バウハウス、コニミノ、冬青どの順番で回ろう?と迷っていたのだが、冬青でトークショーがあることに気づき、バウハウス、冬青の2カ所を回ることにする。
バウハウスで清家さんの写真展「WEST PIER」。会場では、女性が清家さんに写真人生相談をしていた。のんびり、じっくり写真を見つつ、やり取りを耳ダンボで聞く。清家さんすごく丁寧に親切に話を聞き、穏やかに話しつつも、厳しく愛情あるアドバイスをしていた。昨日のトークショーに続きがあるかのようだった。ある意味ラッキー。
で、肝心の写真、耳だんぼにしつつも「涙が出そうな」プリント。ぶっ飛んだハイライトがないけど、意外に黒くない。で、黒の分離のところ、明るめグレーの微妙なトーン。すごく幸せになる。反面、こんなプリントしたい。と思う。
冬青で、萩原義弘写真展「SNOWY」、トークショーも参加。
写真はじめたてのころ、DaysPhotoGalleryで見た萩原さんの個展がすごく衝撃的で、それ以来お知らせを貰うと、見に行っている。「SNOWY」は、廃坑の冬の写真。
廃墟の中に入り込んで積もった雪が、ホイップクリームが乗っているような、メレンゲの焼き菓子のような、ぽってりと丸いカーブを描いて積もっている。これが、なんとも言えない美味しそうな質感だったり、いつ落っこちるんだろうってドキドキなカーブだったり。雪が隠しているものは何だろう?と気になる。
萩原さんの話を聞くのは初めて。トークショーでは、今までの写真半生を伺う。炭坑を撮り始めたきっかけ、そのころの写真(すごいかっこいい)を見せてもらう。
帰りがけに写真集「SNOWY」(すごく、すてきなの〜)を購入。
会場を出ると雪。写真集が濡れないようにかかえて帰る。
萩原さんは雪男にちがいない。また、見に行こう。