木曜日、書評家の豊崎由美さんの話を聞きに行く。1時間しか時間無い中に断片がぎっちり詰まってた。
略歴。
批評のはじまり。外国と日本の批評の違い。
批評、書評、感想文の違い。
本の読み方。
主宰している書評講座について。
面白かった。彼女が本の説明をすると、その本がすごく面白く思える。実際面白い本だから、そのように紹介できるのだろうけれども、読みたくなるので非常にヤバイ。
今日、横浜市民ギャラリーあざみ野「アーティストのための実践講座 第一回アーティストのサバイバル術」学芸員の天野太郎さんの話。美術業界?がどんな風に変わったかというのがテーマ、ちびっと遅刻。若手というのでもないし参加するのに躊躇してたけど、行ってみる。肝心の導入部分を聞き逃す。なんとなく漠然とそうなんだろうなぁ。と、思っていた事が、思っていた以上に、そうなのね。と、思う。
とにかく美術館にお金が無い。税収が減ってるから無い。収蔵したい作品買え無い。国立は買ってても地方の美術館は全然買えて無い。予算0。でもさぁ。森友やら加計やら、なんかいろいろサービスされてる事例が。。。と、頭の隅でぼんやり。美術の人も怒ったほうが良いぞと、頭の隅でぼんやり。
現代美術って仕様書売ればそれで良いでないかい?と、思っていた。実際、仕様書とか実装の方法のマニュアルやら画像、動画を売買してた。新作の作品を展示して破棄しちゃうタイプの場合。次の展示は再現。
マニュアルをちゃんとするって、ソフトウエァの納品物みたいだなぁ。まぁ、同じ発想だよね。近年は、そういうのちゃんと作るらしい。
耐久性の無さそうな作品は、どうやって収蔵してるんだろうと密かに疑問だったが、マニュアルから再現したり作家のスタジオから技術者がやってきて再度作る。
そのほかにもいろいろ面白い話満載であった。
帰りに本屋寄る。セサル・アイラ「文学会議」「わたしの物語」を入手。実は豊崎さんオススメの本。東京堂書店には2冊ともあった。さすがである。19日に出たばかりの岩波ブックレット「共謀罪の何が問題か」高山佳奈子著は、平積みの台に怪しい空きが。店員さんがスマなさそうに売り切れてる事を教えてくれた。みんな早いなぁ。しようがないので三省堂。
しかし、衆議院の委員会で共謀罪可決された事にされ、アホかと思うが。こういう楽しい事がいつまで続けられるのか不安な気持ちの週末。