自分で自分を撮った写真、セルフポートレイト。プリントしてみた。
セルフタイマーではく、ワイヤレスのレリーズでシャッターを切るので、シャッターを切る感触があるから、セルフタイマーで撮影するのとは違う写真のような気がするんだよね。正しくおばさん化している自分の体型が客観的に見れちゃって複雑な心境な上に、自分を見ているのは自分か?誰も覗いていていないカメラの向こうには自分の視線があるのか?セルフポートレイトは鏡か?入れ子なのか?何なのか良くわからないけど、写真になってしまった自分の姿は、「あ。自分が過去に置いて来た抜け殻なんだな。」ってな事を考えていた。
うちに帰って先週のテレビでフランス語を消化してたら、レオス・カラックス監督の「ホーリー・モーターズ」という映画が紹介されていた。監督のコメントが引っかかった。テレビの字幕に出ていた訳
“相反する2つの感情を思い描いていました。「自分自身でいることの疲労」と、もうひとつは、その逆の感情で「新たな自分を作り出したい」という欲求です。”
自分の事にしか興味が無い私ですが、正直なところココんとこ自分に疲れている。というわけで、この映画見たい。見に行かねば。
先週の金曜日、カロタイプで店番しつつプリントしつつ暗室に見学にやって来たお客さんにアレコレ説明したり、してて、たまたま引伸機の説明をするハメになり、「え!私がこんな事説明して良いのだろうか」「ウソ言ってないよね。」って少しバクバクする。