言葉は連れて行かなかった

久しぶりに閉塞感の外に出たような？錯覚かもしれないけど、とりあえず閉塞感は脇に置いた。

阿部直樹さんの個展を見に山梨に行く。西に行くにつれて空が広くなって空気が澄んでいくのが楽しくて、前日に雪が降ったのが薄く残っていて適度に冬なのも良くて風があまり無くて穏やかで、ちょっと遠い所の知らない風景に脳みそ君大はしゃぎ。
久しぶりに見た阿部さんの写真、変わらないけど少し印象が変わったような、「壁」って感じじゃなくて見ててすごく楽しくなる。こんな楽しい写真だったっか？

ギャラリーのオーナーさん「あれ？」って意外にも知ってる人で驚いた。とても良い空間だった。カフェも併設していてるけど展示空間とはうまく分離してるのでご飯食べつつお茶しつつ話しつつも、ちゃんと写真見られて超和み空間。ランチのカレーが美味しかった。

知らないところに行くのにカメラは必須だろうとコンタくん連れていたので町をウロウロして何ヶ月ぶりかで、まともなカメラのシャッターを切った。最近iPhoneしか使ってないから50mmのレンズが狭かった。フィルム約5本撮り切る。とりあえず知らない場所でシャッター切る事はいくらでもできるらしい。
撮ってる時は重く無いカメラが、ただの荷物になってしまったら重さ倍増。

そうそう、コンタックスのタイムスタンプ機能が微妙に使えなくなってしまって、フィルムにタイムスタンプ入れるのどうしようか悩む。2019年の次が1994年に戻る。タイムスタンプ機能、重宝してるんだよ。撮った日付をメモしなくて良いから便利なんだよ。

小さな商店の外に和菓子の幟が立っていたので「和菓子屋？」と思って近寄ったら、衣料品、食料品、雑貨、なんでも売ってる万屋さんだった。妙に和菓子が充実していて幟まで立ててるから一押し商品なんだろうなぁと、お店の奥でおばあさんがテレビ見てたので声をかけて、饅頭とどら焼き買う。270円だった。帰りの電車の中でおやつにする。それが、近所の美味しく無い高級和菓子屋のより美味しかった。