毎年恒例のブックフェアーに行って来た。
ある、ブースで気になる美術書があったので見せてもらったら装丁が坂川栄治だった。やたら目に入ってきたんだよね。おそるべし坂川さん。
大日本印刷が活版印刷のデモをしていた。職人さんがブースでゲラ刷りの印刷機を廻していた。美しい印刷で、ほれぼれした。活版印刷の工程の映像も流していて、人だかりがたくさん。DNPはすでに活版印刷やっていないと聞いた。確か、精興社も活版印刷やってない、と、だいぶ前に聞いた。
技術は、1度途絶えると同じように復活しないんだよね。と寂しい気持ちになる。
こちらは、途絶えた技術を復活させた本。山村浩二の「頭山」が縮緬絵本というものになってエスビービーという出版社から出た(限定200部)。和紙に印刷された和綴じの絵本なのだが、和紙が縮緬状になっているもので、なんでも丸太に巻いて7回圧縮するらしい。紙が柔らかくなってなんとも言えない良い手触り。明治あたりの技術らしいが、20年くらい前までは、縮緬加工する職人さんが居たのだが、途絶えてしまったらしい。手探り状態で復活させたらしい。
新潮社では、塩野七生「ローマ物語」完結キャンペーンをやっていた。祝完結ですね。
今回のお買い物、絵本出版社コーナーで、小熊英二「日本という国」理論社、M.センダックの「ちいさなちいさなえほんばこ」冨山房豆本4冊セットを買う。20%引きで嬉しい。
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