同居人のおばーちゃんお通夜、お葬式。
お通夜。
夕方遺体が病院から式場にやってくる。お通夜の前準備。
葬儀屋さんが「旅支度をしますか?」と聞くのだが、旅支度?って何?と思う。
おばーちゃんが極楽までの道を旅するから、支度してあげなくちゃいけないらしい。
死んじゃった人に足袋履かせて、脚半を付けて、草履履かせて、偽物のお金を持たせて、とかする。葬儀屋さんのほうでやってくれちゃう場合もありなんだそうだが、遺族がみんなで手分けして行う。そんなのやった事なかったからビックリ。
お通夜が始まる。お坊さんが来て、お経をあげて、お説教を少々。肉体と魂を分離する儀式なんだそうです。終了。お寿司をつまみ、解散。
そして、今日。葬式。
お坊さんが来てお経をあげる。お別れをして、火葬場へ。
火葬場なんて、子どものころに1度行った事がある?くらいの記憶しかない。いや〜。近代的になっていてビックリ。ここで本当に最後のお別れをする。
炉の扉が開く。私にとっては、これがキツかった。炉の表は近代的で自動ドアだったりするのだが、炉は炉である。あそこに入れちゃうのかと思ったら、理屈抜きで「あー。死んじゃってんだ。」と認識する。
お経をあげて、焼き終わるまで控え室で待つ。1時間ほど。
炉から出て来たのは白い骨。大きい骨がいっぱいあった。遺族で拾う。
残りは担当の方が解説をしつつ骨壺におさめてくれる。女性用の一番大きな壺がいっぱいになる。お義父さんが、骨が収まって行く様子をじーっと見つめている姿がとても弱々しく見えた。
式場にもどり、初七日も済ませちゃって、説教を少々。会食。お葬式は終了。
骨壺をお家の祭壇に祭る。