バタバタしていて落ち着かない1週間だった。
同居人が体調不良でPCR検査を受けたので隔離（「いや多分COVID-19と違う、いつも不具合と思う。」）。おかげで久しぶり家事をこなして、カナリヤみたいな人なので変なも食べさせられず病人食まで作る羽目になり疲労。隔離すると言っても風呂トイレ洗面が共有の普通の家で隔離とかしても感染防ぐの無理、素人にさせるなんて無茶振り。検査するなら結果出るまでどこぞで隔離してくれと思う。PCR検査するってそういうことじゃないの。結果は陰性。そもそも陰性っていうものウィルスが検出できなかったってだけだけど。
肉より魚の方が面倒が少ないかもしれないと思い、スーパーの棚を覗くが選択肢があまり無かったので、興味がないブリを買う。大根が余ってたのでブリ大根というの初めて作る。ブリより味の染みた大根がうまいので大根のためにある料理だと思う。
無農薬で皮まで使えるジャンボレモンをポチっていたのが届いてしまい、とりあえず簡単そうなレモンカードを作ってみたら激ウマ。極楽な金曜日に逆転。美味しいものは偉大だ。美味しいものが作れると料理が嫌いだったことを忘れる。
今週は、毎日お気に入りから縁を切られる日々。
山本耀司のお気に入りの香水が瓶の底に少しになった。いつ買いに行こうか悩んでいるうちに、コロナでロックダウン。7月に入りコロナの感染者が増えてきたので、今のうちに調達しないとって青山まで買いに行ったら「廃番になりました」って、いつの間にか販売終了してた。前回、生産中止になって入手できなくなった時は冷蔵庫に入れてケチケチ使うほどお気に入りだった。新しい香水は好みのものが無かった。復活して安心してたのに、耀司さん、なんでオリジナルを廃番にしちゃったんだろう。裏切られた気持ち。ショックで泣きそう。
「文藝」「三体II」を調達するために、トボトボと東京堂書店へ。
最近シトロネット作りにハマってるのでチョコレートが気になっており、料理本のコーナにあった「チョコレートの手引き」を一緒にレジへ。
文藝は棚に一冊しか無かったからラス1だったのかもしれない。回損なうところであった。危ない危ない。
レモンピールのレシピをネットで検索して作ってみても皮が硬くて思ったような食感にならない。で、グラニュー糖の濃度を上げながら煮詰めるのに約3日かけてみた。乾燥に2日くらい。思ったより時間がかかるけど、目指したところに近いものができるようになった。自画じーさん。
作りたいレモンピールを作るには、思ったより手間と時間がかかりそうな事はわかった。
金曜日、ご近所のフレンチレストランでランチ。前菜、メイン、デザートにコーヒーで1650円。
緊急事態明けでテイクアウト営業から通常営業に移行中で、気合い入りまくりの手間のかかった皿が出てきてしみじみ味わう。テーブルも間引きされており空間に余裕がある。前は、予約でいっぱいだったけど、今は、まだそこまでお客さんが戻ってないからお店自体もゆっくりしていて、時間もゆっくり流れる。食べたものが体に染みる。満たされる。向こうのテーブルでご近所在住のテレワーク中の人が二人、一人で食べるのがつまらないと待ち合わせてランチしてた。私は、たいてい一人でご飯を食べる。外国だと緊張するけど、それをつまらないと思ったことはあまりない。とにかく、一人でしみじみ堪能して「美味しかったです。生き返りました。」「ごちそうさまでした。」とホールの店員さんに言って店を出た。料理ってすごいな。
土曜日、気がついたら6月も終わりに差し掛かっていて、会期を逃しそうな写真展があることに気づき最終日に駆け込む。久しぶりに写真見て、久しぶりに写真の話をした。フランスの写真だけが展示されていたわけじゃないのに、フランスに行きたくなる。作家さんも元気そうで安心する。
今日、日曜日。Twitter覗いたら知人の訃報。選挙期間なのになんか静かな？って気になってはいたけど。実感が湧かずに呆然とする。フィルムの中に居たはずだと、放置している撮影済みのフィルム現像をしようと思い立つ。フィルムを干すための場所は、クリーニングから戻ってきた冬の服が占拠してるが、開けるために大規模な掃除をする体力なく現像場所の風呂場の掃除と、手持ちのx-tolの袋があることを確認してお道具を洗って定着液を注文した。定着液が中外の薬品のパッケージがなくなっててILFORDブランドの名前のになってて浦島太郎。
八百屋さんにジャムにする果物を買いに行く。杏が出てた。キウィのどちらを買うか迷って、杏を1パック買う。キウィはいつでも買えそうな気がするが、杏は季節限定な感じがするので杏を1パック買う。
レモンピールを仕込む。とりあえずグラニュー糖50%で煮て冷蔵庫へ。明日グラニュー糖の濃度を上げてさらに煮詰める事にする。ついでにレモン汁を作る。
杏をジャムにする。杏だけでも意外に酸味があるけどレモン汁も添加。料理の本をペラペラ見てたらペクチンがプルプルになるにはpHは酸性になっている必要があるらしい。試しに金槌で種を割って仁を取り出してみた。杏仁豆腐色だった。数が少ないのでこれだけではどうしようもないのだけど。
バルサミコ酢を煮詰めてソースにしてみる。酢酸が揮発して鼻や目が酸っぱい。「どこまで煮詰めようか？」とぐるぐるかき混ぜている間に煮詰め過ぎて飴みたくなりやり直す。煮詰めたものに、夏みかんのマーマレードを入れてみるも酸味と苦味が主張してきて入れ過ぎたような？合ってるのか？合ってないのかよくわからなくなり、蜂蜜も添加。バニラアイスにかけるのが良さそうな味になった。スーパーで買った合鴨のスモークに付けてみる。不味く無いけどソースが主張し過ぎ？
カフェで休憩ついでに「ふれる社会学」読了。大学1年向け。大学で勉強するっことのガイドみたいな本。次は何読もうか。
イタリアンレストランのランチ、お惣菜持ち帰りを時々するのだがとても美味しい。味のグラデーションっていうか組み合わせや食感が楽しい。今日のパスタセットは、ズワイガニとトマトのアイオリソース。チキンと粒マスタードクリームソース。タコとトマトの…。の三種類、どれも美味しそいで全部食べたくなるが大食いじゃないので「ズワイガニ」を選択。めっさ美味しかった。いつも表で売り子さんしている方に「美味しい楽しい」と感想を言ったらシェフご本人だった。お店初めて10年とのこと。
お店にも行ってみたいのだが、家からはちょっと離れているのでテイクアウト期間が終了したら気合い入れて行ってみたい。
だいぶ前に箱買いしたパッションフルーツはジャムにするために熟した順に冷蔵庫に入れて全部が熟するのを待っていた。熟すのが遅すぎなのは見切りをつけてジャムにしてみた。ジャムというよりはパッションフルーツのソースって感じだけど、ボウルに入れて冷ましながら良い匂いがして美味しそうだった。南の果物は個性が強くて楽しいな。
マンゴーも熟するのを待っているのだが、良い匂いがしてきたのでジャムにした。
韓国のバラエティ番組「냉장고 를 붙탁해」（冷蔵庫をよろしく）に登場する中華料理のシェフが簡単で美味しい甘酢の割合を言ってたのでやってみた。ここんとこ砂糖の摂取量が増えているので甘いのは遠慮したいところだったが、炒め物の味って大体同じになってしまうから変化が欲しくてやってみた。本当に簡単美味しかった。
この番組、5年くらい前の番組で、料理番組としては面白いけどシェフは男性ばかりだし司会も男性で男社会。で、家族と同居している人の冷蔵庫の主は妻だったり、作り置きのおかずは母の手作りだったりで、ジェンダーフリーからは遠いところなのが残念っちゃ残念。でも、日本の「料理の鉄人」も登場するシェフは男性ばかりだったなぁ。
バルサミコ酢を煮詰めてソースにしようと思って、スーパーで並んでいるもののうちから煮詰めるのに向いてるのを調達。楽しみ楽しみ。
かっこいいレモンピールを作ろうとしているのだが、砂糖の割合を1:1にした時にレモンの皮が皮が硬くなってしまう。煮詰めている間に、レモンの皮に砂糖が浸透せずに脱水されてしまうのでは？煮詰め過ぎ？と、砂糖を段階的に加えるか、一気に煮詰めないで冷まして置いておく必要がありそうな？ってわけで、手順を増やすことを考え中。
英語もできないのにフランス語に手を出したが、さらにハングルに手を出してみる。文盲なのでカナダラ覚えるところからだが…覚えるの超苦手。
今週、写真展を4つばかり見る。
バイト終わってからネット見てたら、知人が参加しているグループ展が最終日で、「やべっ！」と、出かける。デジタルの色ってあるんだなぁ。とか、テカテカの写真達を見て思う。
ついでに銀座ニコン。ついでに資生堂ギャラリーとPOLA。
カフェで本読んで、そろそろ出るかぁってFB見たら友人が見た写真展をポストしており、チャリで飛ばせば見に行ける時間だった。蒼穹舎、ニエプス。写真って何でもいいんだなとか漠然と思う。肯定的な意味だけど。
最近、韓国ブーム。
パク・ミュンギュ「ピンポン」読了。前に読んだ「亡き王女のためのパヴァーヌ」と同じ作者ってのは何日か前まで気がつかず。「ピンポン」は10年くらい前の作品。ちょっと前だね。
最近、本を読むのはカフェと決まっている。家だと暑いし。読書に丁度良いソファーとか椅子とか無いしね。読み始めると没頭するので、時々、息継ぎをするように窓の外を見る。朝のバイト終わってからスーパーの1Fのパン屋のカフェコーナっていう場末感ありありの場所で没頭して読んでて、涙がまんできずに鼻ズルしながら読む。ちょっと恥ずかしいが、誰も他人の事は気にしないハズなので、その無関心に紛れて読みふける。前の「亡き王女…」もそうだったけど戻って読み返したくなる。
本読みに丁度良いのは、コーヒーの美味しい静かなカフェだが、金、土、日しかやってないご近所のカフェが、ピッタシとそれで、その3日間のうちのどこかで行くようにしてる。お客さん居なくて無くなると困るので、通って応援。繁盛してくれないとお店無くなるけど静かなの希望って、この辺が難しい。静かなカフェは図書館より静か。実は、図書館って集中できないので貴重なカフェ。
料理教室に行く。カナダラ表をネットで検索してて見つけた。
豆腐チゲ作る。家庭科の料理実習の大人版な感じ。火の使い方が豪快っていうか躊躇無い。唐辛子の赤いペーストを焦がさないようにするのがポイント。豆腐は手で崩す。唐辛子の赤い色が付いているから辛いとは限らない。普通に鍋で作ってから、器に入れてから火にかけて煮る、鍋で作っただけより味がなじむような気がする。
スーパーの割引券をもらったので、帰りにコリアンタウンのスーパーで調味料とかを調達。味噌を販売してたマネキンのお姉さんが、私の籠の中にあった商品を見て、こっちの方が安いと別の（自社の？）を勧める。「値段は約3倍違うけど味が3倍美味しいわけじゃないから。」日本のスーパーだったらこういう営業しないかもな。面白かった。
韓国のドラマ見てて、ふと単純に「ところで、秀吉ってさぁ、なんで朝鮮出兵したんだっけ？」歴史の授業ででてくるけどさぁ。国内でやり繰りでき無くなった何かあったっけ？出兵したって事しか知らんぞ。陶工をつれてきたってのは、「ひょうげもの」だったかで、読んだかな。
雨、土砂降りで、カフェで雨宿り。
flickrにあげた写真を見ると、カフェに行って本読んでって写真しか無いような…。
実家から送られてきた野菜が食べきれず。キュウリがやばい事になりそうな予感満載でピクルスにする。ピクルスの酢の作り方をノートにメモしたはずだが、「はて？どこへ？」というわけでノートを検索する。ノートはなんでもメモなので、「やっぱり分野ごとに分けるのが正しいかもしれず」、とは思うが、分けるとカバンが小学生のランドセルの中身みたいになりそうなので却下。ブルーベリーも食べきれない予感ありありで、ジャム的なものにする。
爆発してた髪切りに行く。さっぱりした。帰りに早稲田松竹で「トレインスポッティング」見ようかと思ったが時間が微妙で改める事にする。
家の近所には、いくつのカフェというトラップが仕掛けられているのか？
八百屋でバナナと桃を調達し、いつも通らない道に入ったらカフェ発見。地味な住宅街なのに。帰ったらコーヒー入れようって思ってたけど、「え゛、入らないわけにいかない。」と、トラップにはまる。エスプレッソマシーンで入れてくれるお店。パウンドケーキなど焼き菓子が充実でそちらも気になったが、それは次回に持ち越す。アメリカーノ大きなマグで300円、お得。お客さん、みんな冷たいもの飲んで涼んでた。大きなソファに、大きなお腹の妊婦さんがカエルみたいなスタイルで和んでおり、なるほどと思う。
冒頭を読んだまま積読してあった、ブレイディみかこ著「ヨーロッパ・コーリング」。移動中にチビチビ読む。「日本が酷いって事は、よその国でも同じような事があるはず」って思ってたけど、どうも、それは外れていないらしい。残念だが。
今日のトラップは、スペイン料理屋。商店街でもない幹線道路際、場所としては地味な所にスペイン料理屋ができてた。散歩に出たが、二度寝の後トースト食べたっきりでお腹すいたので入ってみる。おいしそうなものいろいろあるけど、一人でがっつり食べる自信ないので、キッシュ、生ハム入りのコロッケ、チーズ、パン。小皿でちびちび出てくるので助かる〜。目の前でパエリアが作られる様子やら、デーザートを仕込んでる様子を眺めつつ、美味しそうだったけど、お腹いっぱいで。チョコムース、エスプレッソでごちそうさま〜。パエリアは次回に持ち越す事にする。
隣町には印刷関係の工場がたくさんある。建物の壁に貼ってある政党のポスター。共産党と公明党がせめぎあっているのだよ。意外に自民党見ない。時々、都民F。民進もあまり見ない。印刷業界ってのは、どちらかの系列で仕事が流れてくる事が多いのかな。
永山薫著「エロマンガ・スタディーズ − 「快楽装置」としての漫画入門」が面白いっていうか、オタク恐るべしな情報量。メジャーで知ってる作家も知らない作家も満載。エロが嫌いな人は読まないかもしれないけどマンガ史として面白いと思う。
先週の土曜日に餃子を食べながら慣れないぶっちゃけ話をしたので、気持ちが落ち込むというか落ち着かない。胃が痛くなる。写真はぶっちゃけても生の自分をぶっちゃけるのは要注意だな。
ジョブズのスピーチを聞きながら「今日が最後の日だったら…」とか考える。
そんなわけで、最近のなんちゃって鼻歌はCyndi Lauper "True Colors".
... So don't be afraid to let them show you true colors...
17日、プリント三昧。
18日、共栄堂に友人達とカレーと焼きりんごを食べに行く。最近、カリカリしたりグッタリしたり落ち着かない気持ちが続くのだけれど、美味しいもの食べて久しぶりに心が落ち着く。ゆったりした気持ちになる。お茶も楽しかった。
夕方から美味しいシャンパンを、ちゃっかりご馳走になる。
19日、プリント三昧。ワークプリントでRCの8×10の箱が3箱空になったのに終わらないし、ネガ上でフランスを旅したまま帰国できない。だいたい4回暗室に入ると印画紙の箱が空になる感じだ。この日は良さげなカットがあったので心穏やか。
来週から銀座ニコンサロンで個展をする阿部さんが、キャプションの書き直しをしていた。白岡さんに突っ込まれつつ居残りの小学生みたいに書いていたけど、展示作品とキャプションの誤差が徐々に少なくなって行く。私は途中で帰宅。書き直しの過程を最後まで見届けられず残念。
20日、去年の写真展のDMに使った写真を撮ったビルの解体工事が始まっているのを、火曜日、共栄堂からの帰りに発見したので、お天気の様子を見て撮影に出かける。
中には入れないのでネットを被った外観だけ撮影する。撮らなくちゃって思うと、大抵露出オーバーのヘタレカットを量産するんだよなぁ。晴れたり曇ったりしてるし。フィルム現像が怖い。
写真撮っていたら通りがかりのおばあさんに声をかけられる。
「このビルは子どものころからあってね。今は変な落書きやドアつけちゃってるけど、普通の人が住んで、普通の事務所が入っていたの。もう、このビルの事は誰にも聞けなくなっちゃって。。。」