東近美を堪能する。
竹橋の駅から毎日新聞のビルを抜けて美術館へ行くのだが、新聞社の懐かしい匂いが無くなって、ここを通る度に毎回寂しい。
「NO MUSEUM, NO LIFE?」テーマがアルファベット順に並んだ美術を展示する事にいついて、作品についての展示。展示会場が出来上がる様子の動画をかぶりつきで見る。壁を作るところからはじまり、作品を展示するところまで。で、最後の展示コーナーに搬送用の箱が並んでいるのだが、コレが一番ワクワクっていうか舞台裏を垣間みられてワクワク嬉しかった。
ヌードのコーナーは写真と絵画、彫刻が展示されていたのだが、キャプションが展示順ではなくて番号順。よって、キャプションが探しにくくてプンスカする。見る人の事考えてない。
常設展で今回釘付けの作品は、津田青楓「犠牲者」。タイムリーというのが残念な状況だが。小林多喜二が拷問で獄死したのを描いた作品。最後まで見終わった後に戻って、作品の前に置かれた椅子に座って飽きるまで見る。泣きそうになったけどギリギリセーフ。窓の向こうに見えるように見える国会議事堂は額装された国会議事堂の絵なんじゃないか。
戦争画が沢山、イケイケドンドンなものからシリアスな物まで。見応えあり。
薔薇刑、その隣は森村さんの三島由紀夫パロディー。クスクスする。
ショップに「犠牲者」のポストカードは無かった。残念。
ご近所の本屋でシークレットブックってのを買う。タイトル、作者を隠して、物語の短い解説だけが読めるようになっている。籤を引くように気になった本を選ぶ。よしもとばなな「ハゴロモ」。「えっ!作者知ってたら多分、ほぼ買わない。」表紙に書かれたあらすじ読んだけど、「コレ読んだら絶対買わない。」苦笑。
最近の巡回ルート。美術館の後は神保町、御茶の水、帰宅。
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