畠山直哉×大竹昭子著「写真と出来事」読了。なのだが、面白いので持ち歩いて合間にペラペラめくって所々読み直している。
外国の図書館は、日本ではあまりお目にかかれない高い棚に本が詰まってて宇宙みたいになってるカッコイイ所。あれが身近にあったらリミッター解除されちゃうよ、羨ましいなぁって思ってた。月曜日に時間ができて「ニューヨーク公共図書館」を見た。(実は、ニューヨーク図書館といえば吉田秋生の「BANANAFISH」でアッシュが死に場所に選んだ場所って事が頭に浮かんだ。)
司書さんたち図書館を支える裏方さんの仕事っぷりのドキュメンタリー。ナレーションなし、登場人物たちが誰なのかのキャプションなし。映像でそこで何が行われてるかを読み取る。文化人のトークショー、予算獲得の会議、購入する資料の検討会議、民間の出資者への説明、分館のイベントの様子、就職相談…などなど。映像だけで説明してるので前編後編で3時間。このくらい映像を見せられるとナレーションで説明されるより納得する。そこに写ってる人たちが誰なのか文字で説明されなくてもわかる。しかし長い。ちょっと体力が必要で岩波が好きそうな映画。
映画の中で司書さんに相談してる人のやりとりを見て思い出した。外国の大学に留学してた友人の図書館の使い方を聞いて「え!図書館ってそういうふうに使うの!」って思った。司書さんって欲しい情報をどうやって探すか手伝ってくれる人だと初めて知った。みんな知ってたのかな。
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