さるぢえブログ

日々フラット

ABCをウロウロする。マンガの棚を覗いたら買わなければならないマンガが、いろいろある事を発見。やばい。「のだめ」24巻だけ買って中庭で休憩。本当は大奥6巻を買うつもりだったのだけれど。

カロタイプの講評講座で、ある受講生のプリント比較。多い焼きやら焼き込みやらコッテリと手を入れたプリントと、ストレートでプリントした同じカットを並べて比較。これが面白いほど別の写真。トーンを出している方は、アクが抜けちゃって面白く無い。偏りが無いので没個性。当たり障りが無い。ぶっちゃけるとカレンダー用の写真みたいになる。トーンを出せば良いって訳じゃないなぁと思う。
しかし、シャドーとハイライトのトーンを出しているので、こういうプリント好きな人はかなり居るんじゃないかなと、思う。

右から左へ、左から右へ

机の上にメモやらベタやらネガが、床に本が平面展開されて、ごちゃごちゃしてきたので片づけに着手。
要らない紙類をゴミ袋へまとめ、ストレージボックスを右から左へ、左から右へ移動し（つまり元の場所に戻った）、プリンターとCDラジカセの位置を変えただけで終了。机はとりあず広くなり、小さいプリントなら何枚か並べられる場所は確保した。

問題は、床の上に出来上がって来た本の小山の行き場。

しかし、大全紙サイズのストレージボックスは大きすぎる。というか、大全紙はご家庭サイズじゃないよなぁ。ふむ。

脳みその体力

早川書房のサンデル教授の講義を1時間ほどニコ動の中継で見る。
議論を積み重ねる講義というものを学生時代に自分は体験した事が無いので、サンデル教授の授業をNHKの放送を見ていて、こんな講義受けたかったと思っていた。昨日のNHK-BSのニュースでダイジェストで紹介していた東大での講義の様子は、議論がいい具合に進んだっぽい所を紹介していたので今日の中継を楽しみにしていた。

今日の中継を見る限り、発言者の論点が微妙にズレていたり、質問の意図を分っていないっぽかったり、言いたい事を言って終わっていたりする。空気読めって言葉は嫌いだが、”空気読む”能力はこういう時に使うものだと思ってしまうくらいズレる。議論が噛み合っていないというか、積み上がっていない。生煮えで面白く無かったなぁ。で、途中で見るの止めて夕飯。

議論という知的な遊びに参加するには、事前学習が欠かせない気がする。

生煮え感の漂う発言を仕切るサンデル教授ってすごいなぁ。と、変な所で尊敬の眼差し。

ネムネム病

今日はカロタイプで暗室三昧だったので、昨日は早寝した。大量のプリントしたわけじゃないのだが、家にたどり着いたら急激に眠くて倒れそう。寝落ちしました。
現像済みのフィルムのワークプリントが終わってしまった。とりあえず週末のワークショップには持っていける。ふぅー。

帰りに、美味しい果物を調達しようとご近所の八百屋さんに寄る。おいしそうなキュウリにシメジも買って帰る。1周年記念のエコバックを貰う。嬉しー。いろいろ活躍しそうな予感。にしし。

スポッティングは愉し

スポッティングしていて、トーンがビッタしでゴミがやらホコリの痕がキレイに誤摩化せると快感。いわゆる「オレって天才」って気分ですね。そんなわけで、スポッティングは楽しい仕事なのだよ。

英語が苦手なので英文を読もうとしても、解らない単語を調べ終えると読み終わった気がして解読する気にならないのが問題だなぁ。

今週は、BSでアンゲロプロスの映画特集。初めてちゃんと見た。構図とかフレームやら1カットの時間とか凄いこだわっている。ファンタジーっぽい作りだが、内容が重い。

暑いけど空が青かった

写真のセレクトを悩み中のHさんにチャチャを入れに行く。
人の写真は自分の写真と違って、撮影時の思い入れとか執着が無いので、お気楽に好き嫌いが言えるので勉強になる。

昨日は友人とご飯。若くして介護に遭遇している友人と近況やらアレコレ。メインテーマは老人介護。

• 介護自体も大変なんだけど、家族同士のやり取りもえらく大変だという事が分る。← 家族のゴタゴタを相談できる所は今のところ無い。
• 家族の中で一番一番時間が有ると思われがちな人にしわ寄せが来る。
• お役所で手続きも煩雑。
• 関係する情報はすべて自分で調べなければならない。
• 介護施設に入るのに1000人待ち。← つまり、行政は、介護に対して何もしていないに等しいと思える数字に吃驚。つまり、家族がやらければならない仕組みになっている。ボケが進行して手間がかかるようになってくると、家族だけで対応しきれるものじゃない。そうなってから施設を探しても遅いのである。
• ショートステイにも2ヶ月ほど待ち行列。← つまり、「今仕事がすごく忙しくて、土日出勤、残業しまくりで2ヶ月ぶりに休みが取れたの〜。」って感じ。
• 子供を育てられない時は、施設に預けられるが、老人を介護できなくても預ける所は無い。
• ワーキングプアやロスジェネな層は、介護で死ぬね。
• 介護で重要なのは、家族が不幸にならない事と、本人が人間として全うな死に方ができる。って事だと思うんだけどね。

H, He, Li, Be, B,C, N,O, F, Ne...

カロタイプのワークショップ見学。
写真史の本を読んだりしている今日このごろだが、写真史ってくくりだとカメラオフスキュラやらダゲール、ニエプス、タルボットだの写真発明から話が始まるのが普通。
そこに科学史も加えたり美術史やらいわゆる歴史を加えて横断すると面白そうだ。
ハロゲン化銀のハロゲンの列の元素記号が朧げながらにしか出て来なくて少なからずショック。「あの漢字どうやって書くんだっけ？」状態に近い。使わない事は忘れちゃうんだね。 水兵リーベ僕の船..

• アップフィールドギャラリー 川鍋祥子写真展「針箱」
  すごく楽しみにしていた写真展。オープニングにおじゃまする。
  私が知っていた以前の写真とは少し感じが変わったような？
  プリントの色が変わったらしいのだが。

ネガ整理まだ悩んでいる

ネガを整理するファイルは、やっぱりネガ専用のファイル以外で使い勝手の良いのが無い風情。B4のバインダーでも何とかなりそうな気がしなくもないのだけれど、ケースが付いていないから保存しにくいかな。箱にまとめて入れるのが一番簡単かな。

少し気温が低めだったので夕方、散歩しつつギャラリ巡回。
トーテムポール：岩成ゆき「水のない部屋」。ドキドキ。でも何だか切ないっていうか、悲しくなるっていうか。20代のころにこんな写真が撮れていたかったかも。
ルニィー：事務所の壁で展示しているマスナリジュン2週間に一度展示替えをしてマラソンのような展示をしている。非常に彼らしい展示。
M：濱浦しゅう「水無月」。写真の周辺の事をあれこれ話し込む。

今更、宮沢賢治

ことさら宮沢賢治が好きってわけじゃないだが、以前より「春と修羅」の序が気になっていたので文庫を買う。青空文庫でも良かったんだけど、形ある方が好きなのでリアル本にしてみた。

今は亡きセゾン美術館のカタログ「表現としての写真150年の歴史」とりあえず制覇。展示は見ていないのにカタログは何故か手元に。20年前の本なので近年の様子は自分で補足せねばならない。章ごとに訳者が異なるので、頭に入ってこない章がある。同じ日本語なのになぁ。掲載されている写真が大きいので見ても楽しい。いわゆる写真史の本だと掲載されている写真が小さいから残念なんだよね。
写真史なんかチェックしていると「新しい事なんてそうそう無いね。」って気がしてくる。自分の作品が、写真の系統樹のどこに連なっているのか、少し考えてみりする。

John Szarkowski "The Photographer's eye" を読もうとしている今日このごろ。なのだがすぐ集中力が途切れて眠くなる。

帰りがけに寄ってくれたのか

鬼籍の人が夢に登場。風邪で熱っぽいのか汗っぽい様子なのに腕が冷たい。お互い高校生のままで予備校で「熱があるなら休めば？」「受験どうする？」「数学の問題がー。」とか2人で話している。

目が覚めてから気がつく「写真展の事話せば良かった」。しかし夢の中の2人は高校生のままなので、こちらの世界の事は何も知らないのだ。