前から気になっていた金沢21世紀美術館に行く。
開館時間より少し早めに着いたから、ジェームズ・タレルの部屋で四角にフレーミングされた空と、壁に落ちた光を、ぼーっと見つめる。雲一つない青空が単純に天井でフレーミングされたってだけなんだけど、まぁ、アイディア勝負というか一発芸的な作品だよなぁ。って、ぼーっとする。雲があったり雨の日はどんなだろうと、それも見てみたいな。
地方の美術館だけどお客さんが朝から居る。地方の美術館ってお客さんが少ないって印象だからね、ちょっとびっくりです。
フィオナ・タン | エリプシス(FIONA TAN | ELLIPSIS) で展示されていた「Rise and Fall」時間を行ったり来たりしていて面白い。映像作品に慣れたのかなぁ。この作家さん好きだ。エッセイ集を1冊入手。
Border line コレクション展 II で展示されてた シリン・ネシャット (Shirin NESHAT)男と女、白と黒、城壁?の中と外、二項対立な作りだけれども、2つの画面の使い方が面白い。
しかし、映像作品は見るのに時間がかかるのが厄介。会館時間に入場して午後1時過ぎくらいまで、見てた。
ウワサの”プール”、 25mプールを想像していたけれど、小さかった。面白いけれどね。アニッシュ・カプーアのブラックホールみたいな黒い楕円の作品、見つめちゃう。
この美術館は、うるさい説明やら問いかけやらお節介な説明員が居ないのが良い。パウチされた説明文が壁のポケットにあり、読みたければ読むってスタイル。「現代美術は難しくてわからないもの」扱いしてお子様向けの展示する最近の展示傾向はイカンと思う。
結局、あまり金沢の街を探検出来なくて写真もあまり取れなかったのが残念。また、行きたいね金沢。っていうか地方の美術館いいなぁ。地方美術館、今年は3軒目だ。次どこか面白そうな企画やってる所を探してみよう。そう言えば、水戸芸、ご無沙汰だなぁ。今何にやってるんだろう。