の断面。（全ての写真は、そういう物だけれど。）
その場に流れた時間の長さを感じさせる物。
僅かな変化が蓄積されてできる、慣れた着物のようなやわらかい気配。
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他にもあるけど、まだ、言葉が出ないなぁ。む〜。今日はここまで。