第2回「西欧の限界を超えて」宗教学者、調律師、チェンバロ奏者、作曲家、ケルト芸術研究者が出ている。
で、宗教学者の中沢新一が興味深い。
彼の音に関する宗教体験、神話を交えながら、ピタゴラスが考えた音律からはじまり、ヨーロッパでの音律のあれこれ。ピアノを調律するときの平均律のことまで概要。さらには、音から国家形成のこと、さらに、これからを語る。
そうそう、こう、ある程度物事を相対化して、次を提示てくれる話しをしてくれなくちゃ。
彼が東大へ戻るとき、何故かやたらと物議をかもしていたのは記憶にあるのだが、宗教学者ということ以外に、彼が、どういう研究をしている人なのか知らないので、何やってる人なのか、すごく知りたくなってきた。
話は飛んで、先週の日曜日からち、ちびちび岡野玲子「陰陽師」を読み直していた。
ちょうど、晴明が自分の子供にピタゴラスの定理と音律のことを語っているシーンに出くわした。
「これか!」中沢新一と晴明は同じことを説明してる。
「言葉や活字で語られてきたことを岡野さん漫画でやっていたんですね。」と今更になって理解する。
中沢さん解説ありがとう。
岡野玲子オフィシャルサイト
しかし、この「21世紀における芸術の役割」ってタイトル芸がないような。
21世紀とか20世紀とかで区切っちゃうのって、ちょっとねー。ディジタルで物事変わるわけじゃないと思うのよね。