さるぢえブログ

杮落ちたのかな

写真展が終わったのでwebに載せてるプロフィールの展示リストに「bodyscape」を加えた。ちゃんと新作を出すのは4年ぶりだった。「パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない。」というくらいお菓子もらった。写真展すると貧乏になるからね、マリー・アントワネット生活スタート。

密度の濃い7日間だった。カロタイプは大きすぎず小さすぎずで、個展するにはちょうど良い箱だと思う。お客さんとの距離感が近くて話やすい。写真展巡回ルートに入れるには微妙な場所にあるので、来てくれるお客さんはココを目指してやってきてくれる、有難い事だよ。

TwitterのTLは、ずっとフォローしてるけど写真の事してると手薄になる。あっちこっちで酷い事になってる。今日は、鍼してもらって、帰りにランチしながらTLを見てたらアレッポの様子を伝えるニュースに遭遇した。涙出てきて、写真展をしていた自分の日常と酷い出来事のコントラストが高すぎて、いったいどうしたらいいんだろうか。世界の片隅で、ちびちび写真展して見た人が楽しんでくれたらいいなぁ。それが少し何かを解消するといいなぁ。なんて希望は、この酷い様子の前に、それで良いのか？と、言われているような…。

昨日、最後に見に来てくれた友人と中華屋さんで夕ご飯食べてたら、店の奥で諍いが勃発。会計のトラブルらしかったけど、ガラが悪いというほどでも無い数人の中年男性達。警察まで呼んで騒ぎを大きくしてた。ネットで見かけるほどでも無いが、説明を聞か無い感じが、ハタから見てタチの悪い嫌がらせに見えて仕方なかった（あっさり警察を呼ぶって段階で何か確信犯的な嫌な感じがした）。あからさまに差別的でもない。しかし、でも、何かが引っかかって気持ち悪かった。社会の空気が変わった事を実感した夜だった。

中休みで焼き肉

ギャラリー在廊は中休み。

カロタイプはギャラリーとしては新人君、写真展巡回コース入れるにはちょっと中途半端にもかかわらず連日お客さん来てくれて、みなさん、わざわざ来てくれるお客さんで感想言ってもらえる。ありがたさ満載。お店で接客している店員さんのように説明したり、近況報告やら思い出話をする。あっという間に1日が過ぎる。こんな充実した展示は初めて。

今日は、気分転換に外に出た。まるでTL上で見かけるサラリーマンの休日のように朝からウロウロする。私がサラリーマンだった時は、ひたすら寝倒してた気がするんだけど。

ヨドを覗き、ベルクで休憩。2,3週間前から「肉！」という気持ちを抱えてたので、ジュージューお安く一人焼肉できる長春館のランチ。確か最後にこの店に来たのは福島で原発が爆発した時で、テレビのニュースを見ながらチゲ食べてた気がする、その時は「チゲ！」だった。テレビは無くなってた。
コニミノ、ボンジュール レコードでジャケットの写真と中の音楽の関係はどんなん？って気になって幾つか視聴して遊んで、欲しいのあったけど我慢、新宿ニコン。安売りチケット屋の新幹線のチケットの値段をみる。と、新宿駅の周りを写真撮りながらウロウロ。

展示は、明日が最終日。

有楽町で250円のコーヒー

昨日、2BG展の会場に写真展のDM置かせてもらいました。渡部さんに近況やらあれこれ話し、写真展の内容について「男の裸？」と聞かれて、「そう、男の裸」って”男の裸”を二人で連呼。

入り口の8×10の写真の前で作者さんに話を聞く。あそこで捕まる人多いと思う。機材好き、大判カメラ好き、暗室好き、朽ちたの好き、モノクロ好き、どこかに引っかかるポイントある。

帰りに有楽町の交通会館にある阿蘇って喫茶店に入った。すごい好みの店だった。コーヒー250円。有楽町で250円。厨房は女性二人。この組み合わせはツボ。っていうか、仲良しなのか、そうじゃないのか絶妙なバランスで成り立ってる店。カウンターメインの店で、近所で働いてる人が休憩しに来てる。すんごい好き。で、サンドイッチとか、ちゃんと作ってて安い店。こういう、なんだろうカッコつけてない日常のお店に出会うとすごく嬉しい。
東武線の浅草駅にあった華厳もそんなんで気に入ってたのに、改装してタリーズ入って、すごいがっかりして、東武わかってないと憤慨した。

最近、本屋カフェの人に顔を覚えられて席に荷物置いてる間にカウンターの向こうから「ブレンドですか？」って、注文を聞かれるようになった。ほぼ、ブレンドしか注文してないからだろう。で、大きめのマグカップのコーヒー飲みつつ宿題したり、考えたり、本読んだり、ぼんやりしてると大体1時間半くらい過ぎてる。それ以上は、なんか集中力が途切れるみたいなので、店内を一周したり、お店を出てランチ食べに別のお店に行ったり、買い物して帰ったり。そんな感じでなんかペースができつつある。

で、今日はマンガが久しぶりに目に入った。その全部がコミックビームのマンガで「やられた。」と思いつつイソイソとレジへ。
伊図透「銃座のウルナ」が最初に目に入ったけど短編集「辺境で」。この作者さん好きだ。
森泉岳土。一瞬版画で作ってるのか？と、思ったけど違うらしい。ファンタジー系なんだけどホワホワしてなくて影ある感じが好きだな。
さすがエンターブレイン。

オレンジの物たち

昨日の買い物かごの中身。

オレンジの蓋のピーナッツバター、みかん、柿。スーパーうろうろしてる時に、なぜかピーナッツバターが頭に浮かんでカゴへ。特に好きという物では無い。今日、パンに着けて食べたけど、あまり甘くないので肩透かしくらう。
柿が食べたいのだが、熟れて柔らかくなりかかったのが好きなので、熟するまで待つ間に、みかん食べる。と、いうわけでこんなセレクトに。

昨日、この記事読んで大泣きする。［ポットの日誌番外編］雨宮まみさんのこと　文・小嶋優子。

正直になることは恐ろしい。欲望をむき出しにするなんて、怖くてできない。欲しいものを欲しいというのも、勇気がいる。…

自由になりたいと、ぐるぐるして、気が付いたらこの歳で、この先これまでと同じ時間が無いことは確かすぎるほど確かで、体力も落ちる。

写真展のDMを銀座ニコンサロンで置かせてもらいました。見つけたらお家に連れて帰ってもらえると嬉しいです。

おばさんくさい、かも…

カメラとお弁当箱型フィルムケースが入るだけの小なカバンを買った。カメラを肩から下げるべきだが、フィルム交換の時にリュックから出すの面倒とか、電車に乗る時にカメラしまうの面倒とか、全部一緒のカバンだとカバンの中ぐちゃぐちゃでアクセスにイライラするとか、小さな面倒を解消しようという魂胆。
私物持ち物はリュックに突っ込んで、なんだか、おばさんくさいような？まぁ、いいや。貴重品の無い小さいカバンはチャック閉めなくてもいいし。体の周りでカメラがゴロゴロしなし、撮りたいときにカメラすぐ取り出せて思いの外良いかも。

スーパーで豆腐の棚で品出しをしてる店員さんと、少し立ち話。
お客さんが商品を選ぶ時の一番の関心事は「賞味期限」なんだそうだ。最近、棚にある油揚が異様に賞味期限が長くて気持ち悪いという話をしたら、そんな返事。日付の違う物があると、棚をかき回すお客さんとかいるらしい。新しい物から出るので、少し前の物が余る。それがロスになるので、商品の価格に上乗せされるから、単価が上がる。なんか、そんな話。
スーパーの店員さんと話をする機会ってめったに無いから何か新鮮な体験。面白かった。

あえて迷子

今のうちに行っておかないと会期過ぎる！と、思い立ち、芸大へロバート・フランクの展示見てきた。御徒町から芸大まで行くのに、素直に行かずに、あえて迷子になってみる。芸大の敷地に初めて入る。

もっと、コンタクトシートが見られるのかと期待してたけど、そんなに無かった。
1階より2階が楽しかった。大きく印刷した写真も写真かな。どうなんだろう。写真をちゃんと見てないからなんとも言えずだが、なんか良いなと思う自分は、ロバート・フランク好きの贔屓目なのか？とか、何が琴線に引っかかるのか、ちょっと、考えてみたり。
少なくとも、カッコつけてる感じじゃないのが好きかもな。

帰りつつアメ横でウロウロ。靴やらカバンやら見る。カメラだけ入るくらいの小さなカバン見つけて買う。
アメ横のお店って、冒頭から値引きするよね。こういう商売なんとなく好きだ。

黄緑を選ぶ

やっと、リニューアルした都写美へ。杉本博司の展示最終日に駆け込み。混んでた。面白かったけど、これこそ東現美でやればいいじゃん。と、思ってみたり。
何階で何やってるのか、一目瞭然に分からないのが残念。2階のロッカーが無くなってて残念。あそこの壁の落書き？どうなったのか気になる。空調の吸気口で風が強くて面白かったのになぁ。カフェ、スノッブになってた。お値段高い。貧乏な写真家は入れないな。トイレが無駄に便利とか。

レンガの通りのお店が、何やら現代アート狙いなのか？と、少々気になった。

恵比寿駅から信号渡った所に、ブルーシールのアイス屋ができてた。もちろんアイス食べた。

新宿ニコンサロンで鹿野貴司 写真展「山梨県早川町　日本一小さな町の写真館」を見る。山奥の村の日常。なんか最近、日常写真がすごく身にしみるというか、いいなぁって思う。ついでに展示のDMを置かせてもらう。

意外な所で写真友達に遭遇「展示来てね」ってDM渡す。

試しに毛糸を見にいく。いろいろあって楽しすぎて、何も決められず、何も買えずに疲れて手芸屋を出る。

ベルクでおやつして帰宅。

 

空の底で

なんとか午前中に布団を抜け出し。肩こり頭痛のまま、なんとか朝ごはん食べ、洗濯。洗濯物干し台に出たら、思いの外暖かく、空が青くて、理想的であった。屋根の上の古いテレビのアンテナが視界の真ん中にあるので、視界が三角メッシュで分割されているが、意外に気にならず面白い風景だと思う。ついつい、ぼんやり空を眺める。飛行機雲無しで飛行機が目に入り、音もなく視界を横切るのが、静けさを強調する。後から音がやってくる。飛行機が視界から消える。次に、音も消える。しばらくすると、次がやってくる、さらに空高く飛んでいる。意外に次々とやってくる飛行機を楽しみながら、飽きもせず空を眺める。ついでに少し肩をストレッチしてみる。写真は撮らずに居た。そのまま、横になって空を眺めていたかった。少し緊張が解れたので、宿題に取り掛かる。

宿題片ずけ、夕方、フランス語の授業。
終わってから、ギャラリーへ発送作業の続き。昨日と同じようにしてるのに。。。って、少し格闘して、とりあえずギャラリーの名簿の宛名ラベルは終了。マネージャーさんと世間話しをしつつ、商売繁盛を祈願しつつ、ラベル貼り。なんか、今年はこんなふうな発送作業をチマチマしてる気がしている。おしゃべりの内容が、政治or写真の違い。

le 11 novembre

泉大吾写真展「UNDERCURRENT」へ。気になる写真が去年と同じだったので、ブレない自分が嬉しくなる。過激な方向へお誘いしてみる。

銀座に来たついでに、久しぶりに大きいアップルパイのある店に行く。前は本当に喫茶店でコーヒーも美味しい落ち着いた店だったのだが、確か、リーマンショックあたりでオーナーが変わって、今は、夜、居酒屋をしている店になってる。行くたびに店の雰囲気が少しチグハグだけどパイは継続して置いてくれてる。いわゆるケーキセットの価格としては少し高めなので、忘れた頃に食べに行く。で、いつも、どの通りにあったのか忘れて、少し迷う。

夕方から写真展のDM発送作業のためにギャラリーへ。宛名ラベル印刷のためにWordと格闘して、肩こりが重症になり頭痛。MSの人とは友達になれないと思う。

そんなこんなで、仕切り直しの初日が、こんなスタート。

お腹が膨れ無いのは承知だが

昨日、バタイユ関連のトークイベント行って、国会前のTPPの抗議に行った。クソ理屈っぽい世界から、地べたの世界を渡った。終了後、デモ友に遭遇して、構想中の楽しそうなイベントの事やら、あれこれ話をした。
あのクソ理屈っぽい世界は、地べたの世界へ何か変化をもたらすんだろうか。お腹が膨れ無いのは承知だが、どこもかしもの酷い事の連続で、そんな所に居ながら「悪い予感のかけらもないさ」と言い切るくらいの何かが、あるのかなぁ。って、ぼんやり考える。

写真で、お腹は膨れ無い、何か役にたつつもりはさらさら無い。あえて、役にたつ事を拒否している部分はある。なぜなら、何か役にたつ事のために命があるわけじゃない。だって、ただ生まれて来ただけだもの。

国、愛して無い。バイト先の会社、愛して無い。住んでる場所、愛して無い。
ただ、そこに居る人、例えば、お世話になった人、友達、なにかしら関係が作られるから、少し自分を持ち出すって事で、組織のためにじゃない。