いつ買ったのか忘れたけど、バラの枯れ方が緩慢で、なんか違和感。
チラシのデザインを頼まれた。レイアウトを考える時、フォントを大きくする。すると、見た事ない文字のように見える。あの感覚は何なんだろう。ゲシュタルト崩壊なのか、何か、変だよなぁ。
凸版印刷の印刷博物館の企画展がフォント、で、気になっていたので見に行く。フォントを作る仕事は手間のかかる事だろうと思っていたけど、想像以上であった。
ちびちびと読んでいた、パク・ミンギュ著「亡き王女のためのパヴァーヌ」をココ2日で急に一気読み。タイトルが好きな曲だったので先入観ゼロで買った本。装丁も綺麗な紫で目に付いた。改行の仕方が独特で、時々太字になったり、言葉が強調されたり、リズムを崩したり作ったり字面が面白い。昔に行った事のあるソウル空気を思い出す。「春のクライマックス」という表現が好き、ちょうどう夏が混じってきた今時の季節のような感じだろうな。日本の断片も混じっていて、韓国は近い国なんだと思う。で、冷たいようだが熱くて、体温が高い気がする。人に対して情熱的だと思う。恋愛小説という形をとっているけど、生きる事やら、ルッキズム批判やら、資本主義批判やら、なんやかんや語られる。
読み終わって、死んでしまった友達の事を「元気にしてるかな」と、思い出さなくなっていた自分に気づいた。
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