連休中に読んだ本。 水村美苗「私小説 from left to right」文句なしに良かった。「姉妹ってこうだよ。」「選択ってこうだよ。」と涙する。 瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、鶴見俊輔「同時代を生きて」企画としては面白いはずなのに、期待したほど面白くない。 鶴見俊輔、上野千鶴子、小熊英二「戦争が残したもの」読みかけて放置していたのを思い切って読む。知らない学者の名前もでてくるが、上野、小熊二人がストレートに疑問質問を鶴見に投げかけ、取り持ち、鶴見が答えている様子が美しい。世代の違う3人がお互いをリスペクトしている様子が伝わってくる。上野千鶴子も貫禄が出来た。小熊英二良い仕事をしている。「<民主>と<愛国>」も読まなくちゃ。
同居人が読み終わった「私小説 from left to right」水村美苗を借りる。移動の合間に読む。今の自分には説教されるより厳しい内容な感じ。銀座に行ったついでに、三信ビルの「new world service」で腹ごしらえ。ちょっと時間があったので、続きを読み始めるが、昭和が煮詰まったような店でこの小説を読み始めたら涙が出て来て、勢いをつけて本を閉じて店を出た。