さるぢえブログ

突風に煽られつつな1日

2013年3月14日（木）～17日（日）ブルームギャラリーのコレクション展にて、「void」から何点か展示していただける事になりました。コレクション展なので他にもいろいろな作家さんの作品が展示されていると思います。会期が短いのですが、ご都合よろしければお立ち寄りください。
「void」の作品はギャラリーに預けてあるので、ギャラリーの方に声をかけて頂ければ、展示されていない作品も見られます。

今日は、友人とお昼ご飯食べる。2,3年に1回くらしか会わないのだけれど、そんなに会っていない気がしないという不思議な友達で、彼女が私にくれる言葉はいつも奥深い。
「"私、自分の事にしか興味無いんだよね"、って最近開き直りつつあるんだよね」って言ったら、
「そこまで、来てたの。なら安心だ。」と、次の茨の道への新たなスタートラインを引いてくれた。
彼女は、私がそういう人間であるって事を、メイキングモノクロームのグループ展での作品を見て思ったらしい。何で、それが分かったのか、そう思ったのか、という事は分からないけれど。何かを読み取ったらしい。当時、私は、全く意識していないし、自覚もしていなかったのにね。

彼女は岩手出身なので、震災の事を聞くべきか聞かざるべきか一瞬躊躇したけど、「大変だったんじゃない？」と、過去形で聞いてしまった。彼女から返って来た数少ない言葉と表情から、激しく後悔。私は、所詮、安全地帯に居る人間なのだから、せめて、想像力を働かせなくてはならなかったハズなのに…。「バカな事した。」

世田谷美術館にスタイケンを見に行く。意外に空いてた。横浜のキャパは結構混んでいたのにね。帰りは用賀の駅周辺を少しウロウロしてみた。

大脳くん、なんとかしおくれよ

昨日、パリのワークプリント続き。撮ってないわりに「やっぱり、コレも焼いとこうかなぁ。」って思ったよりプリントしてしまっている。相変わらずなカットばかりだなぁ。って中に、いつもと傾向の違うカットを見つけるが、「ありがちな写真じゃない？」で、珍しく定時にカロタイプ閉店。

Twitterでフォローしている、山田詠美botのつぶやきに、

@YamadaAmy_bot: 「自分の気持、伝えてみたらいいのに」私は、とんでもないというふうに首を横に振った。「まだ話をしたこともないのよ」「関係ないわよ。だって、話す前に好きになっちゃったんでしょう？よくあることよ」[放課後の音符]

私は、「よくあるよ。」と、mentionしてみたら、
友達は、「ないよ！ありえない！」と返してきた。

大脳経由してない感じで好きになっちゃう事あるんだよね。名前も人柄も性格も何も知らなくても、言葉になる以前に「！」ってシャッターを切るように。で、この場合、「どうして、その男が好きなのか」理由は全く説明できない。大脳くんの役立たず。とか思う。

空気が黄色かった

20年以上前にいった中国より黄色い空気なんじゃない？って感じに黄色い午後だった。

台湾旅行に行っていた友人からお土産を貰う。

チョーカー用に足りないパーツを調達。

帰宅したらB&Hからワイヤレスレリーズと印画紙が届いていた。「うほ！」バリバリ梱包を解いて、おキヤノン様にレリーズをセットしたが、ワイヤードでしか動作せず？？？で、落ち込んだが、デイップスイッチを入れ直したら動いた！わーい。苦節3ヶ月なんとかなりそうな所まで来た。NUDE撮影最初のモデルさんを撮影したのがちょうど1年前の明日。ちょっと新しい所に行っても良いと神様から許可貰った感じ。この間に多少は考える時間も出来たし、この間は必要な時間だったんだろうと解釈する。
さて、テスト撮影しなくちゃ。35mmレンズも必要だろうな。とりあえず最大の問題はなんとか解決で、にかにか。

1Nの端子T3をE3端子に変換アダプターをかまして、ワイヤレスレリーズのE3のケーブルを繋いで三脚に載せたの図。

ワイヤレスレリーズのセットには今時のカメラの３本端子のケーブルも同梱されている。

モコモコのジャケットを脱ぎたくないわけだけど…

暖かい事を素直に歓迎する気はさらさら無い。

金曜日。
去年撮影したネガのうちNUDE以外の写真は、現像しただけで全くプリントしていなかった。たいした本数撮影できなかったしNUDEのプリントでアワアワしていたので放置していた。ワークプリントしてみる。とりあえず去年2Bポートレイト実習を見学した時のネガから数カット。
ちゃんと光が当たっていて露出の設定も完璧。2号のフィルターで何の手も加えずストレートで立体的な写真がいとも簡単にできて、2B恐るべし。と思う。そうなんだよね。写真は理屈で出来ているから、ちゃんと光があたっている所を素直に撮影して、処理を間違えなければ素直にカッコいいプリントができるんだよね。苦労無いはずなんだよね。受講している時は分からなかった事だったけど、身にしみて確認する。歪んだからだを整体で整えてもらうような感じかな。 

パリのカットを少し。パリをアフアフしながら歩き回っていて1週間程で8本くらいしか撮れず。おまけに、思った以上にヘタレているので、あまり手を付ける気にならずだったけど、1カットすごくお気に入りが見つかる。ただ、他のカットはいつも同じものを撮っているって事も、これまた再確認。

今日。
起きたら午後3時近くで、がっかりしながら、ハム、卵焼き、ブロッコリーを山盛りな豪華朝食？を作る。UstでNO NUKES 2013のライブ中継があるのを発見し。っていうか、NO NUKES 2013やってたのね。って気がついて見てたら、細野さんのライブに遭遇。細野さんがキーボード弾いているので吃驚しつつ、じーさんいい味出してて、年とるのは悪い事でも無いような気がしてみたり、さんざんいろんな事をやった結果、残ったエキスみたなものだろうか？と、少し思ってみたり。 

POETIC SCAPEで開催されている渡部敏哉展「18 months」に。オープニングにおじゃまする。 また、改めてじっくり見に行こうと思う。会場に知り合い多数で、帰りにご飯。冒頭、銀塩モノクロ率高くプリントの処理の話で盛り上がる。2浴現像とかいう処理の方法があるとか、「えー。水洗の時間決めてないの」とか。あれこれ。

駅を出ると空気が海っぽい（東京とは違う）

横浜美術館へ
「キャパとタロー」見る。タロー、キャパの順番で展示してあった。タローのプリントは柔らかい感じで、キャパのプリントになったら黒シマってカッコいいプリントに変わる。プリント1985年？の物。所々に弟さんからの寄贈されたプリントがある。裏書きが見られるプリントもあって、まーじまじ見る。キャパが撮ったトロツキーの写真、多分かなり有名なイメージだと思うのだが、傷か乳剤かなにか問題がありカッコいい写真に。かなり写真的。キャパの写真は展示数が多い。平日の昼なのにお客さんいっぱいた老若男女。ドキュメンタリーもキャパの頃よりは変わって来たんだっろうって想像するけど、技術的な事やらアプローチの方法とか。学芸員の天野さんのコラム

コレクション展のシュールリアリズムのコーナにあった、ダリが、とても良かった。ダリの絵は初めて見た。かなーり巨大な絵。展示されている絵の前のソファーに座って、まじまじ見る。実はあまり興味無かったけど、好きな作家の一人に加わる。実物を見るって重要だな。去年パリで見られなかったのは、とても残念だったなぁ。
写真の展示は日本のドキュメンタリー写真。NIPPONのえーっと名取洋之助とか、沢田教一とか。あと森村さんもあった。

パスレイズでやっている蒔田恵理写真展「squall」。蒔田さんの展示を見るのは3回目。ニコンで展示していたのを見たのが初めてで「うわー。上手いなこの人。」って思った。今回も、「わー。蒔田さんだー」と、まーじまじプリントを見る。で、やっぱりキャプションは難しい。

この前、落としたピアスの代わりを調達。落としたピアスの片割れはお店の人がペンダントトップになるように丸カンに付け替えてくれた。これは思いつかなかった。ので、チョーカーに変身の予定。

悟空で休憩。お茶しつつ本読んで和む。ご託宣も貰う。未来への期待かー。

人生２番目くらいに引きこもり。（多分）

土曜日はカロタイプの講評講座で、友人と中華屋でご飯してから行く。

まとまらない写真をぶっちゃける。好きな写真をコアにして集めるのだが、だんだん拡散してわけわからなくなる。「やさしい写真」そうなのか？自分では良くわからない。何人かの人に好きな写真を上げてもらった。人によって選び方が違うのでいろいろ面白いのだけれど。とにかく次を撮らないとお話にならない。

来ないブツを「再送してね」のメールはとりあえず送ってみた。

最近ご無沙汰な友人と会う約束をしてみたり、強制的に何か予定を入れてみる。

買い込んだ本を読むつもりが引きこもりで、引きこもっていられるような身分ではない事は重々承知しつつも、お布団にくるまったまま出られれず寝たおした1日。気力が限りなく0。お腹が空くから、まだ大丈夫。しかし、脱出できる切っ掛けが掴めない。

FBやらTwitterをのぞくと、みんな活動的なので、自分ってダメな人感がしみじみ。

ブツブツしつつ

今週、火曜日爆睡。

水曜日、白岡さんのプリントを、まーじまじ見つめて「白岡さんのプリントって黒い黒いって言われるけど、そんなに黒くないですよねぇ。」「私の方が黒いですよねぇ。」「だから、もっと明るく焼けと…。」とか「白い写真って黒いのより過激に見えるのは何でですかねぇ。」と、ブツブツ。
お気に入りのピアスを片方落とす。ショックで立ち直れない。何の思し召しなのか？

今日、木曜日、結局、リニューアルした国立近代美術館の常設展に行く。年間パスポートの期限が延長された。（リニューアルで休館してたから、入会した時期によって数ヶ月の特別な延長処置。ラッキー！）
展示の数が減った？ような気がするのは気のせいか？でも、2,3ヶ月ごとに入れ替えるみたいだから良いかも？柱が目立つのがうーん。椅子が増えて座って眺められる所が増えていたが、自分の眺めたい作品の所に椅子があるとは限らない。
盛田コレクションがすげー好み。個人でコレ持っていたってすごいね。しかも、ニューヨークの自宅で。
写真のコーナが少し小さくなった？アーロン・シスキンのプリントはかなりキレイだった。写真集とは別物。
現代アートのエリアにはビデオ作品が展示されていた。ビデオ作品って絵画とか彫刻みたいに、こちらが能動的に見るのとは違って、嫌でも脳みそに情報が流し込まれるって所がかなり強烈。特に静止した作品の中でビデオ見ると、そのギャップが大きい。

美術館の後は東京堂書店に行くのがお約束。
本を買うつもりで行ったのだが、（ポール・オースター「リヴァイアサン」）想定外の衝動買い。ロズウェル・アンンジェ「まなざしのエクササイズ」。冒頭を少し読んだ。面白そうだが写真の解説が「えー。そうなの、そうやって、読むわけ…。」と、思ったり、しつつも、面白そう。章の終わりに課題があるので、ポートレイトワークショップが活字になったような感じかな。
「NUDE写真をはじめる前にコレがあれば良かったのにー。」とか思うけど、やってみない事には分からない事もあるしね。とかブツブツ。衝動買いしちゃったから毛染めは来月にする。

髪をカットに。さっぱりして満足。

目眩しそうな午後だった

結局、ちょこっと散歩に出た。交差点で信号が青の方に行くという、適当なルールで、ウロウロしていたら新宿の知らない町に遭遇。四谷の向こうの地面の低いあたり。風呂無しアパートとか残っているような、少なくとも30年前くらいの空気が残っている印象。目眩がしそうだった。
知らない町なのでシャッター切れた、シャッターを切る場所は壁とかビニールシートとか相変わらずなのが判明。外で写真を撮るのは久しぶりだ。最近はカメラを持っていても外では全然撮れなかったんだよね。という意味では良かったのか？カット数は20カットくらいか？同じ所で2,3カットは撮るから、大して撮ってないな。

久しぶりに新宿のギャラリーを巡る。

ルーニィ→TTPG→Place M→蒼穹舎→Photographers Gallery→新宿ニコンサロン。

TTPGで展示していた菱沼勇夫「Let Me Out 2」が面白かったし、自分の頑張ろうと思ってみたり。コマーシャルギャラリーじゃないけど、だからなのか、TTPGの展示はいつも何か興味深い作品展をしていて良いギャラリーだなぁ。刺激的だ。あの空間とても好きだし。

ニコンサロンのBisで展示していた高島空太写真展「ざわつき」デジタルでアレたモノクロ。好きな作品だ。気になる。プリントのトーンが揃っていたらもっと密度が上がるのか、単調で面白くないのか気になるところだ。

しかし、みんな写真についてちゃんと説明というか言葉を持っていてすごいなぁ。と、思う。

帰って来てから、トリュフォーの「アメリカの夜」を見る。真面目にデタラメな映画の世界のお話。すごく好きだ。トリュフォー楽しい。とりあえず3本見たが、他のも見たいなぁ。ドキドキ。またアマゾンでバーゲンしてくれないかなぁ。

ストーンズ→メセニ

ストーンズをヘビーローテしたあげくに、突然 Pat Metheny の "Last Train Home" が頭の中に流れて来たので、CD棚漁ってiTunesに取込む。J-WAVEが開局しはじめのころに良く聞いていた番組のオープニングかクロージングで流れていて、これも脳みそに刷り込まれている曲の１つなんだろうな。と、思う。

しかし、何でストーンズ→メセニなんだ？脳みそ君のやる事は良くわからないなぁ。

カロタイプで、ちびっとプリント。ニコンサロンへ写真を持って行く友人を見送り、ちょっと考え事してみたり。

久しぶりに金原ひとみの本を調達。というか衝動買い。彼女の作品は私と親和性が高いので、今、読むとドップリ漬かりそうなのが想定の範囲内なので、読むべきか読まざるべきか悩みちう。「だったら買うなよー。」って話ではあるが…。

明日は、横浜美術館に行こうと思っていたが、木曜定休だったので「世田谷美術館にしようかなぁ。」とか悩みちう。

今更、リセットボタンを押す

プリントを見直す。なーんか、自己満足っぽい気がして来た。黒がいっぱいあると嬉しいので、どうしてもシャドー部のディティールを潰し過ぎる。ような気がしてきたので、最近プリントしたお気に入りのカットをプリントし直してみた。

ここんとこ、白岡さんに直接コメントを求めないようにしていて、聞きたい事がある時は講評講座で、みんなに聞くようにしている。が、白岡さんが良く言うところの「もっと明るく焼きましょう。」ってやつを自主的にやってみた。ちょっと基準をリセットしてみた。

とりあえず、コントラストは変えずに露光時間を大幅削減。ハイライトが飛ぶのは無視して、（無視してもドライダウンした時にトーンが残ったりするからね。）黒が緩く無くて、かつ、ディティールが潰れないようにプリントしてみた。写っているシーツの白が白くて笑った。（つまり、シーツが白くてハイライトだから、なーんか目立つような気がして好きじゃない気がしていて、グレーにシフトしているわけですよ。毎度の事ですが…相対的にハイライトなんだけどね。）透明度が上がって爽やか系になった。
コントラストを落として、ういてくる黒を露光をかけて絞めたら、白をグレーにシフトさせられるわけだが…。