横浜市民ギャラリー あざみ野「悪い予感のかけらもないさ」展。
5人の作家さんのグループ展、ジャンルいろいろ。
関川航平さん、紙に鉛筆で、デッサンっていうのかな描いた作品。すんごい緻密。背景無し。手作業できる人すごいと思う。これ、写真でできそうだけど、落ちた影無しってできないんだよなぁ。
風間サチコさんの作品は版画。「存在の同じ家」これ、写真だったら多分、あまり面白くないかもしれないけど、版画だと、彫ったテクスチャーとか空の様子が面白い。ちょっと羨ましい。
金川晋吾さん、伯母を撮った写真。素直に、この写真良いと思った。
鈴木光さん、映像。あまり映像の作品で好きと思えるものに出会った事がないのだが、展示されていた2つの作品、どちらも好き。織機が動く様子は、なんだか機械のような、そうじゃない別の生き物のような、ずっと見ていたかった。
作家さんたちへのインタビューあって良かった「話聞けて良かった」と思う。
私は、ペシミストなので、良い事を拾い集めるより、良くない事を拾い集める事が多い。特に、3.11の震災以降その傾向は強まるばかりだ。そして、最近は「悪い予感しかないさ」な気分満載だ。それでも、会場を出ると「悪い予感のかけらもないさ」という、気持ちになる。楽しかった。
入場料無料でお得、カタログもついてさらにお得。横浜市太っ腹だなぁ。
世田谷美術館 志村ふくみ-母衣への回帰-。
志村さんは、昔、テレビのインタビュー番組?で見て気になっていた人だ。そののとき、確か。赤い着物を展示会に出品したら、その着物を欲しいと申し出た高齢な女性が2人が、すんごい争奪戦を展開したってエピソードから、女性の生(性?)に対する執着心の凄さ、みたいな、話だったか、赤という色の恐ろしさだったか、そんな話をしていたのが、印象に残っていて、その争奪戦はどうなったのか、どんな赤だったのか、ずっと気になっていた。
その着物が出品されているわけでは、無いが、彼女の作品を見てみたかった。美術館に収蔵されている作品が多かった、実際、彼女の作品を着てる人居るんだろうか?
それはともかく、自然の色とか風景を、着物に定着させるってすごいな。作品ごとに全てタイトルが付いてる。交互に見て。
「あぁ、そうそうこんな色。」
抽象的なタイトルが付いてる物は、カッコイイ。
「こうなるのかぁ。」
と、納得。
充実の1日。
これ、イイギリです。真っ赤な実で鈴なりに生ります。たくさん手に入った時にタネを庭に蒔いたけれど、目が出るのかしら、と気にしています。
投稿情報: たかね | 2016/10/20 23:57
この木、大きくなるの早いです。
投稿情報: さるぢえ | 2016/10/22 00:28