今年の梅雨は、降るとなるとひたすら降る。雨季って感じ。肌寒くて湿度もあって電気毛布を復活させたりでよろしくない、もう少し手加減してくれないかな。
今週、午後バイトが丸っと非番になったのを嘆いていたのだが、緊張続きだったので休息の時間が取れたのは、体力的には助かったのかもしれない。
家の脇に生えてる桐の枝に鳥が巣を作った。2階の出窓のカーテンを開けたら枝の間に鳥がちんまりと座ってた。微動だにしないので托卵してるのかも。あまり邪魔にならないようにカーテン閉めたけど、忘れて勢いよくカーテン開けたり窓開けたりしてるから気をつけよう。去年、伸び伸びの枝を落としたので、今年は、やたら葉が生い茂って身を隠すのにちょうど良い具合なのかもしれない。
イ・ミンギョン著「私たちには言葉が必要だ フェミニストは黙らない」読了。
女性であることで受ける不利益から身を守るための方法が書かれている。
私は、「女の子だから…」と言われた記憶が無い。家族で男は父だけだったけれども、小学生のときに漠然と「男の子の方が自由だ。」男の子いいなぁって思った。生物として男が良いというよりは、男ってものにくっついてるものに憧れたんだろうと思う。
大学受験で浪人した時に、母と一緒に買い物に行った近所のお肉屋さんのおばさんに「予備校にお金払って行くなら短大にいけるじゃない」的な事を言われた記憶はある。その時、隣に居た母は「本人がそう言ってるから」とか、まぁ、そんな会話をしていたような? 私は、おばさんが言ってる意味がわからなくて、「は?何で短大なんかに行くって話に?」と思った。言葉の背景に「女の子なんだから浪人するなら短大行けば?」って言葉があることを理解できなった。家で女だからと進学を阻止されることはなかったから、鈍感だった。今思えば私は守られていた。
ただ、私より偏差値の高い高校へ進学した中学の同級生は、短大しか行かせてもらえないとか、女子大しか行かせてもらえないとか、「は?何で?」現代でそんな事があるとは、これっぽっちも思ってなくて、古いぞと思ったし、「私より勉強できるあんたが、何で4大に行かないんだよ。」と、不甲斐なさを残念に思った。
女が四年生大学を卒業しても就職先が無いとか言われてたのを知ってる。男女雇用機会均等法後の世代で、バブルがあって、コピー取り、お茶汲みやら女性が職場でさせられるらしい雑用もしたことが無い。「女性だから…。」と言う職場、人に遭遇しなかった。前線の大変な所を避けて、男以上に頑張らないとダメってところに身を置かなかった気もする。
着る服を自分で選べない所は嫌だって理由で、スカートにパンプスで仕事をするような職場は選ばなかった。たまに、そんな格好で出勤する必要もあったけど。
ネットに流れてくる女性差別の様子を見ると「は?いまどき?」と、思うことがある。自分が適当にやってこれたのは、たまたまラッキーだったか、半人前扱いに鈍感だったかどちらかだろうと最近思うけど、それでも「82年生まれ、キム・ジヨン」がしんどくて読めない。
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