さるぢえブログ

何故ヌードなの？

金曜日、トーンを探りつつなのだがポートレイトをバライタにプリントしてみた。RCでプリントしても結局バライタにプリントしないと紙によってコントラス トが違うから、バライタにする事にした。久しぶりに、ドキドキ、ワクワクなプリント三昧。生きている心地がする。コントラスト落として静かな感じに落ち着くかも。
モデルさんの瞳に、撮影している自分が写り込んでいるのを見つける。ガラスや鏡の映り込み以外で自分が写り込んでいるって不思議だ。他人を撮っているのに自分を見つけるって何だか変だな。

何かとお世話になっている師匠に貢ぎ物。

久しぶりに2Bのパーティーのお手伝い。

2Bでmale nudeを撮らせてもらえるモデルさんを募集してみたので、2Bグループ展パーティーで「何故ヌードなの？」って聞かれる。female nudeだったら「何故？」とか聞かないような気がするけどね。
それは置いておいて、人体を撮りたいからって事かな。
水たまりと同じように、形とラインとトーンを撮りたいんだよね。

1名撮らせてもらえそうな方が現れる。現在ダイエット中って事なので、ダイエット完了した頃に撮影させてもらえる事に。でも、なんだか「対決」って感じになりそうで不安だ。

本屋に寄るの忘れていた事に気づき家に帰ってから慌てて本屋に駆け込み、「3月のライオン」7巻とその隣に平積みされていた「ナカさんのながれ」bassoを入手。
ちょっと落ち着きたかったので、ご近所のビストロ+バーのカウンターでワイン飲みつつ「3月のライオン」を読む。涙が出て困った。
「ナカさんのながれ」和む。普通に美味しいラーメンが食べたくなる。

間にカメラがあれば

昨日はカフェインでドーピングしつつプリント。プリントし直しなカットがまだあるよ。落としどころがイマイチしっくり来ない。

予定外に大幅に寝坊したので、予定を変更してカロタイプのロッカー整理しに行ったら人もみっちり。プリントやらキャプションやらセレクトやら「せんせー。」って学生が集まって来るゼミ室のような状態。そう言えばカロタイプでは次期講評講座受講生募集中。

写真をセレクトするのに必要な言葉というかキーワードをずーっと考えているのだが、なかなか出て来ない。好きな写真を集めているのだが「好き」にもいろいろな好きがあるみたいで、「好きなんだもーん。」って選んでも一貫性があるとは限らないらしい。
というわけで、「好き」の理由などを解析中。

ポートレイトを少しずつ撮り始めているのだが、「写真を撮らせて。」とお願いするのは極度に緊張する。断られる事もあるしね。挙動不審な人になっちゃう。間にカメラがあれば、そうでも無いのだけれどね。さて今回お願いした方から良いお返事が来る事を願って果報は寝て待つ？そう言えば、「男と女の間には写真機がある」荒木経惟著って本があったなぁ。読んでないけど何が書いてあるんだろう。

脈略無くメモ

昨日はワークプリントのワークプリント三昧。
ワークプリントは8×10の印画紙でやる事が多いのだが、プリントするカットが沢山あるときは、キャビネでザクザクプリントします。
ベタ見てネガ見て、「ダメっぽいけどなぁ。」「良さげだけどなぁ」ってカットをひたすらキャビネサイズの印画紙にプリント。撮ってる時にファインダーの隅々を見なくて撮りたいものしか見なくてシャッター切って、「あれ？こんなの入ってたよ。」とかある…。「お！いいかも。にしし。」ってカットあって一安心？
お調子者へなちょこ脱出計画しなくちゃ。きちんとしなくちゃ。

ザクザクっとセレクトして次は8×10にしてみるんだけどね。

プリントはカロタイプが便利で効率が良いのだけれど、RCでプリントするくらいは家の暗室を再開しようかな。当然の事ながら、カロタイプだけじゃプリントの時間が足りないんだよね。というわけで、物置状態になりかかっている部屋をかたずけてみた。現像液と定着液のストックが箱に入ったままだった。

篠山紀信の「激写」を発見したので、掃除の合間にペラペラめくる。特に好きでも嫌いでもない山口百恵の写真に目が止まる。

シンディー・ローパーの記者会見の全文を読んで、「…ほんの少しの時間だけれど。そして気分が少し晴れるかも知れない。そしてまた現実に戻るわけですが、以前ほど辛くないかもしれない。…」彼女の言葉メモ。
私は、彼女のように大物でもないし、遅々と悩みつつ写真を作っているだけなのだが。同じような事が頭の隅にある。写真でお腹がふくれるわけでも、元気になったりするわけない。けど、見に来てくれた人の気晴らしになったら嬉しいと思う。一瞬かもしれないけれど、気がかりな事から 解放される時間を持ってもらえたら嬉しい。自分が音楽やら本やら写真で助けてもらったから、そう思うかもしれないけれど。

甘いのはヤメだよ

秋に大阪で個展をする事になりました。 

「自戒をこめてなのだけれども、”被災者は”、”日本人は”とかさもそういう個人が居るように語るのやめよう。そんな個人は居ない。」
震災がらみだったり、普段「あの世代ってさ」「フランス人ってさ」とか言いがち。個人を集団に丸めない。

最近気になるのは、前提条件やら定義なく「復興」って言ってみたり。
「復興」って多分一人一人思い描いている事が違うと思うのだけれど、それが内容なくヴィジョンもなく言葉に丸められるて変だと思う。
そして、あいまいな「復興」のために行う事は良い事だったり、支持を得やすいから厄介だ。突っ込みを入れるのも難しい。そもそもとか、本来どうあるべきかって事を追求しちゃうから、温かい気持ちをクールにしちゃうからね。

「自分は○○がしたい。」とか、「自分は○○が好き。」とか。「自分は」って利己主義に語る事は届いて来るけれどね。「被災地」とか、「被災者」とか漠然とした言葉で語ってもリアリティー無いんだよなぁ。「上から目線の温情に酔ってるだけじゃない？」って思っちゃうんだよねぇ。この事に絡んで、カロタイプWSで白岡さんが言う事に頭の中でリンク。

粛々と地道にやらなくちゃ

確定申告して、四谷税務署の近所で地元の喫茶店を見つける。喫茶店のサンドイッチ美味かった。
カロタイプで少しプリント。アタリがどのくらいあるのか不安満載。
夜は中華料理屋でご飯会。

日常な週末であったような、そうでないような

ネットで検索して「モノクローム写真の魅力」とんぼの本（新潮社）を入手。写真家1作家を1見開きで紹介している本。白岡さんの写真とコメントが掲載されているので読みたかったんだよね。

週末に、男性ポートレイト撮影。
今日、フィルム現像してベタとった。全体の終わりの方1/3？は悪く無い。プリントしてみない事には何とも言えないけど。（「ピントが悪いですねぇ。」な事が多い特に人肌は難しい）またしても問題点やらいろいろ反省しまくり。2/3のヘタレ具合に胃が痛くなる。前回の女性ポートレイトの時よりは落ち着いていたつもりだし、もっと撮れていたはずだったけど…。
モデルしてもらった方に「ベタ見せてね。」と言われている。「ベタ見せる」のと「脱ぐ」のとどっちが恥ずかしいか？と、実は、時々考える事があるのだが…。胃が痛い。

2Bにニューヨークからお客さん。ご飯会に参加。久しぶりに会うので、頑張って例のヘタレ英語でなんとか話す。というか、聞いてもらう。

そんなわけで、楽しくてエキサイティングで肩こりこりでジェットコースターな週末だったんだよ。

脈絡なくメモ

ネットで会う？友人にリアルで会うと不思議な感じ。「わ。それ大変じゃない。」って事をさらっと話す彼女を心の中でいつもリスペクト。彼女の言葉は頭の中棲んでいる。
彼女のいろいろな話を聞いていると、日本の閉塞感って半端ないなぁ。って思う。

中華街にある（あった）安楽園が解体され始めていた。閉店したの知らなかったよ。あの店、和中折衷な作りで好きだったのになぁ。料理は普通に美味しかったし。残念だなぁ。去年壁だけ撮ったけど。

横浜の寿町って何処なのか実は全く知らなかった。
横浜は元町、中華街、山下公園のあたりをグルグルするのが習慣なのだけれど、昨日はいつもと違う事したくなって、JRの線路の西側に行ってみた。
明らかに空気が違うし、簡易宿泊所が並んでいるし、あれ？ドヤ街って事か？もしやココが寿町か？と思ったけど、シャッターは切っていないけど、すでにカメラぶらさげてかなりウロウロ。アヤシい飲み屋が密集していたり、日本にしてはざらついた所だった。静かだったけどね。孤独のグルメに出てきそうかもしれない定食屋さんを発見。中にメニューがいっぱい貼ってあった。お客さんは当然おじさんばっかりだった。ここで入るべきな気もしたけど、定食を食べるほどお腹空いていないしなぁ。今回は見合わせた。

川を渡って石川町方面に向かう途中で、小さいけどキレイでこじんまりと感じの良い神社を見つける。諏訪神社だった。へぇ。こんな所に諏訪神社あるんだ。って、とりあえずお賽銭投げて日常に復帰。
お腹が空いたので手頃なカフェに入りたいと思ったが、あの辺りは意外に手軽な店が無いんだよなぁ。中華街に戻って悟空でお茶しても良かったのだが、とにかく何か食べたかったんだよね。結局、元町の天然酵母パン屋カフェでサンドイッチ（１個）＋コーヒーで850円。うまいけど高！寿町の定食屋に入れば良かったかもーって少し後悔。

あのあたりの棲み分けはすごいね。寿町、中華街、元町、山下公園、女子高、女子大。地形も高低差激しいし。

まとめて更新ですみません

Portfolio Exhibition vol.6にご来場くださった方々ありがとうございました。
感想をくださった方、ありがとうございます。
お礼が遅くなり、すみません。
新作ポートフォリオをさらに拡充して展示できるように頑張ります。

最近、全然展示を見ていないのだけれど、見た写真展。
・森まき写真展「IN MY NATURE」
森岡書店のギャラリーコーナーでの展示。
店舗で展示ってやっぱりピンと来ないってこともあるけど、点数が少ないのにセレクトの幅があるのが吉なのか凶なのか…もう少し狭いセレクトで見たかった。写真の色は好き。

・「FUKUSHIMARCH」で展示している渡部敏哉さんの写真展
浪江町出身の渡部さんが、一時帰宅の作業の合間に撮影した町の様子やら家の様子。
解説が必須な作品。ご本人の説明を聞きながら見るのがおすすめ。
カロタイプWSを一緒に受講しているので以前に見せてもらった写真もあるのに、全然違った体験、深まる。
3月中、3人の作家さんが週替りで展示しています。詳細はこちら

・「The Emerging Photography Artist 2012ー新進気鋭の若手アート写真家展」
統一コンセプトが無いから、写真展じゃなくてギャラリーの展示会だね。推薦者毎にブースを区切ってわかりやすくした方が良かったんじゃないかな。
好きな作家さんも居たけど、新進気鋭ってこういう写真なの？
「FUKUSHIMARCH」の後にこれを見たのが良く無かったというか、写真という言葉で括られてしまうけれどこれは全く別もの。ジェットコースターで急降下した気分。

・阿部直樹写真展「沈黙」
横浜のパストレイズで展示中。カッコいい写真満載だった。会場を回遊魚のようにぐるぐるする。さすが兄弟子１号というか暗室番長１号。

なんかいろいろ考えていた事があったような気がするのだが、更新をさぼっている間に忘却の彼方へ。多分、たいした事じゃ無いんだろう。

Twitterで妹からのmentionでコレを見たら、フランスの夏の空気と、外国に居るという緊張感と、日本を脱出したという開放感が混ざった複雑な気持ちを一瞬で思い出す。泣きたくなった。また、フランスに行きたい。電車に乗るのにも格闘するくらい大変だけれども。
移動中頭の中でフランス国鉄のアナウンスの音が鳴る。

フランス国立図書館から書類

家にたどり着いたらフランス国立図書館から手紙が来てた。なんじゃろ？と思って開封したら収蔵証明書と思しき書類が！（全部フランス語だから何となくそういう事かと…）正式に公式に作品が収蔵されたって事だね。わーい。

ところで、この書類が発行されたと思われる日付は去年の12月1日。封筒の消印は今年の3月3日。フランスのんびり。とりあえず、なんちゃって神棚に置こうとおもったら埃が積もっていた。掃除しなくちゃ。てへ。