さるぢえブログ

やればできる子

寝癖の治らない髪のような状態のプリント。3回ほどプレスしたけど、真っすぐになりきらないので水没させる。完全に乾き切る前にプレスしたら、「やればできる子」のように真っすぐになった。 これで安心。

都写美でジャンルー・シーフ見て来た。2年くらい前の自分なら凄く楽しかったかもしれないなぁ。シーフの頃のファッション写真って様式美みたいなのが、ある気がするんだよね。で、それが今じゃ見慣れちゃった感があるから、ファッション写真じゃない作品だけを展示したらどいう写真展になったのか、そっちが気になってしまうんだよね。作家としてのシーフってどうなのかなと。

古屋誠一の展示が昨日からやっているのだが、今日は古屋誠一の気分じゃなかったので、ベンチでおにぎり食べて、のんびりしてから戻る。

『「悪」と戦う』と「さようなら、ギャングたち」

高橋源一郎の『「悪」と戦う』を読んでしまった。装丁が坂川事務所。カッコいいのはそのためか。ゆっくりちびちび読むつもりが一気に読んでしまった。もったいない。
で、「さようなら、ギャングたち」を本棚から引っ張り出して、読み返そうと数ページ読みかけた。文体が同じ、っていうか空気感が同じで、29年前バブルよりも前に書かれた作品が色褪せていない。嬉しくなる。写真に例えるなら、白岡さんや尾仲さんの写真が、初期の作品も新作もトーンが変わらないって事に近い。

高橋源一郎と同じ時代に生きていて良かった。

今日も風が冷たい

新宿へ買い物。
途中ミニベロの専門店の前を通りかかり、覗いてみる。ちゃっかり試乗もさせてもらう。デザインもいろいろある。YS-11ってアシスト付きな自転車もあった。YS-11って飛行機のエンジニアだった人が設計した自転車。

トーテンポールで福山さんの写真展を見る。

ヨドでフィルムを買ったり、プリンターのカートリッジを買ったり。

『「悪」と戦う』を入手。

「マイマイ新子」見て帰る。

高橋源一郎の「メイキングオブ『「悪」と戦う』」のつぶやきが最終回。しばらくしたら別のテーマで再開するらしい。楽しみだなぁ。

3時間 / 1昼寝

私は、昼寝が大好きだ。
ちゃんと夜寝る時は寝付き悪いし、寝た気がしないし、起きられない。しかし昼寝は良く寝られるし、あっという間に寝る。正確に3時間で目が覚める。この正確さには呆れる。呆れるほど正確だ。ルーズで夜昼大逆転な生活をしている私だが、この点においてのみバイオリズムが正確だと実感する。生き物ってえらい。 しかし、昼寝がまんしても何しても夜ちゃんと寝られないんだけど、なんとなかならないかな。

ミヅマアートギャラリーに会田誠の展示見に行く。自転車で行ける所に現代アートのギャラリーがあるっていいな。「絵バカ」だった事は確かだ。

日仏でフランス語の本を買ってみる。カフェでお茶。帰りにコーヒー豆を買って、八百屋さんに行ったら、小林紀晴さんが撮影したオーナーの写真が壁に！

箇条書きで

カロタイプでプリントをプレスしまくる。

ギャラリーのトークショー行った。

英語レジュメワークショップ行った。

古本屋に行った。

写真展のオープニングに潜入。

相変わらず寝付き悪し。B&Hに印画紙が入荷せず。

つきつめて考えれば判らない

最近、レジュメやらキャプションやら書く事を考えているので、脳みそがいつも何かを考えているっぽくて、寝付きが最悪で、寝ても3時間くらいで起きてしまいます。中途半端な時間に起きちゃうので、頑張って寝ると、とんでもない時間まで寝てしまいます。何ヶ月も鍼灸してないから、体が歪みまくっているのも原因ですけど。困った事です。

私は、「他人の事は、判らない。」と思っている。「正しい」といわれる事は、何かを排除しているんじゃないかと疑ってみたりする。「わかりやすい」事は、何か端折って、肝心な事を落としているんじゃないかと疑ってみる事も度々。

とか、色々、考え中。頭が重い。

「ゲド戦記」=「左ききの卒業式祝辞」

夕方からカロタイプで、波打っているプリントをなんとか真っすぐにしようと格闘する。

アーシュラ・K・ル＝グウィンが「ゲド戦記」の作者で、「左ききの卒業式祝辞」と同じ人だと言う事を、高橋源一郎のつぶやきで知る。http://www.ursulakleguin.com/LeftHandMillsCollege.htmlで原文が読める。が、「世界の果てでダンス」白水社に集録されているらしい。

「マリー・キュリーの挑戦」は、マリーの伝記には書かれなかったエピソードやら、彼女を中心に時代背景やらジェンダーを解説したり、彼女と関わりのあった人々の事を語っている。
そして、あとがきの謝辞の一番最後に

『また、アンネ・フランクやローラ・インガルスをはじめとする、少女時代の「心の友」も、私を激励してくれました。彼女たちが「いい本ね」と言ってくれるものになっていれば幸いです。』

と、あるのが印象的というか、ここで”じ〜ん”とする。著者は、この本を若い人に読んで欲しいんだな。しかし、読む前から少し違和感があったのだが、帯のコピー「自然科学を女子の手に！」これが適当なのかどうか…。別のコピー無かったのかな〜。

やりたいこと

チャンスをくれた方々に申し訳なかったなぁ。と、ずーっとひっかかっている事。

数年前に個展をやるチャンスがあったのだが、結局ポシャった事がある。
撮影場所にとらわれないで、写真をまとめようとしたのだが上手くできなかった。
「場所」で括られたシリーズにすれば纏められたのかもしれない。しかし、私は「場所」を説明したいわけでは無かった。ちょこっと撮影した場所で良く知りもしないのに、その括りで纏めたものはステレオタイプな作品でダメだと感覚的に思ったのだ。

と、レジュメの宿題がこなせないので思い出した。

今日もカレーを食べる。うまうまであった。

四谷→日比谷→銀座（歌舞伎座前、ニコンサロン）→神保町。 都心の地理が少し体に馴染んで来た。
どこかでのんびり本でも読みたいと思い自転車で出かける。結局、ちょうど良い場所を思いつかずウロウロして帰宅。欲しい本もあったのだが、この前買ったばかりだから本屋に寄るのは止める。

録画したままのハーバードの政治哲学の「白熱教室」を見る。やっと第3回目。リバタリアリズムがテーマ。「自分を所有しているのは自分である。」がこの主義の根拠。
しかし、自分には教育が足りないというか学問足りないというか脳みそがスカスカ。こういう授業を受けていたら、あれこれ考えるための基礎体力が付いただろうと思う。
鶴見俊輔は戦前にこの大学に居たわけだが、こういう空気を吸って生活していたんだろうと想像した。すげ〜。本人は「日本で小学校しか出てない不良」とか言ってるけど、この学校でやって行けたって凄いぞ。

私は、物事を客観的に説明できない。やっぱり、それは学習しないとできない事だよ。考えたって言葉が無いのだもの考えようがないよ。言葉無しで思考はできないでしょう？

憲法記念日だった

3日くらい前から高橋源一郎がついったーで『「悪」と戦う』のメイキングとして毎晩0時くらいからつぶやいている。息子が病気で入院した事など、内容シリアスなので毎晩ドキドキ緊張する。
前から、好きな作家の一人だったのだが、すごく好きな作家の一人になる。

英語のレジュメ宿題が泥沼化してきた。