文芸春秋とCOURRiER Japonに「村上春樹のエルサレム・スピーチ全文掲載」。文芸春秋にはインタビューも掲載さていたので魅力的だが、他の記事がまったく読みたくならない。なにがやりたいんだ文芸春秋。と言う事で、おなじごった煮ならCOURRiERのほうがマシ。他の小さなコラムで読みたいものがあったし。
webで検索すれば買わなくてもいいんだろうけどさ。紙で読みたかったのよ。
さすが作家だ文章の作り方が上手い。授賞式に出席した理由がいいなぁ。
受賞を拒否していたらこのスピーチはなかったわけだ。
「拒否する」は「拒否してくれ」と言った人たちにしか届かない内向きなメッセージだったような気がするし、一過性のもので終る、ある意味ディスコミュニケーションな状態かもしれない。これは、古いタイプの主張の仕方に思える。
一昔前の私なら間違いなく「受賞なんて拒否するべきだ。」と、言っただろう。正義面ってウソくさいので「自分の範疇にない事に対しては」判断を保留する事にしている。この受賞に関しては、「いいじゃん、本人が授賞式出るっていってるんだからさ。」「正義面して言わなくても。」「あなたがもらうんじゃないんだから。」ってな感じ。
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